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• オーニソプターと言う単語

  　実はだいぶ前に買った、島田荘司の『ネジ式ザゼツキー』をまだ読み終わってない。今日やっと最初の4分の1ぐらい読んだ。「オーニソプター」と言う単語が出てきて驚いた。分かる人にしか分かってもらえないだろうが、カードゲーム「マジック：ザ・ギャザリング」のカード、「羽ばたき飛行機械（英語名："ornithopter"）」を思い出したからだ。僕は、この"ornithopter"と言う単語は「マジック：ザ・ギャザリング」のデザイナーが考えたオリジナルな言葉だと思っていたのだ。　だって、「羽ばたき飛行機械」なんて、そんな物は実用化もされていないだろうし、満足に動く試作機が完成していると言う話も聞かない（僕が知らないだけかもしれないが）、架空の存在と言ってもいいものなのに、それが"ornithopter"と言う、ひとつの単語として成立しているわけがないと思ったのだ。　しかし、「マジック：ザ・ギャザリング」と何の関係も無い本にこの単語が出てきた以上、これは通常の辞書に載っている、普通の単語と言う事になる。試しに「goo」の英和辞書で検索してみた。しかし該当なし。一瞬「あれ？」と思ったが、「goo」の英和辞書の語彙が少ないせいだろうと思い直し、違うページで検索してみた。そのページとは、「Merriam-Webster OnLine」だ。アドレスはhttp://www.m-w.com/home.htm だ。　ここは日本語のページではなく英語のページだが、相当に本格的な英単語の辞書が利用できる。もちろん、英単語を引いて、参照できるのは英語の説明文なのだが。だから僕なんかだと、使っていても説明文の意味が分からなくて、さらに辞書を引かないといけなかったりしてまだるっこしい事もあるが、しかし手元にある英和辞書にも、gooなどの英和辞書にも出てない単語が出てきた時、僕にとって頼るのはここしかないのだ。　とにかくここで"ornithopter"を引いてみた。果たしてちゃんと説明文が出てきた。": an aircraft designed to derive its chief support and propulsion from flapping wings "　正直言って、一見しただけでは意味が分からないのだが、まあ、きっと、こう言う意味だろう。「はばたく翼によって浮力と推力を得るようにデザインされている飛行機」　間違っていても責任は取らないが。　ともあれ、造語だと思っていた"ornithopter"がメジャーではないとは言え辞書にも載っている単語だと知って、僕は何か得したような気分になったのだった。　ああ、今まで書いていなかったが、もちろん「ネジ式ザゼツキー」に出てくる「オーニソプター」も、はばたく事で空を飛ぶ機械（乗り物）であるようだ。余談「マジック：ザ・ギャザリング」には、「羽ばたき飛行機械」と似たような名前、性能のカードがあったような気がした…「ロテロソプター」と言うような名前だっただろうか？これが辞書に載っている単語かどうか、ちょっと気になっているのだが、なにぶん正確なスペルが思い出せず、確かめられなくてうずうずしている。-----　ところで、食玩・コレクションフィギュアのページを１ページ作成しました。http://plaza.rakuten.co.jp/belmnosyumi/002004

  2003年12月08日

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• 「イラク派遣の陸自、対戦車弾を携行」のニュースを聞いて

  今日のニュースから。「イラク派遣の陸自、対戦車弾を携行」　詳細は次のページで（2003年12月8日現在）http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=641474 　読んで字の通り、イラクに派遣される陸上自衛隊に、個人携帯用の対戦車兵器を携帯させる方針が決まったと言う話。今まで自衛隊は敵兵を殺害した事が一度も無いそうだが、今度ばかりはその伝統が破られるのかもしれない。それを思うと複雑な気持ちになる。日本人は平和を愛する民族であると世界にアピールするためにも自衛隊は人を殺さない組織であって欲しいような気がするのだ。　しかし、ニュースの記事の次のくだりを呼んだときは、「それで良いのか？」と突っ込まざるを得なかった。-----このため、陸自は、自爆テロに対する部隊行動基準を作成。〈１〉現地語などで制止を呼びかけ〈２〉武器を使う可能性を明示〈３〉武器を構えて威嚇、上空に向けて警告射撃――などの段階を経て、それでも制止しない場合は、武器を使って相手に危害を加える手順を定めた。-----　って、そんな悠長な！　向こうは自爆テロやってくると言うのに！　命を捨てて攻撃してくる相手に対して、〈１〉現地語などで制止を呼びかけ〈２〉武器を使う可能性を明示〈３〉武器を構えて威嚇、上空に向けて警告射撃――などの段階を経て、　そんな事してる間に車で突っ込まれて、自爆されるに決まってるんじゃないだろうか？　自衛隊が人を殺す事が無ければいいと思いつつも、これにはどうも賛成できない。自衛隊員の命を守るためには、もっと迅速な手順が必要になるのではないだろうか。　毎日のように自爆テロが行われる危険な地域で、こんな規則を守らされる、自衛隊員にだけはなりたくないと思ってしまう。　現役の――特に、イラクに派遣される予定の――自衛隊員はどう思っているんだろうか？　そんな事を思ってしまった。

  2003年12月07日

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• 「URU」の体験版を遊んで

  　僕が好きなゲームのシリーズに、「MYST（ミスト）」のシリーズがある。複雑なゲームシステムなど何も無い、シンプルなアドベンチャーゲームだ。このシリーズは登場人物もとても少なく、プレイヤーが相手にするのはただ「世界」だ。時に美しく、時に奇妙な風景の中に存在する、様々な物体。それは人工物だったり植物だったりいろいろだが、その中には何らかの機能、意味を持った物が存在する。それらを連携されていく事で、謎は解かれ、今まで見る事が出来なかった所に行く事が出来るようになり、プレイヤーは新たな世界に足を踏み入れる。その繰り返しで進むゲームだ。　人によって好き嫌いがはっきり分かれるゲームなので、全ての人に勧めるわけには行かないが、じっくり謎を解くのが好きな人にはお勧めである。謎解きの難易度はなかなか高めだと思う。僕は第一作「MYST」、第二作「RIVEN」までは何とか自力で解いたのだが、第三作目の「EXILE」はどうしても謎が解けず、インターネット上の攻略サイトのお世話になった。　さて、第一作のリメイクである「realMYST」を除くと4作目と言うことになる「URU:Ages beyond MYST」が欧米ではもう発売になっている。無料でダウンロードできる体験版があったので早速遊んでみた。　ゲーム開始。最初にする事はプレイヤーキャラクタの外見の作成。性別、肌の色、髪型、体型、大まかな年齢、顔のパーツの微妙なサイズの変更などができ、なかなか凝っている。今作はオンライン対応で、一つの世界の中に複数のプレイヤーキャラクターが動き回る事ができると言う事なのでプレイヤーキャラクターの区別のためにそういう事が必要になるわけだ。（体験版ではオンラインでは遊べないが）顔を少しずつ変更していって自分の顔に近づけるのは楽しい。かなりいろいろな設定ができるのだが、欲を言えばさらにもっといろいろな調節ができて欲しかった。眉毛の太さ、濃さなど。　服装にももっとバリエーションが欲しい気がしたが、これはたぶん体験版だから限られているのだと思われる。製品版ではもっと多くの服装から選べるのだろう。　ゲーム本編開始。「realMYST」以外では初めてのリアルタイム描画3Dグラフィックのゲーム画面。臨場感は確かにアップしている。ゲームの発売前に公開されたスクリーンショット（ゲーム画面）を見て、プレイヤーキャラクターが見えるのは「MYST」シリーズらしくなくて好感が持てないと言う様な事を言った人がいたが、キー操作一つでプレイヤーキャラクター視点に切り替える事ができるのを知って安心した。何かアクションを起こす時、例えば壁にあるボタンを押す時、はしごを降りる時などは視点が切り替わってプレイヤーキャラクターの姿が見えるようになるが、これはその方が何が起きているか良く分かるからだろう。僕的には問題ないと感じた。　操作方法がやや複雑になっていて、「走る」「ジャンプする」「横歩き」などの動作が可能になった。これにともない若干のアクション性が導入されている。裂け目をジャンプで飛び越える、と言うようなアクションをする場面があるのだ。しかし、ごく簡単だし、このゲームでは高い所から落ちてダメージを受ける、あるいは死ぬと言うようなことは無いので、問題ないだろう。失敗しても何度でもやり直せるのだ。　操作に慣れると、後はこれまでのシリーズと感覚的に違いはない。素直にゲームに熱中できる。これまでの3作が好きだった人は（日本語版が出たら）即買って後悔する事はないだろう。　…そう、この体験版は英語版で、登場人物のセリフは英語の音声のみで、字幕すら出ないのには閉口した。しかしこのシリーズでは大体そうだが、登場人物のセリフは聞かなくても問題ないことが多く、事実セリフは何を言っているのか全く理解できなかったのだが、体験版の範囲は問題なくクリアする事ができた。　プレイ時間は一時間ぐらいだっただろうか。ちょっと短いんじゃないか？と感じた。謎はあとから整理して考えてみると一つしかなかった。（あとから整理して考えるからそう言えるのであって、遊んでいる間は分からない事だらけに思えた。）しかしまあ、ちょっと難しい謎だった。よほど勘のいい人で無いとしばらくは迷う事になるだろう。　とにかく、この第四作「URU」も、これまで同様楽しめる作品のようだと分かった。（オンラインの部分がどうなるかはまだ未知数だが。）日本語版が出たら、多分僕は発売日に買うだろう。　なお、体験版のダウンロードはこちらから。（英語のページ）2003年12月7日現在。http://www.3dgamers.com/dl/games/uru/urudemo.exe.html

  2003年12月06日

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• カプコンのPC版「カタン」は良い！

  　このところはまっているゲーム、PC版の「カタン」について話そう。あの有名なボードゲームの名作、「カタンの開拓」のPC版だ。　「カタンの開拓」をはじめて遊んだのはいつだったかもう思い出せない。とにかく大学時代の同級生にボードゲーム好きな友達が居て、彼に誘われて遊んだのだ。すぐに理解できる簡単なルール、それでいてなかなかに奥が深い。ゲーム展開はエキサイティングで、運と実力の要素はやや運の方が大きいように思えるが、そのバランスも個人的には好きだ。僕が知る限り、一番面白いボードゲームだ。　ただ、ボードゲームとは大体そういうものだが、一人では遊べない。このゲームの場合、二人でも遊べないルールになっている。3人か4人で遊ぶゲームなのだ。それが問題だ。大学時代はまだ良かったが、社会人になってしまうとなかなかこう言うゲームを遊ぶ機会が無い。　だから、僕自身はそのボードゲームの「カタンの開拓」を買う事は無かった。その後カプコンが権利を買ったらしく、「カタン」のタイトルでルールはそのままに、ボードなどのデザインを一新して発売した時も、僕はそれほど興味を持ってはいなかった。　さて、時は流れ、僕はオンラインゲーム「Ru/Li/Lu/Ra On Line」を遊んでいた。その運営のダメっぷりはこの日記でも何度か書かせてもらった。で、最後の一ヶ月の料金が通常の500スターから200スター引きの300スターになり、多くの人がつかうことが出来ない200スターを抱える事になった事も書いた。（1スターは1円相当。）　で、僕もその問題に直面していた。200スターは使わないでいると半年で無くなってしまう。そうなる前に何か良い使い道がないかと、僕は探し始めた。　そして目に止まったのが、PC版の「カタン」だった。僕はこれをオンライン対戦をするためだけののPC版のソフトだろうと思った。多分月額使用料が決まっているのだろうと思ったが、とにかくソフトをダウンロードしてみた。（無料でダウンロードできる。）　ファイルサイズは意外と大きかった。100メガぐらいだったと思う。オンライン対戦をするだけのソフトにしては大きいなと思った。　さて、解凍してインストールしてみると、これは思ったより豪華なソフトだった。オンラインで対戦が出来るのはもちろんだが、AIとの対戦の機能まであったのだ。これは嬉しい。　確かにオンラインで対戦相手を探す事は出来るのだけど、やはりオンライン対戦はちょっと不安がある。むちゃくちゃ強い人にこてんぱんにやられるかも知れない。対戦相手を不愉快にさせてしまうかもしれない。パソコンの通信の状態が悪くて、ゲームが中断してしまうと悲しい。など。そしてもちろんオンラインで対戦相手が見つからない事もある。そう言う訳でAIとの対戦があるのは良い。　しかも、AIは4種類用意してあるようで、それぞれ性格が違い、しかもそれなりに強い。もう何度も遊んでいるが、楽には勝てない。と言うかもちろん負ける事もある。っていうか今のところ僕の勝率は5割程度。僕的にはいい難易度で、そのためにはまってついつい遊んでしまっているのだ。　感心した事があって、それはAIがセリフを喋る事だ。なんだ、そんなの良くあるじゃないか、と言う向きもあるだろう。たしかにAIと対戦するゲームで、AIキャラクターが何らかのセリフを喋るゲームは珍しくない。しかし、この「カタン」のそれは、なかなか凝っているように思えた。　ある程度、現在のゲーム状況を把握していないと言えないセリフを言ってくるのだ。「全部の種類の資源を取れるようにしやがったか。」とか、「さては羊貿易を利用する気だな。」とか。この様なAIを搭載したゲームははじめて見たので驚いた。あまりゲームを遊ばない僕だから、この様なAIを搭載したゲームは他にもあるのかも知れないが、僕は知らなかったのだ。　ともかくそんな訳でついつい遊んでしまうのだが、当初の目的である「スター」の使い道にはならなかった。現在PC版「カタン」はベータテスト中で、利用料は無料だったのだ。嬉しいような嬉しくないような。僕はスターの使い道を見つけられるのだろうか。　なお、ベータテスト中だけあって、バグも少しあるようで、時々ゲームアプリケーションがハングアップしてしまったりする。しかし、開発はもちろん今も進行中で、ゲームアプリケーションは起動時にネットに接続しアップデートを確認、自動的にバージョンアップする仕様になっているのでそのうちバグはなくなると思う。PC版カタンのページはこちら。http://catan.jp/online/index.html

