べるのよもやま話

2007/11/30(金)22:21

憂う介護現場・・・(;_;)

仕事の話(64)

今週の頭に、また一人「辞めたい」との申し出があり・・・ 1月で、辞めることになりそうな気配。。。 彼女は去年の夏に入職し、1年4ヶ月余り働いてきた常勤職員。 つい先日まで私の嫌いな“人事考課”と格闘してたんだけど、この半年での成長ぶりを評価したばかりだった・・・ 10月で二人辞めて、そのうちの一人はケアマネで、ケアマネは充足できたけど、 介護職員の補充が出来ないままに、もう一人離脱・・・ 大切な仲間がまた職場を去っていく・・・ ・・・一体この6年余りに何人見送ってきただろう・・・ 今日も同業者の集まりがあったんだけど、出るのは「人手不足」「求人難」、そんな話ばかり。。。 コムスン問題が社会問題となり、介護現場の大変さをクローズアップされたのはいいが、、、 それがかえってあだとなり、介護という仕事が きつい、汚い、給料安い、サービス残業が多い というマイナスのイメージを植え付けてしまい、、、いくら求人募集しても応募がないという状態が続くことに・・・ 人が居ない ↓ 仕事がきつい ↓ 人が辞める ↓ ケアの質が低下する ↓ モチベーションが下がる ↓ 介護という仕事に自信も誇りも持てなくなる ↓ 辞めたくなる こんな悪循環から脱却出来ない現状・・・ 介護報酬は・・・恐らく上がるのだろう・・・ でも、その為の(財源を確保する為)介護保険料の上昇を国民は納得するんだろうか 去年改定があったばかりだし、上がるにしても「来月から上げま~す!」なんて、 ガソリンの上昇みたいに、そう簡単にはいかない。。。 団塊の世代と言われる人達が、高齢者の仲間入りをした時に、一体介護現場はどうなってるんだろう・・・ かつて、看護師さん達が今の地位を築く為に、全国規模の運動をしてきたことを 幼心にも覚えている。。。 我々介護に携わる者達もかつての彼女達のように、団結をして訴えていけばいいんだろうけど、、、 そのように組織だって動くことを経営者側は良しとしない。 むしろ、そういう動きや芽が確認されれば、一網打尽とばかりに排除する。 だから、介護現場には殆ど「組合」というものは存在しない・・・ こんな状態が一体いつまで続くんだろう。。。 国を動かしている人達がもっともっともっと・・・真剣に考えてくれなきゃ、、、 いくら良い環境にしたい(利用者にとっても、職員にとっても)と思っても。。。 何も変わらない・・・

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