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中学の頃からの少佐ファンです。
と聞いて、草薙素子?とかおっしゃってるそこのアナタ! 若いな。 若すぎるぜ。 青池保子著の「エロイカより愛をこめて」をご存じですか? 連載を開始して27年、途中中断していた時期もありましたが、 長く続く「スパイ」物、「アクション」物、「コメディ」物の傑作です。 その名作「エロイカ~」の作者、尊敬してやまない青池保子氏が エッセイとして書いた本がこの『「エロイカより愛をこめて」の創りかた』です。 (マガジンハウス出版) クラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ少佐が あこがれのオジお兄様であった10代の頃。 今では多分少佐の年齢に追いつき、あのころとは違った視線で エーベルバッハ少佐を見つめられるようになりました。 う~~ん、やっぱり大好き(///∇//)テレテレ。 伯爵を毛虫のように嫌いながらもイザとなると助けたり面倒を見たりしてしまう 人の良さが、30代の私には堪えられません。 さて、エッセイですが、少佐や伯爵の裏話や作品を創るときの手順など、 漫画家が暴露する項目として、特に目新しいことはありませんでしたが、 お題が何しろ少佐ですので、とにかく面白く読みました。 少佐の五分刈り姿とか執事の昔話に恥じらう少佐とか ロレンス畑を埋めるように命令する少佐とか ファンにしか分からないお楽しみネタが満載。 昔よりかなり足が短くなったよなあと思っていたけど、 短足少佐にも訳があるのだよ、とか、 作者サイドからのお話はファンには堪えられません。 青池保子作品の魅力は細密な書き込みのリアルな絵ですが、 それを裏付けるものすごい量の取材や資料集めをしていることにも 改めて感激しました。 最新刊31巻も今日購入してきましたし、 しばらくはまた楽しい読書タイムが味わえそうです。 しかし、「アルカサルー王城ー」はいつ完結してくれるのかなあ。 なんだか青池保子氏、55歳にして漫画家生活のまとめに入ってる気がして ちょっと淋しい…。(´Д`) =3 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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