  2003年12月05日

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• 「零　～赤い蝶～」の宣伝DVDを見て

  　今日の事ではないんですが。「零　～赤い蝶～」（プレステ2用ゲームソフト）の宣伝DVDを見た。ゲームソフト売り場で無料で配布していた物だ。体験版ではないのであまり食指は動かなかったのだが、でもまあ無料ならいいかと思ってもらってきたのだ。　ちなみに、前作の「零」は遊んだ事があった。ゲーム好きの母が、「怖いホラーゲームがある」と言う話を聞いて、興味を持って買っていたので、僕も遊んだ事があったのだ。ところどころだけど。　で、「赤い蝶」の方の宣伝DVDなのだが、なるほど、映像が美しいのは良く分かった。前作の物よりさらに磨きがかかっていると思う。ホラーものとして見ても、雰囲気もいい。　しかし一番印象に残ったのは、主人公の二人の少女の可愛らしさ。CGなのだが、こう言って良ければ、画風が良いのだ。顔のパーツのプロポーションは実写に近いのだが、どこかイラストなどのデフォルメされた絵でなければ表現できない誇張された可愛らしさも同居しているような魅力的な絵になっている、と思う。鼻や口の周りの顔の凹凸を控え目にする事でそのような効果を出しているのかな、と推測もしたが、本当の所は分からない。　しかしなぜ二人の名前が「澪」と「繭」なのだ。どうしても某恋愛アドベンチャーゲームを連想してしまうではないか。（「ONE　～輝く季節へ～」の事。そういう名前のヒロインが居たのだ。）スタッフの中にファンが居たのだろうか。　まあともかく。「零　～赤い蝶～」は映像的に素晴らしいものを持っているとは言ってもいいだろう。ただ、僕はゲームの面白さの本質は映像ではない、と考えている人間なので、手放しでほめる事はしない。すぐに遊んでみたいとも思わないので、そのうち中古でも良いから安く買える事があったら買ってみようかな、と言うぐらいに思っている。

  2003年12月04日

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• １．「ピピ・エンターテイメントのページの更新」　２．「ドイツ人がガラス片を返したと言うニュース」

  　予定より遅れたが、『ピピ・エンターテイメント』のページにゲーム第1弾『魔女と彼女のG.O.D.』の情報を掲載できた。もっと盛り沢山の内容を載せたかったが思いのほか時間がかかり、今回はこれだけとなった。どうも僕は作業にかかる時間を少なく見積もりすぎるくせがあって、いつも予定通りには行かない傾向がある。それは分かっているのだけどいつも楽観的な見積もりとなってしまうのだ。なんだか、やれば何でもうまくいくような気がするのだ。躁病の気があるのかもしれない。ピピ・エンターテイメントのページhttp://homepage2.nifty.com/evermind/pipi/index.html ＊＊＊＊＊　面白いと思ったニュースを一つ。【タイ寺院でガラス片くすねたら不運続き＝ドイツ人が返す】（2003年12月1日）http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=637432 　要するに、とあるドイツ人観光客がタイの寺院を訪れた時、壁から剥がれ落ちていたガラス片を土産に持ち帰ったら、それからと言うもの呪われた様に不運続きで、彼はこれは罰があたったのに違いないと恐れ入って、謝罪の手紙にお布施までつけてそのガラス片を返却したと言うお話。（ちょっと僕の言葉に直してあるので、原文とはニュアンスの違いがありますが。）　何でこの話を面白いと思ったかと言うと、僕のイメージではドイツ人と言うのは厳格で、杓子定規で、合理主義一点張りで、科学で証明された事しか信じていない、とまあそういう人格像が作られていたのですが、このニュースから感じられる彼の人格は、まるで日本昔話に出てきそうな、素朴で、小心者で、田舎者と言う感じの日本人的な感じがしたので、その落差が面白く感じたのです。まあ、どこの国にも、ステレオタイプそのままな人なんて居るわけないんだけど。

  2003年12月02日

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• 最近のニュースから

  　最近のニュースのうち、印象に残った物についてコメント。【段差もらくらく、「８脚自動車」　千葉工大などが開発 】（11月25日）　最先端の機械などの話が好きで、こう言うニュースはついわくわくして読んでしまう。8本の脚の先に車輪がついた形の次世代自動車の試作品が公開されたと言うニュース。次世代自動車と言うが、こんな個性的な形をした自動車がごく近い未来に道路を普通に走るようになるとは思えないので、正確には次次世代自動車とか次次次世代自動車とか言わなければならないのではないかと思えるが。　八つもタイヤがあって何が良いのかと言うと、要するにある程度の大きさの瓦礫が散らばっていたりするでこぼこ道でも、車体を揺らさずに走破できると言う事らしい。大地震などがあったときにけが人を運ぶのに便利だろうと思う。　戦車のようにその場で360度回転したり、真横や斜めに進む事もできると言うからなかなかSFチックで良い。デザイン的にもなかなか格好いいと思った。もうちょっと脚が長いとなおSF的で僕的な好みに合うのだが、まあそこまで望むのは贅沢だろう。2003年12月1日現在、次のページで写真と記事の詳細を見る事ができる。http://www.asahi.com/business/update/1125/109.html 　そう言う訳でこの開発をしている開発陣は個人的には応援したいと思っているが、一つだけツッコミをいれずにはいられない事があった。他でもない、その次世代自動車の名前である。「ハルキゲニア」　何をトチ狂ってあんな、気持ち悪い生き物の名前を付けた！？　要するにあれである、ちょっと前にブームになった、カナダ・ロッキー山脈はバージェス頁岩から化石で発見されたカンブリア期の奇妙な生物の一種だ。ハルキゲニアはその中でももっとも奇妙な形で、どちらが前でどちらが後ろなのか、それどころかどちらが上でどちらが下なのかもはっきりしない姿のため、この名が与えられたと言う。ラテン語か何かの言語で「幻」と言う意味だそうだ。確かテレビ画面などに映る白いもやの様なノイズの事を「ハレーション」と言うと思ったが、それと近い言葉なのかもしれない。　ハルキゲニアの姿（もちろん模型だが）を見る事ができるページのアドレスを二つほど書いておく。（2003年12月1日現在）http://www.ne.jp/asahi/dinosaur/araki/im/139.htm http://www.chocochoco.org/chocora3-4.htm 　二つ目のページではハルキゲニアの画像は下のほうにある。　見ていただいたら、たぶん同意してくれると思うのだが、気持ち悪いでしょう？不気味と言うか、何と言うか…。　次世代自動車にこんな名前を付けなくてもいいと思いません？　まあもちろん、このタイプの自動車が商品化されたとしたら、その時はその時でちゃんとした名前が付けられるんだろうけどね。【Ｈ２Ａ打ち上げ失敗、機体爆破　補助ロケット分離できず 】（11月29日）詳細はこちらで。http://www.asahi.com/science/update/1129/001.html 　これは悔しい。中国が自力で有人宇宙飛行に成功したと言うのに、日本は無人のロケットの打ち上げに、この間も失敗したと思ったらまた失敗したとは…。僕個人的には、スポーツの世界大会で日本が負けた時より何倍も悔しい。　何かと言うと日本人をけなすような報道をして喜んでいる中国では、鬼の首を取ったように騒いでいるのではないだろうか。科学力においてもはや中国は日本の敵ではないとか何とか言って。想像だけど。　よろしい、中国人はいい気にさせておこう。日本は宇宙産業で中国に勝てなくても良いよ、今不況なんだし。短期的なスパンでの利益を生まない宇宙産業にそんなにお金かけてられないんだから。　その代わり、だ。詳しい事は知らないが、確か日本は毎年中国にも経済援助をしていたと思ったが、これからそれは無しにしていただこうじゃないか。と言うか、科学力で中国に劣る日本に、経済支援などしていただけないだろうか。　ホント、僕は国際政治とか良く分からないんだけどさ、今日本は不況で、失業率が高くて、僕が住んでいる町でもあちらこちらで店がつぶれている状況なんだから、外国に経済支援なんかしている段じゃないように思えるのだが。　（多分この疑問に対する答えは、日本の不況など比べ物にならないほど経済状態が悪い国があって、そういう国が経済援助を必要としている、と言うことなのだろうけど。でも今ひとつ日本はお金を出している割に感謝されていないような気がするのだ。経済援助をしなければならないのなら、もうちょっと援助した国から感謝されるように、日本の貢献をアピールして、日本のイメージを良くできないものなのだろうか？）　そうだよ、今思い出したんだけど、日本が世界一であると思われる、ロボットの開発に関しても、たしか中国は「最先端の先進国レベルに追いついた」と言うようなことを言っていたはずだ。一時期日本でカルトな人気を博した、あの「先行者」の開発をもって。「先行者」の紹介はこちらで。http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/tamasiitop/robotyuugoku/robotyuugoku.htm 　まああれですな、自らを大国と称し、自国民をいい気にさせているのなら、それにふさわしい義務を果たしていただきたいものですな。　中国さん、日本への経済援助お願いしますね。【イラク北部で日本人外交官２人殺害　並走車から銃乱射】（12月1日）http://www.asahi.com/international/update/1130/002.html 　妙に大きく報道されているが、僕はあまりショックは受けていない。そりゃ危険な地域に人を派遣してるんだから、死ぬ人もいるよな、ぐらいにしか思っていない。　しかし以前にテロの予告を受けていたらしいのに、任務を放棄しなかったこの人たちは偉いとは思う。僕だったら危険な情勢になったイラクには派遣されたくないし、派遣されているうちにイラクが危険な情勢になったのなら日本に返して欲しいと思うだろう。それは間違いない。（…変な想像だが、この人たちを含めイラクに派遣されている日本人は、他の国に派遣されている同じ職業の人よりも多い給料をもらっていたのだろうか？そうでないと割に合わないような気がする。平和な国へ派遣されている外交官より、10倍ぐらい給料がよければ危険を承知でやりたがる人も出てくるんじゃないかな、などと想像してしまう。）　ともあれ、イラク問題に関して日本人の犠牲者が出た事で、国際社会から、日本は大国としての責任を果たしつつあると思ってもらえるだろうか。そうであれば彼らの死にはまだしも意味があったと言う事になる。そうあって欲しい物だ。【『セグウェイ』にライバル出現？ 一輪で走行する『エンブリオ』(上）】（12月1日）http://news.goo.ne.jp/news/wired/it/20031201/20031201i01.html 　最先端のメカ好きの僕にとって、『セグウェイ』は気になっていたアイテムだ。まだ値段も馬鹿高いし、そもそも日本では法律的に乗れる道路がないので、とても今買う気にはならないけど。　知らない人のために説明しておくと、『セグウェイ』は一人乗りの電動スクーターで、32キロと重さも比較的軽く、大きさもさほど大きくないので、歩いたり走ったりする感覚で利用でき、狭い路地などにも入っていく事ができるという代物だ。今発売されている物では時速20キロぐらいのスピードが出るそうだ。　ちなみにその形状はキックボードのような形で立って乗るものなのだが、タイヤは2つしかなく、しかも自転車などのように縦に二つタイヤがあるのではなく、リアカーなどのように横に二つタイヤがある形式だ。一見とても乗りにくそうに見えるが、割と簡単に乗れるようになるものだそうだ。　そのセグウェイにライバル出現と聞けばメカ好きの血が騒がずには居られない。上記のニュースのサイトから、リンクをたどってその『エンブリオ』とやらの画像を見てみた。なるほど、これもSFチックなデザインで格好いい。上に書いた『ハルキゲニア』（次世代自動車）より良いかもしれない。しかし一枚目の真横から見た写真を見た限りではどうやって乗るものか良く分からない。大きなタイヤ一輪の上に流線型のボディがあって、そこから下方向に小さい車輪が生えていて、上方向に何か白い板のような物が突き出している。そんな形だ。　「next>>」のリンクをたどって、2枚目の写真を見た。斜め方向から見た写真なのだが、前から見ているのか後ろからみているのかさえ良く分からない。ただ本体から棒脳様なものが突き出しているのが見て取れたから、そこに足を乗せるのかとも思ったがまだ良く分からなかった。　三枚目の画像を見て、やっと分かった。ハンドルらしい物やメーターがあるのが見てとれたからだ。そこから推測して本体上部後方が座席になっている事が分かった。セグウェイのライバルと言うからセグウェイと同じように立って乗るものかと思ったので分からなかったのだ。これはバイクのようにまたがって乗るものだったのだ。　それが分かってから改めて3枚の画像を見ると、前にも増して格好よく思えた。まさにSF映画に出てきそうなデザインだ。「ライバル」と記事では言っているが、重量160キロ、最高時速56キロと、セグウェイとはコンセプトがだいぶ異なる物なので、将来にはその両方が使い分けられているかもしれない。そんな風景を想像するのは楽しい。どちらにもいつか乗ってみたいと思う。

  2003年12月01日

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• 「ピピ」の提供ゲーム第1弾

  　ピピ・エンターテイメントの提供するオンラインゲーム第1弾のタイトル決定。「魔女と彼女のG.O.D.」と言う。（「G.O.D.」の部分は素直に「ジー・オー・ディー」と読んでいただきたい。）　「Ru/Li/Lu/Ra」から着想を得たので、似ている部分はある。主人公が大型の人型兵器に登場して戦う事、主人公に一人のヒロインが付き添う事は「Ru/Li/Lu/Ra」と同じだ。　しかし、単なる模倣には終わらせないつもりでいる。独自の魅力を持ったものにするつもりだ。一言で言うと「有限原理の導入によるゲーム性の向上」と言った所か。　詳しい事を書いたページをピピ・エンターテイメントのページにアップデートするつもりだったが、PC版の「カタン」を遊んでいたりして時間をつぶしてしまい、出来なかった。　PC版「カタン」はAIの思考ルーチンがなかなか良く出来ているように思える。僕が下手なのかもしれないが、楽には勝てない。ついつい遊んでしまう。危険だ。「カタン」についてはまた別の日にここの日記で書くかもしれない。

