2007/04/19(木)13:56
関ノ尾の滝周辺
これといってネタも無いので、この前の続きです。
自然美というか自然が創り出す情景の美しさは、そのとき自分の目で見た印象が
一番綺麗なわけで、それを写真にすると現場で見た印象が薄れることがよくあります。
やっぱりそれは現場の雰囲気や、臭いとか音が写真では表現するのが難しいからで、
例えば、綾のつり橋から谷底を覗き込むと足がすくむくらい怖いのに、
写真だとそんなに怖くない。
釣りしてて入れ食いの状況は楽しくてたまらないのに、
写真だとそれほど楽しそうでもない。
ゲームカウント7-8の15-40でマッチポイントをむかえられ、
絶体絶命のしろこくんを撮っても、その緊張感はなかなか伝わりにくい。
さらに、唾が飛ぶくらいよくしゃべるしろこくんを撮っても
そのやかましさは伝わらない。
額に汗をにじませながら眼鏡が曇るくらい熱いラーメンを食べてるよねきんを撮っても、
ただの食いしん坊にしか見えない。
このように、状況を説明する注釈でもなければ、
当の本人しか分からないことですね。
私がいつも載せてる写真は何とかその雰囲気だけでも伝えたいと思うのですが、
なかなか難しいものです。
毎回撮ってきた写真をトリミングしたり、色相を変えてみたりと
編集しまくってますが、それでも現場で見た印象とは違って見えます。
撮り方のうまい人の写真は、編集もせずに現場の様子がうまく伝わってきます。
私もそのような写真が撮りたいものです。