2007/11/30(金)22:21
憂う介護現場・・・(;_;)
今週の頭に、また一人「辞めたい」との申し出があり・・・
1月で、辞めることになりそうな気配。。。
彼女は去年の夏に入職し、1年4ヶ月余り働いてきた常勤職員。
つい先日まで私の嫌いな“人事考課”と格闘してたんだけど、この半年での成長ぶりを評価したばかりだった・・・
10月で二人辞めて、そのうちの一人はケアマネで、ケアマネは充足できたけど、
介護職員の補充が出来ないままに、もう一人離脱・・・
大切な仲間がまた職場を去っていく・・・
・・・一体この6年余りに何人見送ってきただろう・・・
今日も同業者の集まりがあったんだけど、出るのは「人手不足」「求人難」、そんな話ばかり。。。
コムスン問題が社会問題となり、介護現場の大変さをクローズアップされたのはいいが、、、
それがかえってあだとなり、介護という仕事が
きつい、汚い、給料安い、サービス残業が多い
というマイナスのイメージを植え付けてしまい、、、いくら求人募集しても応募がないという状態が続くことに・・・
人が居ない
↓
仕事がきつい
↓
人が辞める
↓
ケアの質が低下する
↓
モチベーションが下がる
↓
介護という仕事に自信も誇りも持てなくなる
↓
辞めたくなる
こんな悪循環から脱却出来ない現状・・・
介護報酬は・・・恐らく上がるのだろう・・・
でも、その為の(財源を確保する為)介護保険料の上昇を国民は納得するんだろうか
去年改定があったばかりだし、上がるにしても「来月から上げま~す!」なんて、
ガソリンの上昇みたいに、そう簡単にはいかない。。。
団塊の世代と言われる人達が、高齢者の仲間入りをした時に、一体介護現場はどうなってるんだろう・・・
かつて、看護師さん達が今の地位を築く為に、全国規模の運動をしてきたことを
幼心にも覚えている。。。
我々介護に携わる者達もかつての彼女達のように、団結をして訴えていけばいいんだろうけど、、、
そのように組織だって動くことを経営者側は良しとしない。
むしろ、そういう動きや芽が確認されれば、一網打尽とばかりに排除する。
だから、介護現場には殆ど「組合」というものは存在しない・・・
こんな状態が一体いつまで続くんだろう。。。
国を動かしている人達がもっともっともっと・・・真剣に考えてくれなきゃ、、、
いくら良い環境にしたい(利用者にとっても、職員にとっても)と思っても。。。
何も変わらない・・・