  2003年11月30日

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• 200スター余る！

  　「Ru/Li/Lu/Ra On Line」の月額料金の支払いをしようとして、支払いに使われる仮想通貨「スター」が500円単位でしか購入できないと言う事実を知ってしまった。十二月分の月額料金は300円だから、200円余るわけだが、この「スター」にろくな使い道が無い（まあ、個人の主観によるが）事は良く知られた事実だ。そしてスターは使わないでいると無くなるから、この200円は無駄になる可能性が高い。　腹が立つ。　以前、「Ru/Li/Lu/Ra On Line」が、12月でのゲームの打ち切りと、課金システムの変更を一方的に通知してきた時、「ひどい事するなあ」と思い、その事をここの日記にも書いたのだが、正直に言うと、その時の気分としては、他人事だと思っていた。その時点で、手持ちのスターを全て使い切っていたからである。あとは、12月分の300スターだけを購入すれば問題はないと思っていたのだ。　なのでスターが500円単位でしか買えないと知ってショック。200スター（200円）余ってしまう。人事ではなかったのだ。（まあ、最悪な人は1700円が余ってしまうと言う事だから、それに比べれば被害は軽いのだけど。）　少し前の話だが、ゲーム内の掲示板では、12月分の料金を払おうとすると200円余ってしまうのが悔しいから、12月分の料金は払わない、と言っている人までいた。よっぽど腹に据えかねたのだろう。この人の場合は少し極端だが、分からないでもない。　このことで思ったのは、「Ru/Li/Lu/Ra On Line」を運営しているスタッフが、実に馬鹿なんだなと言うこと。　今まで月額500円だったのだから、そのまま12月も500円にしておけばよかったのだ。それをなぜだか分からないが、ゲームを18日までと言う半端な期間に設定して、値段を200円引きの300円などと言うことにするからいらぬ利用者の怒りを買うのだ。　値段の割引に意味があるのは、その通貨「スター」に他に値打ちがあるときだけだ。利用価値のないお金（しかも使わないでいると無くなってしまう）が余っても腹立たしいだけだとなぜ分からないのか。　　「Ru/Li/Lu/Ra On Line」の至らない点に、もう一つ気がついた。ゲームの世界背景についての疑問を質問したくなり、公式ページでそのためのアドレスを探したのだが、それらしいアドレスが見当たらなかったのだ。どうも、そういう事はしていないらしい。　もったいない。「Ru/Li/Lu/Ra On Line」は、元になった誌上読者参加ゲームも含めると、たくさんの面白い設定があるようなのだが、「Ru/Li/Lu/Ra On Line」からはじめた人はそう言った設定を知る方法が無いわけだ。公式サイトに載っている情報は限られていて、ゲームを最低限楽しむのにも足りないように思える。　何と言うか、サービス精神が足りないと思う。どうすれば利用者が楽しめるかと言う視点が欠けている。たぶんスタッフが無能なのだろう。　第二回目があるとしても、きっと参加者はぐっと少なくなっているだろう。　なんだか怒ってるばっかりで、あまりいい文章になっていないかもしれない。許していただきたい。

  2003年11月29日

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• Winny利用者逮捕のニュースを聞いて

  　たぶん、インターネット上の日記サイトの多くでこの話題を取り上げているだろうから、僕がこの話題について書く意義はあまり高くないのだろうけど、しかしやはり書かずにはいられない。　今日の新聞で知ったのだが、ファイル共有ソフト「Winny」を使って、著作権のあるデータをダウンロードできるようにしていた利用者が逮捕された。このソフトを使っていて逮捕された人はこれが初めてだと言うことだ。（なお、新聞では「ファイル共有ソフト」ではなく「ファイル交換ソフト」と書かれていたが、「共有」の方が正確に思えるのでここではそう書く。　Winnyには興味を持っていた。このソフトには利用者が多く、その利用者の多くが自分で入手したデータ（音楽データなど、著作権を持つものが多い）を、ソフトを使っている人なら誰でもダウンロードできる状態にしていると聞いていた。　だから、このソフトを利用すれば、このソフトの利用者によって提供されたおびただしい数のデータが、無料で手に入れることができると言う話だった。そのデータとは音楽CDの中身だったり、ゲームソフトの中身だったり、映画DVDの中身だったりするわけだ。　音楽業界、ゲーム業界、映画業界などにとって、たまったもんじゃないわけだ。しかし、このファイル共有ソフトWinnyは、過去の類似のソフトと違い、専用のサーバを利用しない仕組みであるため、摘発は難しいと言われていた。　また、利用する側の意識として、違法行為であるという認識が少ないと言われていた。基本的にこのソフトの利用者は金銭を得る事は無い。（詳しくは知らないが、そう聞いている。）また、何らかのデータを得るという利益を得ているとは限らない。（もちろん、何らかのデータを得ている人が多いだろうが、今回罪に問われているのはデータを得た事ではない。）利用者は、自分が入手した（多分店でお金を払って入手したのだろう。）データを、多くの人が得られるような場所に置くだけだ。これは感覚としては、慈善事業のような感覚ではないだろうか。そこまで行かなくても、例えば音楽なら、自分が買って聞いて気に入った曲を、多くの人に聞いてもらいたいと思って、多くの人が無料で手に入れられるようにするわけだ。友達に貸す感覚にも近いのではないだろうか。　これらの理由から、Winnyはその違法性が黒とは断言しないまでもかなり濃いグレーであると指摘されつつも、利用者が摘発される事は、まあ無いだろうと言われていた。（と思う。）　僕もそう思っていた。違法行為かもしれないが、何万人いるか分からない利用者を全て捕まえる事など出来るわけが無いのだから。例えば、無修正のポルノ画像（英語のサイトに行けば腐るほど手に入る）を自分のパソコンに保存していたらこれも日本の法律に触れるはずだが、このことで逮捕された人がいないのと同じように。（詳しく調べていないが、たぶん逮捕された人はいないだろう。たまにインターネットで得たポルノ画像関係で逮捕されている人と言うのは、もっぱらそれを販売して利益を得ようとした人に限られているように思える。）　ところが、今回利用者が逮捕された。たった二人ではあるが、このことは多くのWinny利用者に衝撃を与えているのではないだろうか。Winnyの開発者も自宅に家宅捜索を受けたらしい。この人は聞いた話では法律的なトラブルに巻き込まれる事を恐れて、匿名で活動していたらしいが、どうにかして身元を突き止められてしまったわけだ。気の毒だ。まあ、現行の法律に照らし合わせて考えると、このソフトの開発自体は罪に問われる事はなさそうだから、その点は大丈夫だと思われるが。　ところで僕個人の事を言うと、Winnyは利用していなかった。将来著作権で収入を得たいと思っている僕としては、やはり著作権は尊重しないといけないかな、と思っていたのだ。他人の著作権は無視して、自分の作った作品の著作権は守ってくれとは言いにくいから。　まあもっとも、利用したくとも有効に利用するために必要なハードディスク容量も無いんだけど。　しかしそれでも、今回のニュースは少し残念に感じた。一部ではファイル共有ソフトの普及は、著作権産業のあり方を根本から変えるかもしれないとまで言われていた。僕は出来ればその、世界の変化をこの目でみたかった。（著作権で収入を得ようとする人には厳しい変化である可能性はもちろんあるわけだが。）今回の逮捕で、その世界の変化は一歩遠ざかっただろう。それがあるべき世の中の流れではあるのだろうが。　余談だが、音楽業界の一部がが著作権を守る手段としてCCCD（コピーコントロールCD）と言うものを開発し、普通のCDではなくCCCDで音楽ソフトを発売しているが、これは実に劣悪な手段だと言われている。いわく、音質が悪い、CDプレイヤーで再生できないかもしれない、再生できなかったとしても返品が不可、再生できたとしてもCDプレイヤーの寿命を縮める、そして実際の所あまりコピーを防ぐ役に立たない、のだそうだ。僕個人は著作権を尊重する立場にたちつつも、CCCDには断固反対していきたいと思っている。

  2003年11月28日

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• 続・十勝あずきちょこ

  　昨日の話の続き。　またコンビニに行ったのだが、「おつとめ品」の所にあるお菓子の中に、黄色い箱のものがあるのに気がついた。箱の真ん中にリアル調の熊の顔が書いてあって、熊出没注意、と書いてある。それがお菓子の名前なのかと思ったがそうではなくて、上のほうに小さく書いてある「とうきびショコラ」と言うのが商品名のようだった。　待てよ。　とうきびショコラ。　昨日、このページの掲示板で、誰かがとうきびのチョコレートのことを言ってなかっただろうか。　僕はあわててその箱を手に取り、裏を見て、製造者を確認した。「道南食品株式会社」　これもかっ！　これも道南の商品かっ！　パッケージの雰囲気が十勝あずきちょことは違うから気がつかなかったぜっ！　しかし、これも「おつとめ品」扱いの運命かっ！　もうダメだぁ！　この会社、もうダメだよ！　社運を賭けて大金を投入して全国展開を目論んだ（注：単なる僕の想像です）のに、その商品が2種類とも売れ行きが悪くて「おつとめ品」扱いなんて！　これも味は悪くないんだけど、値段が高めだし、第一パッケージも問題なんだよ！　「とうきびショコラ」なんだろ？　何で熊の顔の絵なんだよ！　何が「熊出没注意」なんだよ！　何で「とうきびショコラ」の文字より「熊出没注意」の文字の方がでかいんだ！？　北海道旅行者への警告かっ！？こんな所で！　って言うか、何でこんなにツッコミどころが多いんだ？　「熊出没注意」の上に、小さくアルファベットで何か書いてあるから、「熊出没注意」を英語に訳して書いてあるのかと思ったら、こうだった。「EZO BROWN BEAR HOKKAIDO」　エゾ・ブラウン・ベアー・ホッカイドー。　訳じゃない。　全然訳じゃないよ！　BEAR（熊）しか合ってないよ！　どうしてパッケージの裏に熊の情報が書いてあるの？　体長とか体重とか個体数とか。　そんなに熊が大事か？　とうきびショコラのパッケージなのに、そんなに熊が大事か！？　誰がこのパッケージ考えたんだ？　うすた京介か？　うすた京介が考えたのかっ！？　…疲れた。二日連続で。

  2003年11月27日

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• 十勝あずきちょこの恐怖

  　以前コンビニで「十勝あずきちょこ」と言う駄菓子を見かけていた。箱の裏の説明によると「フリーズドライのあずきをチョコレートでおいしく包みました。」と書いてある。チョコレートはピンク色だ。もちろんイチゴ味ではなくあずき味のチョコレートなのだろう。「どこの会社か知らんが、また微妙な物を開発したなー。」と僕は思い、しゃれで一つ買ってみてもいいかと思ったのだが、値段が300円と高めだったのでやめた。そしてそれっきりこの駄菓子の事は忘れていた。今日まで。　今日再びコンビニでその菓子に出会ってしまったのだ。それも、「おつとめ品　半額」のワゴンの中にあるそれに。「ああ！やっぱり売れなかったんだ！」僕は感動し（？）、一つ買った。無論150円だった。　家に帰ってから食べてみたのだが、まあ、予想通りの味ながら、不味くは無かった。あまり奇をてらった味ではなく、普通に食べられる物だった。量も少ないと言う事も無いのだが、だが、やはり300円ではやや高いと感じる。250円がいいところだろう。もし200円ならかなり売れていたかもしれないと思った。　何気なく箱の裏を見ていて、ある事に気がついた。この菓子はメジャーな会社の商品ではなかったのだ。「道南食品株式会社」と書いてある。所在地は北海道だ。なるほど、それで十勝あずきか。産地が近いのだろう。　僕の想像は膨らんだ。これはもしかして、地方のあまり売れてない食品会社が、社運を賭けて資金を投入し全国展開を目論んだ商品なのではないか？　だとすると、この会社の未来はどうなるだろうか。発売後あまり時間がたってないのに早くもコンビニで「おつとめ品」になっていることから察するに、あまり明るい未来が待っていそうには無い。今ごろ返品の山なのではないだろうか。　やはり価格が高いのだ。弱小企業が無理して全国展開を目論んだから、どうしてもコストがかかり、商品の価格が安く出来なかったのだろう。それが命取りになったのだ。かわいそうに。（僕も大胆に決め付けるなあ。）　この会社が弱小企業であるらしい証拠を一つ見つけてしまった。箱の裏に書かれていた会社のホームページのアドレスだ。http://www.hotweb.or.jp/dounan/ 　独自ドメイン取ってない。　個人にも「独自ドメインを取得しませんか？」と言う広告メールが来るこのご時世に。　これでは、このアドレスを知らない人が、このページにたどり着こうとして、勘でURLアドレスを入力しても絶対にたどり着けない。　大会社なら分かりやすいドメインを取得しているからそういう事が出来る。たとえば、「おい、東芝のホームページってお気に入りに入れてある？」「いんや。入ってないよ。」「じゃあ、Googleとかで検索しないとダメか…。」「そんなことしなくても、アドレスぐらい、勘で分からないか？」「分かるわけないだろ！」「いや、分かるよ。多分、”http://www. ”で始まるだろ。入力してみ？」「入力したけどさ。その次からは分からないだろ？」「そんなもん、"toshiba."に決まってるだろ？」「…そうか。でも、その次は？」「株式会社だから、"co."だろ。」「そうなのか。で、この後は？」「日本の企業だから、"jp"。入力したらEnter押してみ？」「おっ！東芝だ。東芝のページに来たよ。」「な？」…と言う具合である。こう言うことがあるから大企業は分かりやすい名前の独自ドメインを取るのだ。逆にいえば、分かりやすい独自ドメインを取ってない会社は大会社ではない。　そもそも、http://www.hotweb.or.jp/dounan/ の、「www.hotweb.or.jp」の部分、これはどうやらプロバイダのドメインだ。だからこれはもしかすると、プロバイダが個人に提供する個人ページ用アドレスに会社のホームページを作っているのかもしれない。アットホームだ。全国展開を目論む企業にあるまじきアットホームさではなかろうか。　好奇心に負けて、僕はこの会社のホームページを見た。どうやら「十勝あずきちょこ」が唯一の商品ではないようだった。（と言うか、十勝あずきちょこの情報がちょっと見た限りでは見つからなかった。）　だが、僕はこのページで、信じられない商品の存在を知ってしまった。「北海道銘菓　アスパラ風味チョコレート」（120g　500円）　アスパラ！？　それってつまり、アスパラガスの事か？　アスパラガス風味チョコレート！？　ダメだろ！？　ダメだろ、それ！？　誰が考えたんだ！？　うすた京介かっ！？　うすた京介が考えたのかっ！？　…疲れた。　他にももっと書きたいことがあったのに、そのための気力を消費してしまった。　世の中には常人の理解の及ばない物があると言う事を知った。

