『もう一度好きと言うから』

遠く遠くのびる真っ直ぐな道で
君は僕に「ゴメンね」とさよならを告げた
半分あきらめてた恋だったけど
なぜだろう今でもあきらめきれなくて

恋なんて真面目すぎるのもダメなのかなって
時々思ったりもするけど
その疑問も答えも全て君のことだったのかもね
もう会わないと決めたつもりだった長く寒い１２月

それから数ヶ月の月日が流れ
僕は偶然なのか君を見つけた
ありふれた毎日を当たり前のように
君の記憶削りながら歩いてきたんだ

だけど君と会って気付いたことがある
本当は君のこと何も忘れられてなんかなかったよ
まだどこかで君を好きだったんだね
お互いに許しあえたあの日より仲良くなれた雨続く６月

もうすぐ君の誕生日だね
でもプレゼントは何も贈れないよ
君は「どうして？」ってふくれた顔見せるかもしれないけど
それは君を困らせないためなんだよ

今はただ君よ幸せであれ

少し落ち着いたら僕はもう一度君に
「好きだったんだ」って打ち明けるつもりだよ
だけど今度はその時はおもいっきり僕のことフッてくれないか
涙はたぶん流すと思うけど
君は気にせずに僕に背を向けて歩いて行っていいよ

これでよかったんだっていつか笑って思い出に出来るように
いつか優しい思い出に出来るように