  2003年11月26日

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• アルカイダの声明

  　前の日記で「買うのを止めようかとまで思った」とか書きましたけど、結局今月号のホビージャパンも買いました。もう一つのメジャーな模型雑誌、電撃ホビーマガジンに乗り換えようかとも思ったのだけど、200円も電撃ホビーマガジンの方が高いのを見てやめました。我ながらケチだなあ。　でもまあ、電撃ホビーマガジンも以前買っていたことがあるのですが、こちらは作りが子供向けで今ひとつ好きになれなかった事もあります。全体的にホビージャパンのほうが本格的なような気がするのです。　ガンプラなどのプラモデルのファンの一人としては模型雑誌を買わないでいるという選択はつらいし。アニメや漫画などの情報もある程度載っているから便利なので、ついつい買い続けてしまうのでした。（僕はアニメ雑誌はほとんど買わないので。）　ここ最近の新聞などのニュースで、一番驚いたのがアルカイダの東京攻撃予告。正確には予告ではないか。「日本の兵士がイラクに一歩でも足を踏み入れれば、その瞬間に東京の中心部に攻撃を加える。」と言う声明。不謹慎かもしれないが、このニュースを聞いて僕はかなりどきどきした。　まあ、まず間違いなく、はったりだとは思う。声明を出すだけならほとんどただだし、それで他国の兵士がこないようになれば儲けもんだ、ぐらいの意識で言っているのでしょう。大方世間もそう捉えているようで、日本政府としてはこの声明を受けてもなお、イラクに自衛隊を派遣する計画に影響は無いそうだ。だいだい、アルカイダに日本を攻撃する手段はあるのか？まさかもう一度飛行機のハイジャックでもないだろう。空港などのチェックは今もなお厳しくなっているはずだ。もうおいそれと飛行機をハイジャックされたりはしないだろう。　…とは思うのだが、どうしても妄想を抑えられない。もしも国会議事堂が爆破テロなどの目標になり、大変な被害が出たら、どうなってしまうんだろう？日本国内の世論は。世界の世論は。　いや、国会議事堂ではまだインパクトが薄いな。やはりここは民間人が犠牲にならなければ。あの9.11のように。繰り返すが不謹慎は承知で言っている。　そうなったら、日本は大量の兵力を持ってアルカイダに対する報復を開始するだろうか？それとも二度と海外派兵をしなくなる？(後者のような気もするが。）アメリカはどうするだろう？確か「日本は大事な同盟国であり、日本国への攻撃はアメリカ本土への攻撃と同様に考える。」と言うことを言っていたと思うけど。本気でアルカイダに報復攻撃をしてくれるだろうか？（相手が国ではないだけに攻撃がしにくいと言う問題はあるけど。)　とにかく、アルカイダの攻撃による犠牲が日本に出たら、大変な大騒ぎになるだろうと思ってしまって、それを見てみたいと思ってしまうのだ。日本がかつての幕末のような、激動の時代を迎える事になるかもしれない。そんな時代に住んでみたい。いろいろと大変だろうとは思うけど。日本を覆い尽くしている平和ボケも政治への無関心も一気に治るだろう。（それ以上の問題が発生するかもしれないが…。）

  2003年11月25日

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• 「ピピ・エンターテイメント設立」と「許すまじホビージャパン！「Ru／Li／Lu／Ra On Line」の非道」

  　前の日記で書いた、オンラインゲームを提供するプロジェクトのためにホームページを作った。その名も「ピピ・エンターテイメント　公式ウェブサイト」。今のところ、どう言うゲームを提供していくのか、その理念みたいな事しか書いてないけど。アドレスはhttp://homepage2.nifty.com/evermind/pipi/ です。　いろいろと評判の悪い「Ru/Li/Lu/Ra On Line」がまた、やってはいけない事をやってしまったぁ！突然の終了予告はまだ許せるとしても、課金システムを一方的に変更するとは何事だ！「Ru/Li/Lu/Ra On Line」だけのために、仮想通貨「スター」を購入した人の中には、1700スターも使い道のないスターを抱えてしまった人も居るようです。（1スター＝1円です。）スターは一度購入してしまうと、円に戻す事は出来ないとされているので、何かにスターを使うしかないのですが、どうも現在の所スターで購入できるコンテンツに、これと言うものが無い様なのです。何か面白いコンテンツが出来るまで待っていれば良いかと言うと、そうはいかなくて、スターは半年以上使わないで居ると消滅してしまうものなのだそうです。　要するに、ホビージャパンが一方的に「Ru／Li／Lu／Ra On Line」の課金システムを変更したせいで、実質、1700円を無駄にしてしまう人が続出と言うわけです。ホビージャパンと言えばちょっとは名の知れた大企業かと思っていたのですが、これはとてもまっとうな企業のする事ではありません。三流以下です。詐欺みたいなもんです。僕は毎月模型雑誌の「ホビージャパン」を買っているのですが、抗議の意味で、買うのを止めようかとまで思いました。雑誌を作ってるスタッフには罪はないと思いますけどね。

  2003年11月22日

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• こうすれば楽しめるか!?ホビージャパンの「Ru/Li/Lu/Ra On Line」

  　期待している人には申し訳ないが、正直に言うと、「Ru/Li/Lu/Ra On Line」の批判を書く意欲を無くしてしまっている。　確かにゲームシステムはチープで、バグは多く、サポートチームには誠意が感じられない、「これで金を取るか！？」とは誰もが思うであろう、ひどいサービスだが、ここのところ僕個人としては、結構このゲームを楽しんでいるのだ。場合によっては楽しめる事もあることに気がついてしまったのだ。それで怒りが薄れて、批判の文章を書く意欲がなくなってしまったのだ。　その楽しみ方とは、・他のプレイヤーキャラクターとパーティを組む・「パーティー内掲示板」でパーティメンバーとの会話を楽しむ　と言うことだ。まあ、パーティのメンバーがこまめにログインして掲示板に書き込みをしてくれる人である場合にしか成立しないが。　「パーティ内掲示板」はこの「Ru/Li/Lu/Ra On Line」と言うゲームの良い点の一つだ。（良い点が二つ以上あるかどうか知らないが。）その名のとおり自分が参加しているパーティのメンバーのみアクセスできる掲示板で、ここで戦った敵のこと、今後の行動の事、ゲーム内で時々発表されるゲーム世界の世界情勢のことなどを話題にして会話をする事ができる。やはりオンラインゲームの面白さは他のプレイヤーとのコミュニケーションにあると言う事か。　バグが多いと言うのは腹が立つ事だが、それも掲示板での話題になると思えばすこしは溜飲も下がる。「こんなにバグが多いゲームに参加できるなんて、ちょっと珍しい経験だぞ。」とプラス思考を持つ心のゆとりも得られる（？）。そういうわけなので、心の広い人なら月500円の参加料を払ってこのゲームを遊んでみても良いかもしれない。まあ、勧めはしないけどね。　ところで、僕もオンラインゲームを作ってみたくなったので、そのためのプログラミングの本を買って現在勉強中。「Ru/Li/Lu/Ra On Line」などと同じく、専用ソフトを使わずブラウザで遊べる物を考えています。そのうちテストプレイヤーを募集するかもしれません。その時はよろしく。

  2003年11月18日

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• ビッグワンガムのプラモデルを組み立てて思った事

  　すいません、「Ru/Li/Lu/Ra On Line」の話はまた今度。書く事がなくなったわけじゃないんです。それどころかまだ「Ru/Li/Lu/Ra On Line」の最大の問題点、バグ（不具合）の事について書いてません。これがひどいんです実に。単純なゲーム内容なのにかなり頻繁にバグに遭遇します。有料のサービスにあるまじき醜態だと思うのですが。しかしこのことについて書き始めると長くなってしまうので、今日は見送ります。　ビッグワンガムの復刻第二弾の一つ、「戦艦ビスマルク」のプラモデルを作った。まあ、細かい点を見ていくとモールド・形状が省略されている多々所もあのだろうし、子供向けのプラモデルである事は否めないのだが、しかし組み上げてみるとなかなか情報量の多い、見栄えのする物になる。レバーを動かすと4つの主砲が連動して動くと言う、おもちゃ的ギミックもある。200円のお菓子のオマケとしてはかなりお買い得感があると思った。こんな食玩が15年も前に出ていたとは知らなかった。なぜこのシリーズが今に続いていないのだろう？まあ、最近のガンダムのプラモデルなどに比べれば、パーツを切り取る位置が分かりづらい、場所によってはパーツが少しはめ込みにくいなど、多少の問題点はあるけど。　たしか、子供の頃、一つか二つはビッグワンガムのプラモデルを組み立てた事があったと思うが、その頃はそれほど良いとは思わなかったようだ。どうしてだろう？成型色が単色かそれに近く、見栄えが良くなかったからだろうか？　いや、問題はむしろラインナップではなかっただろうか。この復刻第二弾のラインナップを見ると、F-15イーグル（戦闘機）、AH-64アパッチ（戦闘ヘリ）、ビスマルク（戦艦）、蒸気機関車、レオパルドⅠ（戦車）、の5種類となっている。言うまでもないがいずれも実在の兵器、もしくは車両だ。　これがいけないのではないか。子供の目にはどうしたって、アニメ的なロボットなどの方が魅力的に映る。僕も子供の頃はそう言ったオマケ付きのお菓子を買っていたような気がする。　実在のメカのプラモデルに興味を持つのは、もちろん個人差もあるが、まあ、中学生、高校生になってからではないだろうか。だが、それぐらいの年齢になるとこずかいもアップしているだろうから、その気になればもっとリアルなプラモデルも買えるだろうし、またそう言った年齢の者にとってはビッグワンガムのプラモデルにつきものの、おもちゃ的ギミックはあまり魅力的に映らない、どころかマイナスイメージにもなりかねないのではないだろうか。　そう考えると、ビッグワンガムのターゲットは、「アニメロボットより実在のメカに興味のある、低年齢の子供」なのだろうか。そういう子供はあまり居そうにない。ビッグワンガムは企画の初期段階である、ターゲットの選定の段階で大きな間違いを犯していたのかもしれない。　しかし、今に続いてこそ居ないものの、ビッグワンガムはいくつものシリーズが出ていたらしいから、消費者に好評で迎えられていたのだろう。それはとりもなおさず、そのプラモデルのある種のできのよさを証明しているのかもしれない。　大人が食玩のコレクションにお金を投じるのが普通の事となった今、ビッグワンガムの復刻と言うのは着眼点が良い。売れ行きによっては新シリーズ開始となる可能性もある。ちょっと楽しみだ。

  2003年11月16日

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• フィギュア自作作業・経過報告

  　エポキシパテでのフィギュア造形についての話、続き。(「Ru/Li/Lu/Ra On Line」についての話はまた後で書きます。）　結局昨日の夜は眠気に負けて作業途中で寝てしまった。で、朝起きてから試しにパーツにナイフを当ててみた。完全硬化してさぞかし固くなっているだろうと覚悟していたが、パーツによってはそれほどでもなかった。固く、削りにくくなっているパーツもあったが、昨日の夜からあまり固さが変化していないパーツもあった。何が原因でそうなっているのかはわからない。エポキシパテは使い始めるとき二種類の材料を混ぜ合わせて使うのだが、その混ぜ合わせ方か、あるいは、練り合わせ具合の問題かもしれない。　現時点のパーツの状態の写真を載せました。「日記関連デジカメ写真」の11月15日のページです。

  2003年11月15日

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• 「Ru/Li/Lu/Ra On Line」とフィギュア作り

  　「Ru/Li/Lu/Ra On Line」のゲーム内容、僕が受け取った一つ目の結果メールについて。　僕がゲームに参加して、最初の結果メールが届いた。それを見て僕は諦念を覚えた…。「ああ、こんなものか。」と言う思いである。大体予想したような物だった。　それは、遭遇した敵との戦闘結果だった。敵は他のプレイヤーキャラクターではなく、雑魚モンスター二匹だった。　戦闘システムは予想されていた様にシンプルなドラクエ系RPGの戦闘システムだった。詳細な説明は避けるが、基本的には「○○の××への攻撃！××に58のダメージ！」と言う感じの奴だ。それが3ターン分続いて、最後に「決着はつかなかった。次回に戦闘を継続します。」と書いてあった。　3ターン分と言うのはボリューム的に乏しくて不満に感じたが、考えてみるとこれは、まるっきりゆえ無き事でもないようだ。これが倍の6ターンぐらいだと、自分より強い敵と遭遇した場合、なすすべなく敗北を喫する可能性がある。3ターンで区切りとなっていることで、その前に撤退のチャンスがあるわけだ。　その点は合理的だが、ともあれ僕はこのゲームに失望し始めていた。こんな風に、延々と戦闘を繰り返すだけのゲームなのだろうか？それでは、あまりにひねりがないように思えた。何を楽しめばいいのだろう？　戦闘を繰り返し、経験値を積み、レベルを上げて成長していく事をか？そんなことはネットワークゲームでなくても出来る。月額500円と言う参加料を取って、その内容がこれではあまりに芸がないのではないか？僕はそう思ったのだ。　しかし、気を取り直した。まだ、このゲームの全てを理解した気になるのは早い（かもしれない）。これから先、予想していなかったような要素があって、楽しめる展開になるかもしれない。　そう思い、僕はゲームにログインし、「行動選択」をしようとした。昨日は「ミッション選択」の日、今日は「ミッションの中の行動選択」の日なのだから、昨日とは違う選択肢が出るに違いない。そう思い、選択肢を確認した。選択肢は三つあった。それは、「戦闘続行」(現在戦っている敵との戦闘を続ける。)「戦闘を継続」（新しい敵との戦いに突入する。)「拠点に撤退する」と言うものだった。「ああ、やっぱりこのゲームは戦う以外のことは何もないのか？」　僕はそう思った。「Ru/Li/Lu/Ra On Line」の話、まだ次回に続きます。-----　今日はエポキシパテを使ったフィギュア作りに挑戦。以前にも挑戦した事があるのだが、その時はパテが完全に硬化してから切削作業に入ったため、パテが非常に硬くなっていて、切削性が悪く、あきらめるはめになった。　その後、模型作りの本などを読み直して、エポキシパテを使った造形は、パテが完全硬化する前、切削性が良い時に形を出す作業をする物だと知って、今回の再挑戦となった。　使用したパテは「タミヤ・エポキシ造形パテ(速硬化タイプ)」。説明書によれば作業をはじめてから1～2時間で硬化が始まり、切削作業可能になると言う事のようだ。　午後8時ごろに作業をはじめた。エポキシパテは粘土状なので、ある程度こね回して形を作る事が出来る。粘土を取り分け、胴体、両腕、両脚、頭部、首などに分配し、大まかに形を作る。と言ってもまあ、胴体は丸っこい箱型に過ぎないし、両腕両脚は棒だ。この段階では柔らかいのでこれ以上形を出す事は無理だろう。　さて、そこまで作業が進むとする事がなくなる。硬化するのを待つしかないのだ。しかし、9時になっても10時になってもあんまり硬くならない。微妙に硬くなりつつはあるのだが、ナイフで削れるほどではない。　じれったくなってきた。あんまり遅い時間になると眠たくなる。そうなる前に作業に入りたい。　確か加熱する事で硬化を促進できるはずだと言う事を思い出し、パーツをアルミホイルに乗せてトースターで1分ほど加熱。取り出して硬くなっているか確認しようとしたが熱くて触ってられない。水につけて冷やした。　さて、冷えたパーツを取り出す。期待通り固くなっていた。ナイフを当てる。削れる。ただ、期待していたほど良く削れるわけではない。削るときの感覚はナイフで鉛筆を削るのより少し固い感触だった。　ナイフでパーツを削ってゆく作業はなかなか楽しい。熱中して作業し、床を削りカスだらけにした。ほとんどはじめての作業なので、形を出すためにどこを削って良いか迷ったりもしたが、基本的には楽しい作業だった。　しかしナイフを使う作業だ。疲れて集中力を失い、怪我をしてもつまらない。僕はある段階で作業を中断し、休憩に入った。その間は違う事をしていた。　作業を再開して、僕は自分が過ちを犯した事を知った。　パーツがさらに固くなっていたのだ。完全硬化した状態よりはまだ柔らかいが、さっきまでと比べるとだいぶ固く、作業がしにくい。休憩時間が長すぎたのだ。　いや、休憩時間が長すぎたと言うよりは、そもそもトースターでの加熱時間が長すぎたのかもしれない。模型作りの本の記述によれば、完全硬化前のエポキシパテの切削性はもっとよい物のようだ。また、エポキシパテと言うのは比較的、気泡が生じにくい素材のはずだが、削ってみると予想以上に気泡があった。これも、トースターでの加熱のせいかも知れない。以前そう言う事を読んだような気がする。どうも今回のフィギュア作りも、途中であきらめてしまう事になるかどうかは分からないが、順風満帆と言うわけには行かないようだ。　あ、作っているキャラクターは、僕が書いている小説「collar」のヒロイン、ターシャです。

  2003年11月14日

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• 「Ru/Li/Lu/Ra On Line」の乏しいゲーム内容

  　漫画「トライガン」とその続編「トライガンマキシマム」を読み返していて時間を浪費してしまった。こんな危険な物（ついつい時間を浪費してしまうと言う意味)は、とっとと古本屋にでも売ってしまうべきだろうか。でもまだ完結してないからなあ。　予告どおり「Ru/Li/Lu/Ra On Line」の話の続き。　このゲーム、要するにゲーム内容は一日単位で行動を選択しておくと、その結果が毎日メールで報告されるというタイプのゲームだ。詳しい説明を読むと、木曜日の選択でどのミッション(任務)に挑むかを選び、その後６日間はそのミッション内での細かい選択をするのだと言う。　で、僕がこのゲームにはじめて参加した日は木曜日。僕は、自分のキャラクターが参加することが出来るミッションがいくつかあって、その中から一つを選ぶのだろうと期待していた。　期待は裏切られた。　選択肢が、一つしかなかったのである。「戦場に出撃する」と言うものだ。　戦場に出撃する…なんか具体的でなくて、期待していた感じと違うが、まあ、その事は良い、としよう。　選択肢が一つだけと言うのはどう言うわけだ！？　そんなものはゲームでもなんでもないじゃないか。　怒りが込み上げてきたが、もしかするとこれはゲームに参加したてだからなのかも知れない、と思い直した。もっとゲームが進むにつれて選択肢は増えてくるのかも。そう考えて怒りを納めた。（実際の所、ゲームが進むにつれて選択できるミッションが増えるのかどうか、ゲーム参加から一週間が経った今もそれははっきりしない。が、どうも、結局選択肢はあまり無さそうだ、と現時点では思える。)　さて、とにかく選択した行動の結果はメールで送られてくる。次の日になって、僕はメールを確認した。確かにメールは届いていた。それはどう言うものだったか？それを次回説明する。

  2003年11月13日

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• 装備システムがつまらない「Ru/Li/Lu/Ra On Line」

  　先日、パソコンのプリンタが壊れたので新しい物を購入。今日届いたのだがセットアップが大変だった。母の意向で無線LAN対応のプリンタなのだが、2台のwindowsパソコンからは印刷できるのだが母がメインで使っているiMacからは印刷が出来たり出来なかったり。原因不明。悪戦苦闘中。　さて、「Ru/Li/Lu/Ra」の批判、続き。　「ショップ」の画面で、武器・防具の説明を読んでいるうち、どうもこのゲームの装備選択は戦略性に欠けるのではないかと思えてきた。はっきり言って、「ドラクエ」のそれに毛が生えた程度である。ようするに、「強い武器を装備すれば強い」と言う程度である。戦略も何もあったもんじゃない。まあ強いて言うと、「片手武器と盾」で防御型で行くか、「両手武器、盾なし」で攻撃型で行くか、それぐらいの選択はあるが。　僕の言っている事は少し分かりにくいかもしれない。「Ru/Li/Lu/Raの装備選択は戦略性がないと言うが、それでは戦略性がある装備選択ってどんなの？」と聞きたくなる人も居るかもしれない。だから戦略性がある装備選択について語ろう。名作ボードゲーム「バトルテック」のシステムについて。　知っている人も多いと思うがバトルテックも人型戦闘ロボットに乗り込んで闘うゲームである。この世界ではその人型戦闘ロボットはメックと呼ばれる。そしてルールブックにはいろいろなメックのデータが用意されていて、プレイヤーは基本的にはその中からどのメックを使用するかを選んで遊ぶのだが、このときルールブックに載っているメックをそのまま使うのではなく、装備の変更などを行って、メックを改造する事が出来る。あるいはメックを一から設計する事も出来るのだ。　そのメックの改造・設計ルールのうち、装備選択の部分を説明しよう。　基本的に、装備のために割ける重量を求めて、その重量を各種の武器、装甲、放熱器で埋めていくと言う方法である。これが実に奥が深いのだ。戦略的にいろいろ考える事があって楽しいのだ。　まず、武器と装甲の割合をどれぐらいにするかと言う選択がある。攻撃力重視か、防御力重視か。高速移動が可能な機体ならうまく使えば高い回避力が得られるから、敵の攻撃はかわすというコンセプトであえて装甲を薄くし、その分を武器に回すという選択もある。　武器は弾薬系をメインにするか、それともビーム形をメインにするか、両者を混在させるか？　弾薬系兵器は発熱が少なくて済むのがメリットだが、弾薬が尽きれば戦えない。弾薬を多めに積むと言う選択もあるが、敵の攻撃が自機の弾薬庫に命中すれば大爆発を起こし、大ダメージを受ける危険がある。　ビーム系なら弾切れの心配も、弾薬爆発のリスクもないが、発熱が大きく、撃ちすぎると機体がオーバーヒートを起こし、性能が落ちてゆき、ついにはエンジン停止してしまう危険もある。放熱器を装備する事で発熱を抑える事は可能だが、その場合は放熱器のために重量を割かなければならない。場合によっては放熱器を幾つ装備するかと言うことも頭を悩ます問題になる。　武器には射程がある。遠距離武器を選択するか、近距離武器を選択するか、両者を混在させるか？遠距離武器だけを装備していればいいと言うようにはなっていない。遠距離武器は、近すぎる目標に対して有効でなかったりするからだ。この選択によって、機体の取るべき戦術が全く違う物になる。　武器を装備する位置も考慮しなければ。腕に選択するのも良い選択だ。腕に装備すれば、敵が自機の後方に回りこんだ場合も、上半身をひねり、腕の武器を撃つ事で応戦できるかもしれない。　しかし、このゲームでは近接戦闘が起こりうる。そして近接戦闘最大の武器はパンチだ。メックの腕で殴るのだ。このとき、もし腕に射撃武器が装備されていても、それは使えない。近接戦闘では腕に射撃武器を装備する事はあだとなるのだ。近接戦闘でも射撃武器を使いたいなら頭か胴に装備する事になるが、そうすると後方にいる敵に対しては無力だ。いっそのこと背面にも武器を装備すると言う選択肢もあるが、これは後方にいる敵にしか使えないので、普段は無駄な装備と言う事になる。　…などなど。もちろん、まだ説明していない事もある。しかしとにかく単純なルールでありながら奥が深く、楽しめるルールになっているのだ。　同じロボット戦闘ものと言うことで、僕は「Ru/Li/Lu/Ra」にも、このような戦略性のある装備システムを期待していたのだが、そう言った要素はほとんどなかった。一応、重量と言う要素はあるが、あまり意味が感じられない。結局の所、お金を出して、高い、強い武器を買えばそれで強くなれるという程度のようだ。　ああ、近接戦闘武器を選ぶか、射程のある武器を選ぶかと言う選択はあるが、射程武器に意味があるのは前衛ではなく後衛で戦う場合だけだろう。自分ひとりでは前衛も後衛もないから、そのためにはパーティーに加入しないといけないが、僕がはじめてこのゲームを遊んだその時点ではメンバーを募集しているパーティーはなく、どこにも加入できなかった。僕は、このゲームはシステム的にメンバーの募集などがしにくいのではないかと思った。　さて、今まで述べてきたようにこの「Ru/Li/Lu/Ra」と言うオンラインゲームは装備選択システムに面白みがないわけだが、それではゲームそのものはどうなのか？装備選択と言うゲームの一部分がつまらなくても、ゲームそのものが面白ければまあ、問題はない。ではそのゲームのメインとなる部分と言うのはどのような物なのか？　次回はその点について話をする。これが実につまらないのだ。ホント腹が立ってくる。

  2003年11月11日

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• がっかりさせてくれる…ホビージャパンの「Ru/Li/Lu/Ra On Line」

  　昨日に引き続いて「Ru/Li/Lu/Ra On Line」(ホビージャパン主催のオンラインゲーム)の批判です。　今まで説明してませんでしたが、このゲームでは主人公(プレイヤーキャラクター)は「絶対奏甲」と呼ばれる人型(あるいは動物型、幻獣形？)の戦闘機械に搭乗して戦います。これらはパートナーである「歌姫」の魔法的な力を借りて稼動します。　キャラクター作りの時点で、自分の搭乗する事になる機体を購入する事になります。画面に機体とその性能の説明の一覧が表示され、その中から機体を選ぶのです。　えーと、このゲームの批判と言うことでこの文章を書いているわけですが、この部分は悪くないです。ある程度、機体の性能や特徴などのデータが書かれているので、好みの戦法によって機体を選ぶ事が出来ます。機体のイメージで選ぶのも悪くないでしょう。　僕は「ハイリガートリニテート」と言う機体を選びました。説明によると、数ある機体の中で唯一プレイヤーキャラクターと歌姫が一緒に搭乗できる機体と言うことなので、数値的な性能ではなくその点が気に入って選びました。歌姫と言うものは戦場には赴かず後方からプレイヤーキャラクターを支援するのが普通なのですが、この機体に限っては一緒に戦場に出撃できると言うことの様です。この機体を選んだ場合は、通常のように歌姫には後方支援をさせるか、それとも同乗して出撃するかを選ぶ事が出来るのかと僕は期待しました。(この期待は後に裏切られました。)　さて、キャラクター作成が終わると、ゲームが始まりますが、最初にやるべき事は機体の装備を整える事。武器・防具を選ぶわけです。ロボットに乗り込んで戦うゲームですから、そのロボットの装備は重要なポイントです。この選択部分はゲームとして面白い物であって欲しい所ですが…。　「ショップ」に行き、武器・防具の一覧画面を見て、僕は失望しました。　まず、絵に魅力がありません。武器の絵のサイズが小さく、絵と言うよりはアイコンと言う感じです。また、そのほとんどは白黒のモノトーンで描かれていて、色彩感がなく、見栄えが良くありません。　武器の名前にもひねりがありません。「ショートソード」「ランス」「ハンドアクス」など。まあ、ひねってあれば良いと言うものでもありませんが、このゲームの世界では絶対奏甲の機体名は日本語でも英語でもない言語(ドイツ語かと思うのですが確証はないです。）で名づけられていて、それが独自の格好よさを演出しているのに、それをぶち壊しにしてくれています。　そして最も悪い事は、武器のデザインに魅力がない事です。そもそも絵はこのゲームの大きな売りだと思います。ヒロインである「歌姫」の絵は、まあ、よくあるギャルゲー系の画風なのですがまったくの没個性でもなく、一応それなりの個性を感じさせる絵で、(特に服装のデザインなど)、魅力的といえなくもないと思います。そしてロボットの絵ですが、これはなかなか個性的で、僕個人の印象を言うと、アニメ、漫画を問わずこれに似たデザインは見たことがなく、独自の魅力があると思います。このことがこの「Ru/Li/Lu/Ra」と言うゲームをやってみようと思った動機の大きな部分を占めています。　で、その機体の絵では、剣などの近接戦用武器を持っている絵が多いようですが、どれもちょっと変わったデザインの武器になっていて、機体の魅力を高めています。　ショップで表示される武器の絵も、その様な個性的なデザインであればよかったのですが、残念ながらそうではないのです。どれもこれもありふれたデザインで、そんじゃそこらのファンタジーRPGに使われていても何の違和感もないデザインばっかりです。　そんなわけで、非常にげんなりさせてくれる「ショップ」の画面だったのですが、どんな武器があるかを見て、武器の説明を読んでいるうちに、僕はさらに残念な事に気がついてしまいました。このゲームの装備選択は、かなりゲーム性にとぼしかったのです。その事を次回説明します。(続く)

  2003年11月09日

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• ゲームシステムが貧弱だ！？ホビージャパンの「Ru/Li/Lu/Ra On Line」

  　しまったー！「月姫」のアニメ録画失敗してた！ちくしょーっ。　ここから昨日の続き。オンラインゲーム「Ru/Li/Lu/Ra　On Line」(ルリルラ　オンライン)の話。　このゲームのあまりにひどい、悪質ささえ感じさせる説明不足に対して、僕はそれを強く非難するメールを書きました。次のような調子です。(一部引用のため改変してあります。)-----(略)…僕はそう思い込み、「戦闘屋」な姫が選択できる物と思って、500円を支払って登録をしてから、それが選択できないと知らされたので詐欺にあった様な気分です。なぜ、選択できる歌姫の情報が分かりやすい所に（あるいは、どこにも）ないのですか？8人からしか選択できない事を隠して、もっと多くの中から選択できると勘違いさせて多くの人を登録させるためですか？今後僕が貴社の製品の購入・サービスの利用をするかどうかはこの件に関して誠意ある回答が得られるかどうかにかかっています。-----　とまあこんな感じです。こっちが頭にきてると言う事ははっきりと伝わるように書きました。　で、次の日に届いた返事がこれです。(本文のみ抜粋)-----ご説明不足を深くお詫び申し上げます。　また、ご指摘に従いまして、マニュアルなどの修正をさせていただきます。------これだけ。今ひとつ誠意が感じられないと思うのは僕だけでしょうか。「ゲーム内容の説明不足は、説明を見た人を勘違いさせて参加料を払わせるための、意図的、かつ詐欺的なものではないのか。」と言うこちらの指摘に対して、何の弁明もないのは、もしかしてそれが図星だから？「マニュアルなどの修正をさせていただきます」と言っているわけですが、さっき確認した時点ではまだ修正されていないです。まあ、公式な修正は時間がかかるだろうから、即座に修正するのは無理かもしれませんが、トップページの「お知らせ」欄に簡易的な情報を載せる事などは出来るはず。しかしそれもないです。　どうも、このサポートチームには誠意が感じられません。　しかしまあ、一か月分の参加料を払ってしまって、取り戻すすべは(多分)ないのだから、気を取り直してゲームを遊びはじめました。キャラクター作成からです。以下、キャラクター作成の、ゲーム要素的な点について説明します。これがちょっとお粗末なのです。聞いてもらえますか。記憶に頼って書いているので多少間違いはあるかもしれません。　主人公の能力値決定は10点のポイントを三つの能力値に割り振るシステム。小数点はありません。一分も悩まずに終了。三つの能力値とは「力」「情」「意思」なのですが、どの能力がどう言うときに使われるのか、と言うような肝心な情報はどこにも書かれていません。(あるいはよほど見つけにくい所に書いてあったのでしょう。）「力」は攻撃力に関係するのかな？ぐらいのことは思いますが。　ゲームスタート時に主人公が居る国を選択。5つぐらいの選択肢の中から選ぶだけ。どう選択すればどう有利不利があるのかなどの情報はないので、適当に選びました。　「歌姫」のタイプの選択。僕が心の中で決めていた、第一希望も第二希望も選べないので、第三希望ぐらいの、そんなに好きになれない感じのヒロインを選択。しかたない。　そのヒロインの「誕生月」だか「守護星座」だかを12の選択肢の中から選ぶのですが、これも有利不利の情報はないので適当に選択。　お分かりいただけるかと思いますが、ここまで、かなりゲーム的要素が乏しいです。　複雑であればいいとは言いませんが、今までのところ、あまり戦略などを考える余地がないのです。もう少し本格的なゲーム要素を期待していた者としては、肩すかしを食ったような気分です。　しかし一応、まだキャラクター作りは終わっていません。次はいよいよ「絶対奏甲」、つまり主人公が乗り込む事になる機体の選択なのですが…。　明日の日記に続きます。

  2003年11月08日

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• 詐欺くさいぞ！ホビージャパンの「Ru/Li/Lu/Ra On Line(ルリルラ オンライン)」

  　今読んでる本はH.G.ウェルズの「タイム・マシン」。SFの古典中の古典ですな。昔読んだ事があるはずなんだけど、内容を全然思い出せない事に気がついて、本屋で衝動買い。また読み終わったら感想を書きます。　模型雑誌、ホビージャパンの広告を見て、オンラインゲーム「Ru/Li/Lu/Ra(ルリルラ) OnLine」を遊び始めました。昨日からです。月500円の参加料がかかるのですが、ウェブマネーでも支払いが可能だったので、以前購入して余っていたウェブマネーを使って支払いました。　ところがどうもこのゲーム、いろいろ問題があるようです。どこから説明しようかな。このゲーム、ファンタジー世界を舞台にした戦争もので、プレイヤーキャラクターには「歌姫」と呼ばれる女性キャラクターが一人、付き添います。　「歌姫」のタイプは複数あって、ゲーム最初のプレイヤーキャラクター作成時に、付き添う「歌姫」のタイプを選ぶ事になっています。　で、ゲームに参加する前に、ホームページの説明を読んだのですが、どんな「歌姫」のタイプが選べるのか、それについての情報が見つからなかったのです。しかしそう言ったことを知りたかったのでリンクをたどるなどして情報を探しているうちに、それらしい情報が書いてあるページを見つけました。そのページには、21人の歌姫の紹介がされていました。そのうち5人はゲームで使えないように思えたので、そうか、ここに書いてある16人の中から選べるのだな、と僕は思いました。　しばらく迷った後、よし、自分が遊ぶときにはこのタイプの歌姫を選択しよう、と心の中で決定。(「戦闘屋」の歌姫でした。）しかる後に、参加料(500円)を払って登録し、キャラクター作成に入りました。　キャラクター作成は難しい事はないのでサクサクと進み、歌姫選択の画面になりました。　ところがです。画面には8人の歌姫しか表示されないのです。もしかして前に設定したプレイヤーキャラクターの能力値によって選べる歌姫の種類が変わるのかと思い、能力地の設定からやり直してみたのですが、選べる歌姫の種類に変化なし。プレイヤーキャラクターの名前によって変わるのか？と思い、他の名前に変更してみたのですがダメでした。　心に決めたヒロイン(歌姫)が選択できないのでは遊ぶ気も起きなくて、キャラクター作成を中断。「Ru/Li/Lu/Ra」のホームページの「お問い合わせ」フォームから質問（「16人の中から選ぶ事が出来るのではないですか？」）を投稿しました。　一応その日のうちに回答が来ました。届いた回答を読んでみると…。(一行目の引用はこちらの書いた質問です。)-----> 歌姫が8人の中からしか選択できないようでした。16人の中から選択できるのではないのですか？ゲーム上では歌姫は８名の中から一人選ぶ仕様になっております。どちらかに１６名から選ぶというような公式な記述がありましたでしょうか？ありましたらお知らせいただければ早急に調査させていただきます。-----　この回答を読んで、ちょっとカチンと来ました。　それじゃあの21人の歌姫の紹介はなんなんだ！？　そりゃ確かに、「16名から選ぶって言う公式な記述」とやらはなかったよ、確かにね。　しかしだからと言って、公式サイトでそういう肝心な点をはっきりさせないで置いて、21人の歌姫の紹介があるページがあって、直接ではないにせよそこにリンクまで貼ってあって、それで勘違いさせておいて、参加料を払わせておいて、「８名の中から一人選ぶ仕様になっております。」だとお？「公式な記述がありましたでしょうか？」だと？　僕は、断固として抗議のメールを送る事にしました。(明日の日記に続く)

  2003年11月07日

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• アニメ「神魂合体ゴーダンナー」

  　録画してあったアニメ「神魂合体ゴーダンナー」の第4話を見た。　第一話の放送時にはこのアニメの事を知らなくて、第三話は録画に失敗して見ていないので、以前に見たのは第二話だけなのだが、これはこの第二話だけでは話が完結していなくて、このアニメに対する評価を下せないでいたのだが、第４話はそれだけで話が完結していて、これを見て僕の評価は定まった。面白い。見るに値する。ちょっと嫌な所もあるけど。　ようは「ゲッターロボ」とか「マジンガーＺ」とか、あの辺を彷彿とさせるスーパーロボット系のロボットアニメ。近年の作品だと「ガオガイガー」が雰囲気的に近いかな。あれはほとんど一話しか見た事がなくてよく知らないんだけど。　「嫌な所もある」って書いたけど、それが何かと言うと、無意味にお色気を振りまいてる所かな。女キャラクターのパイロットスーツは腰のあたりがハイレグの水着みたいな露出度だし、バストがゆれる描写が執拗にあるし。これでは「ゴーダンナー」が好き、と言う発言がしにくいではないか。人に勧めるのもためらわれる。まあ、これはこれでいいかとも思えるんだけど。　このアニメのどう言う所が気に入ったかと言うと、ちゃんと人間関係のドラマをやっている所。まあ、第二話と第四話しか見てないので、これからもそういうアニメであってくれるかどうかは分からないけど。　ロボットのアクションに関しては…もちろん、このアニメの魅力ではあるんだけど、ちょっと僕の好みとは違う。ロボットの動きにロボットらしさがない点が好きになれない。好みの問題だとは思いますが。　BSデジタルチューナーを持っているのでBS朝日の放送で見ています。地上波だと僕の住んでいる三重県のあたりでは見られないようです。友達との共通の話題にするためにも、地上波で放送して欲しい物ですが…。

  2003年11月05日

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• 2日の日記に書いたこと、その後

  　2日の日記で、「3日か4日には公開する」と予告していた小説（「collar　～カラー～」と言うタイトルです。)の第二話(第一章、第二章と書きましたが、第一話、第二話の間違いでした。）ですが、結局書こうとしていたところまでは書けませんでした。しかし予告していた責任も感じたので、予定より少ない内容ですがとにかくアップロードしました。(アップロードの作業などに手間取り、厳密には4日に間に合いませんでしたが。)そのページのアドレスです。http://www.geocities.co.jp/Playtown-Darts/3699/belm_story.html 　予定ではHなシーンも書くつもりでしたが、今回アップロードした物はまだそこまで書いていません。あしからずご了承ください。そういう描写を読みたくない人は安心して読んでください。(そんな人いるのかな。)　第二話の続きも、近いうちに公開できると思います。　このホームページにきてくださる皆様が、どんなサイトから来ているのか?言い換えればどんなサイトからリンクされているのか?それを知りたくて、2日の日記に書いた「スゴイカウンター」の提供するカウンターを、この楽天市場のページにも設置してみようとしました。　…残念ながら、設置は出来ませんでした。設置するためにはJAVAscrｉptでかかれた部分を含むhtmlを挿入しないといけないのですが、セキュリティ上の問題のため、楽天市場のホームページではJAVAscrｉptを含むhtmlコードは利用できなかったのです。残念。　僕の把握していないページからリンクをたどってこのページに来てくださっている皆さん、教えてくれませんか?どんなページからここに来ているのですか?このホームページは、ある日を境に急にアクセスが増えたので、きっと僕の把握していないページからリンクが張られたのだと思うのですけど。　それが例えばSF系のページなら、ようするにこのページの読者の大半はSFファンと言うことだから、それにあわせたコンテンツを増やしていくようにしたいと思っているのですが…。

  2003年11月04日

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• 近状報告

  　近状報告。29日の日記で予告した小説をまだ執筆中です。もっと早く書きあがる予定でしたが…。予定より長くなってしまって、時間がかかってしまっています。今、20キロバイトぐらいの分量ですがまだ途中です。（ハヤカワ文庫の書式なら18ページぐらい…と書いたあとで確認してみて気が付いたが、同じハヤカワ文庫でも1行の文字数、1ページの行数は同じとは限らないようだ。)　前の日記にはアダルト小説と書きましたが、今のところあんまりそっち方面の描写はほとんどないです。やっぱりこれをアダルト小説と言うのは適当ではないかな。かといって何と呼べば良いのか、分からないんですが。恋愛小説と言う感じじゃないんです。　…僕の美意識としては、クリエーターと言う者はただ作品を発表すればいいのであって、発表前の(作成中の）作品について、こんな作品です、とか宣伝めいた事を言うのは美しくない、と言う感覚もあるのですが、この日記を書くネタも不足しているのでちょっと書きます。　物語の舞台は現代日本。ただし、われわれの住む現代日本とは違って奴隷制度が普通のことになっている世界です。　季節は春。主人公の名は木津川誠人（きつがわ　まさと）。彼はあまり奴隷が使われていない田舎で育ちました。しかし大学受験に合格し、この春から、都会で一人暮らしをする事になりました。　両親は、一人暮らしをした事がない彼のために、通信販売で彼と同じぐらいの年頃の女奴隷を買い与えました。　そして、誠人が引越し荷物とともにアパートの自分の部屋に着いた日に、彼女はその部屋に届けられます…。　うん、あらすじを言うとこれだけです。部屋に彼女が届けられる所から話が始まって、それから、第一章と今書いている第二章とあわせて今37キロバイト書きましたが、さっぱり話が進みません。まだ二人とも部屋の中で話をしているばっかりです。当初の予定ではもっと早く話が展開する（Ｈな展開含む)はずだったのですが…。　まあそれはともかく、小説の主眼は何かと言うと、『奴隷制度が普通の事になっている現代日本と言う、特殊な世界の紹介』…かな。主人公の誠人君もこの世界の奴隷制度については何も知らないに等しい状態なので、彼と一緒にこの特殊な世界を体験できる、そういう小説にしたいと思っています。　とにかく、頑張って書いています。明日(3日）か明後日には第二章を書き上げて公開したいと思っています。＊＊＊＊＊＊　『トゥームレイダー　美しき逃亡者』のことも以前の日記に書きましたが、これも今も遊んでいます。遊び始めた頃には、前作までとあまりに変わってしまったことに驚いて、悪印象を持ってしまいましたが、遊びなれてくると、これはこれでいいか、と思えるようになりました。　ただ、やはりちょっと操作性は悪いような気がします。このゲームシステムを継承した更なる続編が作られるのなら、改良を期待したいところです。　ストーリー性は大幅に増しているように思えます。まあ、取り立ててストーリー的に面白い物があると言うほどでもないですけど、アクションゲームの、雰囲気を盛り立てる物としては十分以上の物があると思います。　謎解きおよびアクションの難易度は高めですが、あるいはこれぐらいがちょうどいいのかも、とも思えます。何と言ってもシリーズ第6作なのだから、前作までをクリアしてきた人たち向けと言うことならある程度難易度が高くなるのも仕方ないかも。しかし今作に関しては、操作方法など、別のゲームに思えるほどの違いがあるので、もう少し難易度が低くても良かったのでは、とも思います。　あれは『四季の広間』と言うステージのラストだっただろうか、赤い光に包まれた幽霊が襲いかかって来る部屋に閉じ込められる場面があるのだが、あそこは難しかった。結局攻略サイトのお世話になった。攻略サイトの情報がなければ、何をすればいいのかさえ分からなかった所です。　まあ、そんな風に部分的に不満はありますが、面白いゲームには間違いないと思います。あまりに前作までと違う事が、ふとさびしく感じられたりもしますが。＊＊＊＊＊＊　この『楽天市場』でホームページを作って、感心した事はいくつかありますが、一つは一日ごとのアクセス数が分かる事。この機能を僕が作っているもう一つのホームページ（EVERMIND official web site)にも手軽に実装する方法がないかな、と調べてみた所、アクセス解析機能付きのカウンタのレンタルサービスと言うのを利用すればいいと分かった。そういうサービスを提供している所を探したらいくつかあるようで、その中から「スゴいカウンター」と言うところのサービスを利用する事にした。（http://www.sugoicounter.com/ ）　決め手になったのは無料である事と、広告が表示されない事。(無料だけどカウンターだけじゃなくて広告が表示されると言う所が多いようです。)　利用をはじめて二日になりますが、期待していたよりも多くの情報が分かるのに感動しました。そのページにきた人がどのサイトから来たのか、どんなブラウザを使っているか、使っているパソコンのOSは何か、と言うような情報さえ得られるのです。逆に言えば普段われわれがネットサーフィンしている時、いかに多くの情報が採取されているかと言うことでもあって、少し怖いような気もしました。　しかしここのサービス、サービス内容は素晴らしいのですが、提供している環境そのものに少し不安があるようで、カウンタを埋め込んだページでは、そのカウンタだけ表示されるのに妙に時間がかかったり、再読み込みしないと表示されなかったりします。　アクセス解析の情報を見るためにはその「スゴいカウンター」のサイトに行ってログインしないといけないのですが、このサイト自体が不安定で、どうかすると読み込みに失敗してページが表示されなかったりします。時間帯などによるのかもしれません。そこまでいかなくても、読み込みに時間がかかることは良くあります。　そのうち、経営している会社がつぶれてサービスが停止になったりしないかと不安です。僕の知人の個人ページはとある会社の提供する掲示板を利用していたのですが、妙に掲示板の表示に時間がかかったりするなと思っていたら、そのうち会社がつぶれたらしく掲示板がまったく利用できなくなった、と言うことがありました。それを思うと。

  2003年11月02日

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• 初めてのファンレター？

  　ここ最近、僕が自由時間に何をしていたかと言うと、もっぱらプラモデルを作っていたような気がする。「メビウス･ゼロ」を作っていて、その次は「スカイグラスパー」を作っていて、一番最近はＨＧＵＣ(ハイグレードユニバーサルセンチュリー)シリーズの「Ζガンダム」を作っていて、このキットはほんとに出来が良くて、作るのが楽しくて一時はサルのように熱中して作っていたのだが、接着剤を使っての合わせ目消しと言う、待機時間を置かなければならない工程を踏んで作っているために時間がかかってまだ完成していない。　いやそんな細かい事はどうでも良くて、なんか最近クリエイティブな事をしていないなと、ふと思ったのだ。公言した事は無いが僕は何時もクリエイティブでありたいと思っている人間なので、これではいけないと感じた。なにかもっとクリエイティブな事をしなければダメだと。　いや、やりようによってはプラモデル作りもクリエイティブな作業になるとは思うが、僕の場合、特に改造もしていないし、塗装もアニメの設定をだいたい忠実に再現する方針でやっているので、今の僕にとって、僕のプラモデル作りはクリエイティブな作業ではないのだ。(「スカイグラスパー」に関しては少しアニメの設定から外れて、部分的にオリジナルのカラーリングにしたのでこれは多少クリエイティブと言えなくも無いが、まあ、大した物ではない。)　そう、クリエイティブな活動をしていない証拠に、僕の創作活動の発表の場でもあるホームページ、「EVERMIND official web site」は最近全然更新が無い。放置状態だ。制作を途中まで進めて、そのうち続きをやろうと、中断してしまっている作品が幾つもあるのにだ。　これではいかんと、中断している作品の制作を再開する事にした。創作サークル「EVERMIND」設立の本来の目的であったゲームの制作も進めたいところだが、とりあえずは手ごろな、小説の続きを書くことにした。2001年の3月に第一章を書いただけでその後まったく続きが書かれなかった、アダルト小説「Collar」の続きを書くことにしたのだ。アダルト小説と言っても第一章では何というかその、性行為の描写は出てこないんだけど。うん、アダルト小説と言うと語弊があるかな、性的描写だけが小説の中心じゃなくて、世界観や、それからもちろんストーリーも楽しんでもらえるような作品にしたいと思っています。　なんで、本来のサークル設立の目的であるゲーム作りを措いてまで小説の方を優先するかと言うと、この「Collar」と言う作品、まだプロローグ的な内容である第一章しか書かれていない作品ではありますが、僕が世に発表した作品でただ一つ、「ファンレター」を獲得した作品であるからです。(実際の手紙ではなく電子メールですが。)　いや、ファンレターと言うと大げさですが。でも「とても気に入りました。続きがあるならぜひ読んでみたいです。」と言うようなことが書かれたその短いメールを受け取って、僕が大いに感動したのも事実なのです。　これまで、大学時代のサークル活動などを含めると、幾つかの作品を発表してきた僕ですが、見知らぬ人から感想をもらったのはこれがはじめてでした。（もしかして、僕の知人が見知らぬ人を装ってメールを書いたのかもしれませんが。でもまあ、僕の知っているメールアドレスから来たメールではなかったと思います。）所属する創作サークル内の人とか、友人とか、そういう身内の人から好意的な評価をもらった事はあるんだけど、そう言うのってどれだけ本音で、どれだけ義理で言ってるのか分からないから、純粋に喜べないわけです。　この「Collar」と言う作品、第一章を書いたあとで、なんだか発表する価値の無い作品のように思えて、続きを書く気力を失っていたのですが、その一通の電子メールを受け取って考えが変わったのです。少なくとも、この世界に一人は、続きが読みたいと思った人がいる。それも、その事を作者に電子メールで伝えようとするまでに。それなら、作者に電子メールを出すほどではないけど、まあ、続きがあるなら読んでも良いかな、ぐらいの好意的な印象を持った人なら10人は居るかも知れない。設立から2年9ヶ月を過ぎてもまだカウンタが6000ヒットにも達しない、しがないホームページを見た人の中だけで10人居るなら、これは結構公開する価値のある作品なのでは？と、躁病の気がある僕は楽観的にそんな風に思ってしまうのでありました。　そう言う訳で、昨日から、大好きなプラモデル作りの楽しみを断ってまでして、「Collar」第二章の執筆に取り掛かっています。「章」と言ってもたいした分量ではないので、近日中に書き上げられると思います。書き上がったらこのホームページからもリンクされている「EVERMIND official web site」で公開します。興味があったら見てやってください。

  2003年10月29日

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• 「トゥームレイダー　美しき逃亡者」の新システム

  　「トゥームレイダー　美しき逃亡者」の話。　家ではこのゲームを主に遊んでいるのは母で、僕はアクションなどが難しい所を手伝うと言う感じで遊んでいる。　で、ゲームを遊んでいる母に調子はどうかと聞いたら、今は行き詰まってしまっていると言う。ある人物に会いに行けばいいのかと思って、どうにかその人物と会う所まで漕ぎ着けたのだが、その人物と会うとイベントシーンで殺されてしまい、ゲームオーバーになってしまうと言うのだ。これはどうやらまだその人物と会う前にする事があるに違いないと思い、これまでに行った所、あちこちに戻って、見落としが無いかどうか確かめているが、なかなか何も見つからないのだと言う話だった。　僕も多少やってみたのだが埒があかない。困ったときの攻略サイト頼みと言うことで、攻略を掲載しているホームページを探す事にした。　以前のトゥームレイダーシリーズを遊んでいるときから攻略サイトのお世話になっていたので、今作、「美しき逃亡者」の攻略が載っているサイトを見つけるのに手間はかからなかった。発売されて間もないから全ての面の攻略が載っていたわけではないが、今行き詰まっている所までの攻略は載っていた。　で、そのページの攻略の説明の文章を僕が読み上げた。「…会話時の選択によってはゲームオーバーになる事もある…」と言うところを読んだ所で母は「えっ！？」と素っ頓狂な声をあげた。どうしたのかと聞くと、「会話のときに選択肢があったなんて知らなかった！」とのたまう。　そう、今作「美しき逃亡者」は、会話シーンで選択肢が出てきて、その選択によってストーリー展開が変わる(事もある)と言う要素が追加されているのだ。このことは今作の発売前から宣伝されていて、母もそれは知っていたはずなのだが、実際に遊んでいるとき会話シーンで選択肢が出ていることには気が付かなかったと言う。なかなかのゲーム音痴だ。　だって、会話シーンが自動的に進む中、急にそれが止まって、画面に二つのセリフ（＝選択肢)が表示されて、そのうち上に表示されている方は明るい色で表示されていて選択されている事を示していて、このとき十字キーの上下で選択されているセリフを切り替える事が出来て、決定ボタンを押すと再び会話が進むと言う分かりやすい選択画面があるのに、二つセリフが表示されているのはバグなんだろうなと思って、選択できる事に気が付かなかったと言うのだからかなり重症だ。こう言う人には「以下の選択肢からセリフを選択してください」みたいな明示的なメッセージがないとダメなのだろうか。そういうメッセージが出るのはどうもエレガントじゃなくて好きになれないと個人的には思うのだけど。　ところで、前の日記ではこの「美しき逃亡者」のシステムが前作から一変した事にについて、ほとんど否定的な事ばかり言ったが、一つ良くなっている事に気が付いた。それは、何かアクションが可能な地点に行くと、画面にアイコンが表示されるようになった事だ。些細な事だが、これによってずいぶんとゲームを遊ぶ上でのストレスが解消されると思う。前作までだと、そこに何かがあることには気が付いていても、それが操作できる物だとは気が付かずに、そのせいで行き詰まってしまう事がよくあったと思うが、今作では操作できるものに近づいた時点でアイコンが出て、何か操作が出来る事がプレイヤーに伝わるようになっている。これは良いと思う。

  2003年10月27日

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• プラモデル、HGUCゼータガンダム

  　HGUCのゼータガンダムのプラモデルを買った。これが欲しくてこの数日毎日プラモデルを売っている店を巡っていたのだ。バンダイのプラモデルの出荷日の情報はインターネット上では公開されていない（みたいだ）。FAXで情報を入手する事が出来るのだが、うちは今FAXを使える状態に無いので、Ζガンダムのプラモデルの発売日に関する情報は模型雑誌の「10月発売」と言う情報しかなかったのだ。発売日に手に入れるためには、10月発売ならもうそろそろだろうと思って毎日模型店を巡るしかなかったのだ。不便な話だ。なんでバンダイは新作プラモデルの発売日をインターネットで公開しないのだろうか。実際に店頭に並ぶ日がいつかと言うことを教えろとは言わない、出荷日だけでも教えてもらえると助かるのだが。　さて、早速組み立て始める。期待にたがわず良い出来だが、思っていたほど色分けが完璧ではない事に気が付く。肩部分の側面のスラスター部分は、本来黄色と黒のはずだがここは青いパーツで作られていて、貼るべきシールも付いていないので、ここは(こだわるなら)塗装の必要がある。そのほかにも幾つかその様な箇所があるようだ。　少し失望したが、同時に嬉しくもあった。塗装の楽しさを味わう事が出来るからだ。ただ、塗装の必要があるのはいずれも細かい箇所で、塗装作業にはなかなかストレスがかかるかもしれない。(時には、それが楽しく思えることもあるが。)缶スプレーをいろいろ揃えてあるのだから、広い面積を塗ってみたいものだ。　ところで、以前の日記に、このHGUCのゼータガンダムのプラモデルについて、「頭部の形状が僕のイメージと違うので、作り直してみたい。」と言うようなことを書いたが、いざパーツを目の前にしてみると、それはなかなか難しい作業だと否応無く気づかされる。もっとプラモデル改造の腕が上がるまで挑戦できそうに無い。今はまだ無理だ。

  2003年10月26日

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• トゥームレイダー第六弾をちょっと遊んでみての感想

  　プレステ2のゲームソフト「トゥームレイダー　美しき逃亡者」が届いた。「トゥームレイダー」シリーズの第6弾。母がこのシリーズが好きで、アマゾンで購入していたのだ。　少し遊んでみたのだが、あまりいい印象を受けなかった。まだ慣れてないからかもしれないが…。　そう、前作までとだいぶ変わっている。操作方法の違いもあるし、画面アングルの切り替わり方もこれまでとは違う感じがする。違うゲームを遊んでいるみたいだ。　例えば…「トゥームレイダー」シリーズでは、少し離れた足場に飛び移るとき、まず、いま立っている足場のぎりぎり端まで歩いて行って、そこから一歩後ろに飛び退り、その地点から助走をつけてジャンプ、次の足場に飛び移る、と言うのが一つの基本動作だった。基本中の基本だ。　ところが、今作ではこのアクションができない。一歩後ろに飛び退る、と言う動作ができなくなっているからだ。前作までは十字キーの下を押す事で一歩飛び退る、と言う動作になったが、今作ではそもそも十字キーを使わず、アナログスティックを使うようになっている。(注:あくまでプレステ2版の話である。パソコン版のことは知らない。)そして、アナログスティックを下方向に倒しても、主人公は一歩後ろに下がるのではなく、画面の下方向に動くだけなのだ。　要するに全然違うのだ。前作までは上キーで前進、左右キーで方向転換だったが、今作ではスティックを倒した方向に主人公が動く。移動方向の指定方法が相対的なものから絶対的なものに変わっているのだ。違うゲームの様に思えると言うのは決して誇張ではないのだ。　まあ、悪くなった点ばかりでもない。初代プレステや比較的低スペックのパソコンで動作していた前作までと違って、グラフィックは格段に綺麗になっていると感じた。前作までだとステージは立方体単位のブロックを組み合わせて構成されていると感じられた。四角い箱を組み合わせてステージが作られている感じで、それが安っぽく感じられて好きじゃなかったと言う人もいたと思うが、今作では一見してそういう風には見えない。主人公はぐっとリアルになった世界の中を動き回る事ができる。　しかし、前作までのブロックで構成された世界もいい点があった。距離が見積もりやすい事だ。「ここからあそこまでは3ブロック分だから、助走をつけてジャンプして、縁につかまれば行けるな。」とか、前作まではそういうことを考える事ができた。今作からはそれは難しそうだ。　そんなわけで、前作までが好きだった人から見るといろいろと疑問を感じさせる今作だが、製作スタッフだって馬鹿じゃないだろうから、これは敢えてこうしているのだろう。まだ遊ぶ側が慣れていないので変に思えるのだが、遊び慣れれば前作までよりももっと楽しいゲームになっている事が分かる、そういう出来になっているのではないだろうか。もっと遊びなれてからまた感想を書きたい。

  2003年10月25日

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• ガンプラ、メビウス・ゼロの塗装

  　小説を読むのはあまり進んでいない。この数日は主にプラモデルを作っていた。「ガンダムＳＥＥＤメカセット」の、メビウス・ゼロをだ。前半でのムウ・ラ・フラガの愛機。良い意味でロボットアニメ的でない、ＳＦテイストのあるデザインで僕は気に入っている。メカデザインは山根公利氏。ガンダムＳＥＥＤでは戦艦、モビルアーマーなど、非人型メカのデザインを担当していたようだが、僕はこの人が人型メカ（＝モビルスーツ）を含めた全てのメカデザインをやればよかったのにと思っていた。と言うようなことを以前の日記にも書いただろうか？書いたような気もする。このプラモデルはだいぶ前から作りかけの状態で放置してあったのだ。作っていた時期に日記に何か書いたような気もするのだ。　まあいい。以前に書いたことと重複するかもしれないが書く。このプラモデルはEXモデルと言うシリーズで、パーツは単色で成型されていている。組み立てただけでは設定どおりの色分けは再現されない。塗装をする必要があるわけだ。　プラモデルの塗装をした事が無いプラモ初心者の人に参考になるように、僕のやり方を書いておく。別に特別な事はやってないんだけど。塗装がひとまず終了した状態の写真を、「日記関連・デジカメ写真」の「10月23日」のページに載せておいた。　さて、メビウス・ゼロは大体オレンジ単色で、それほどカラフルなデザインではない。パーツはそのオレンジ色で成型されているのでそれを生かして、オレンジ色ではない部分だけを塗装して仕上げる方針でいった。　白く塗る部分があり、これはスプレー塗装でうまくいった。まず下地としてホワイトサーフェイサーを吹き、その後にピュアホワイトで着色。後でクリアーコートでつやを整えた。　このプラモデルの機首部分を作っていたときはスプレー塗装をした事が無くて、筆塗りで白い部分を塗っていたのだが、塗膜が厚くなってしまい、見栄えの悪いざらざらした表面になってしまった。白を塗る場合はスプレー塗装のほうが良いようだ。　8門ある小さい銃身部分はお気に入りの色である「ガンメタル」のスプレー缶で塗装した。ただ、今までは黒っぽい色のパーツにしか塗った事が無かったので気がつかなかったのだが、このガンメタルと言う色、隠蔽力はそれほど強くないようで、少し吹いたぐらいでは下地のオレンジ色が見えなくならない。結構厚く塗る事になってしまった。次からは濃い色を下地として塗ってからガンメタルを塗るようにした。うまくいった。　あと、スミ入れもやってみた。ふき取りタイプのガンダムマーカー・スミ入れ用を使用。ふき取る際にすこしパーツに色がついてしまったが、汚し塗装のようにも見えるので気にしないことにした。　と言うような工程を経てほぼ完成まで漕ぎ着けた。他人から見れば何と言うこともない仕上がりかもしれないが、多少とはいえ苦労して仕上げたので個人的には大満足。　あれ、意外と書くことが少ないな。白とガンメタルと、スミ入れの黒しか塗ってなかったっけ？ああ、バーニアなんかは、パッケージの塗装済みの写真でも真っ黒で塗っているようだったので、その通り、真っ黒で塗った。当たり前だが黒は隠ぺい力が強いので下地の色が残ってしまう心配は要らない。楽な物だ。　黄色い目のような模様の部分を塗ったのはだいぶ前のことなのでどうやって塗ったか覚えていない。いきなり黄色を塗るのではなく、下地を塗った事は間違いないが、下地に何を塗ったのかが分からない。今僕がやるのなら灰色のサーフェイサー→白いサーフェイサー→黄色塗装と言う順序かな。灰色のサーフェイサーは要らないかも知れない。　なんだかほんとに当たり前の事しか書いてないな。プラモ初心者の人、参考になったでしょうか。(そもそも、そういう人が居るのか？このページを見ている人の中に？)

  2003年10月23日

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• 「雪はとけた、雪は消えた」（ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア）の感想

  　ジェイムズ･ティプトリー･ジュニアの「雪はとけた、雪は消えた」の感想。　読み始めたときから、「あれにちょっと似てるな。」と思っていた。あれとは、ハーラン・エリスンの短編「少年と犬」である。「雪はとけた、雪は消えた」の主人公は女で、知能の高い狼（知能が高いと言っても人間の言葉を話したりはしないが）と一緒に行動している。「少年と犬」の主人公は少年だが、タイトルの通り犬と一緒に行動している。この犬も人間並みの知能を持ち、テレパシーで主人公の少年と人間の言葉で会話するのだ。違いはあるがこの点で二つの作品は似ていると思ったのだ。とはいえ、それほど気にしてはいなかった。　しかし、終わりの方まで読んで驚いた。ええと、どこから説明すればいいだろう。主人公の女の冒険の目的は、野蛮人の男を捕獲する事だった。その理由は途中まで明らかにされず、作品の最後の方になって明らかにされる、と言うか、ほのめかされるのだが、その理由と言うのが…。　ネタばれ防止のためちょっと回りくどい書き方になってしまうが許していただきたい。その理由と言うのが、「少年と犬」において、映画館にやってきていた少女が彼女のコミュニティに主人公の少年を迎えた理由と似ているようなのだ。まったく同じではないが、似ている。そしてどちらの作品でも、その理由がストーリー上重要なポイントなのだ。　これではちょっと、この二作品は似すぎている。どちらかがどちらかの作品に影響を受けて、作品を書いたと見て間違いないように思える。しかし、どちらがどちらを真似したのだろうか？　巻末の解説を見て、作品の発表時期についての情報を調べる。それによると、「雪はとけた、雪は消えた」は「ヴェンチャー」と言う雑誌の、1969年11月号で発表。「少年と犬」の正確な発表時期はわからなかったが、この短編は1969年のヒューゴー賞第二席を獲得したと言う。多分、「少年と犬」の方が先に発表されていたのだろう。真似をしたのはティプトリーの方と言うことになる。1969年と言う時期、エリスンは既に人気作家としての地位を獲得していたが、ティプトリーのほうはデビューして間もない時期のようだったから、その事を考えても逆ではありえないだろう。ティプトリーほどの天才的な（と僕には思える）作家でもそういうことをする事があったのかと少し驚いた。（前言を翻すようだが、この二作品が似ているのは偶然と言う可能性も無いではない。「雪は～」の発表が69年11月号と言うことだが、11月号と言う事は多分10月に発売になった本だろう。10月に発売と言う事は、雑誌制作のスケジュールから考えて、その数ヶ月前には作品は完成していなければならない（だろう）。そう考えると、「少年～」の正確な発表時期によっては、ティプトリーが真似をして作品を書くのは不可能と言う結論も導かれうる。）　フォローしておくと、「雪は～」と言う作品がまるっきりの盗作と言っているのではない。「少年～」とは違う魅力を持った、一つの作品であると言っていいと思う。だから「少年～」を読んでしまうと、「雪は～」と言う作品は全然楽しめない、と言うことはない。両作品を読んで、アイデアの剽窃の疑いがあることを知ってなお、「雪は～」の方が好きだと言う印象を持つ読者もいることだろう。主人公を、生まれつき両腕のない奇形の女に設定した事などによる奇妙な世界観はこの作品独特の魅力だろう。（僕個人の好みでは「少年～」の方に軍配が上がる。セリフが多くて読みやすいし。）　なお、巻末の解説には、この「雪は～」と言う作品について、「書かれなかった長編小説の冒頭部だという。だが、これだけでみごとに完結しており、…」と書かれている。なるほど、言われてみるとここからさらに話が展開していきそうな感じもあり、また、少し謎が残るような形式になっているのもそういう事情があったのかと納得させられる。　余談だが、この小説の最後の一文は、「ここは、かつて～と呼ばれた地。」と言うものだ。（「～」にはとある国名が入る。）しかし、僕にはその一文に作者がどのような思いをこめたのか、よく分からなかった。その「～」の国についてあまり知識が無いせいもあるだろう。あるいは、作者としてもそれほど深い意味は込めていないのかも知れないが…。ちょっと気になる。　「故郷から一〇〇〇〇光年」に次に収録されている「ヴィヴィアンの安息」については、一読したがちょっと意味が分からなかったので、もうちょっと読み直してからまた感想を書きます。難解と言うほどではないですが、ちょっと難しく思えました。

  2003年10月16日

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• プラモデルの缶スプレー塗装、初体験

  　数日前に書く予定だったプラモデルのスプレー缶塗装について。　それまでプラモデルの塗装は筆塗りしかしたことが無かったのだが、初めてスプレー缶で塗装をしてみたら、これが実に楽しかった。筆塗りでは、塗料の種類にもよるが、塗装と乾燥を何度も繰り返して仕上げる必要がある。一度塗っただけでは部分的に薄かったりして完全には仕上がらないが、かといって乾燥する前に塗り足そうとするとせっかく塗った塗膜がはがれてしまい、見た目に汚い状態になって、一からやり直す事になってしまうからだ。　そう言うわけで筆塗りはめんどくさい作業なのだが、スプレー塗装ではそう言った事が無かった。シューッ、シューッと軽快に塗料を乗せていくだけで、あたかもパーツが最初からその色だったようにきれいに仕上がる。感動的ですらあった。　技術的に難しい事は何もしていない。スプレー缶の説明にも書いてあるとおりの事をしているだけだ。一度の吹き付けで塗装を済ませようとするのではなく、塗る面を通り過ぎるような感じで吹き付けて、少しずつ色を乗せてゆく。なかなか色がつかないのにイライラして、集中して吹きつけると塗膜が厚くなってしまってきれいに仕上がらないので注意だ。塗る面とスプレーとの距離は20cmぐらい。塗るパーツが濃い色で塗りたい色が薄い色(黄色、白など)の場合は本塗装の前にサーフェイサー（塗装の下地仕上げ用スプレー）を塗っておくと良い。場合によってはサーフェイサーの上に白を塗り、その上から本塗装。　大体これぐらいの事に気をつけて作業していればうまく行く。塗装作業がスピーディに進んで、楽しかった。　この経験で一つ悟った事がある。悟ったって言うとちょっと大げさだけど。それは「楽しい事だけ、していればいいんだ｣と言うこと。プラモデルを作るのが仕事な人はいざ知らず、僕らにとってはプラモデル作りは趣味なんだから。それを今までは、やれ紙やすりを使ってゲートあとを消さないといけない、やれ接着剤を使って継ぎ目消しをしないといけない、といろいろな作業をしないといけないと思い込んで、プラモデル作り自体がめんどくさい事に思えて、やる気をなくしていたような気がする。だからスプレー缶は以前から買ってあったのに、つい先日まで試してみた事が無かったのだ。損をしていたような気がする。　模型雑誌「ホビージャパン｣の連載記事でモデラー、MAX渡辺が言っていた｢自分基準｣と言う言葉の意味が分かった。模型をどこまで作りこむかは自分で決めればいいのだ。他人が決める事じゃないんだ。趣味なんだから楽しむのが目的なのであって、めんどくさい、嫌な事はしなければいいんだ。そういうつもりで居た方がずっと趣味を楽しめる。なんだか、そんな当たり前のことにやっと気が付いた感じである。　それはそうと、スプレー缶塗装がこんなに便利な物と知って、初めてエアブラシ（＋コンプレッサー)が欲しくなった。そう、もちろんスプレー缶塗装の欠点は色が限られている点である。ビン入りの塗料は百色以上発売されているが、スプレー缶として売られている塗料は数十色しかないのではないだろうか。塗りたい色がスプレー缶で売ってないと言う事は良くあると思われる。　それがエアブラシさえ手に入れれば、ビンで発売されている塗料の全てが吹き付け塗装可能になるのだ。これはすごい、と思った。それが出来れば模型塗装の幅はぐーんと広がる。プラモデル作りはもっと楽しくなるだろう…。　なんて、気が付くとまた欲しい物が一つ増えていたのでありました。ただでさえパソコン関係だけで欲しい物が多いのに。DVDドライブ、MOドライブ、外付けハードディスク、欲を言えば新しいノートパソコン、その他にはOS（ウィンドウズ)もアップデートしたいし、あ、あと、アニメーション制作ソフトも欲しいし…。人間の物欲には限りが無いのだなあ。

  2003年10月12日

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• ビデオチャット初体験

  　前から興味をもっていたビデオチャットを、試してみた。ソフトはMSNメッセンジャーを使用した。家にある2台のパソコンで、一台は普通にPCカメラを使用、もう一台ではデジカメをPCカメラとして利用した。もちろん直接LANケーブルでつないだりするんじゃなくて、インターネットを経由した接続で利用するのである。　結論から言うと、確かに相手の姿(静止画ではなく動画)を見ながら音声で会話が出来た。子供の頃読んだ、未来にはこんな便利な道具があると言う話に必ず出てきた「テレビ電話」そのものである。ちょっと感動した。（普通の電話みたいにベルを鳴らして相手を呼び出す事は出来ないわけだけど。相手のパソコンが起動していて、ソフトがバックグラウンドでもいいけど起動していないとどうしようもない。)　けど、今使っているパソコンでは性能的にちょっと荷が重いようだった。動画は一瞬とはいえ止まりがちで、音声も時々は途切れて聞き取りにくかったりした。そして、パソコンの性能はそのほとんど全てがこのビデオチャットのために費やされるようで、他のアプリケーションを動作させようとすると恐ろしく遅くなった。他のアプリケーションを幾つも起動するとウィンドウズ自体がハングアップしてしまい、再起動を余儀なくされた。　――もっとも、僕が使っているノートパソコンの方はMSNメッセンジャーを利用していないときでも動作が不安定で、しょっちゅうハングアップしているので、一概にMSNメッセンジャーが悪いとは言えないだろう。どう言うわけか、僕の使っているノートパソコンよりも性能的に旧式と思われる、通信相手に使ったデスクトップパソコンの方ではそれほど処理が重く感じられなかったようだ。OSもWindows98と旧式だから、その分OSの処理が軽いからかもしれない。（ノートパソコンで使っているのはWindowsMe。）　あ、今思い出したんだけど、ビデオチャットを開始しようとしたら「使用しているパソコンはビデオチャットなどに対応していません」と言うようなメッセージが表示されたのだった。「え？できないの？」と一瞬思ったが、やってみると前述のように一応動作したわけだ。これはどう言うことかと言うと、要するに動画の圧縮・展開などの機能がグラフィックボードの機能としては装備されていなくて、そういうメッセージが出たのかもしれない。グラフィックボードがそういう処理をしてくれないものだから、CPU（パソコンの中央処理装置）がその処理を一生懸命行っていて、それで動作が遅くなっていたのかもしれない。だから、そういった機能を持つグラフィックボードさえ積んでいれば、もっと軽快に動作する物なのかもしれないわけだ。　まあ、今の環境でも、動画サイズを小さくするとか、カメラ機能だけ動作させて、会話は音声ではなくて文字入力で行うと言うような使い方をすれば、もっと動作が軽くなって軽快に使えるのかもしれない。（動画機能を使わないで音声チャットだけ使った方がもっと動作が軽くなるんじゃないかって？それはそうだけど、相手の姿が見えないのなら電話と同じで、面白くないじゃない。まあ、ブロードバンドのインターネット接続代以外に電話代がいらないのは魅力だけど。）

  2003年10月06日

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• 昨日の日記の続き（「そして目覚めると～」の感想）

  　昨日の文章の続き。　そういうわけなので、この「そして目覚めると～」と言う作品の文章の読みにくさは、それ自体がこの作品の演出として捉えるべきなのかもしれない。推理小説で言うと綾辻行人(ツジの字が違うけどこれしか出せない)の「十角館の殺人｣で、主要登場人物がみんな外国人名のあだ名でしか呼ばれなくて、また、服装･外見等の描写が少なくて、一見文章力が足りない作品のように見えるが、実はそれこそがこの作品の肝につながっている、そういうのと同じなのかもしれない。　なんだかこの感想の文章を書いているうちになかなか面白い作品だったと思えるようになってきた。けど、本の裏表紙に書いてあったように、この作品が「最高傑作と名高い｣と言うのは納得がいかない。ホントに最高傑作として名高いの？誰が言ったのよ、それ。どう考えても｢たったひとつの冴えたやり方」収録の3編のほうがこの作品よりは上位に来るように思えるんですけど。　あと、「そして目覚めるとわたしはこの肌寒い丘にいた｣と言うタイトルの内容との関係がよく分からなかった。巻末の解説には、「～であることを考えれば、内容との関係もおのずから明らかであろう」なんて事が書いてあるんだけど、それでもよく分からなかった。僕が頭悪いんですかね。　まあともかく、今はこの本（「故郷から10000光年｣）に2番目に収録されている作品、「雪はとけた、雪は消えた｣を読んでいるんだけど、これもなかなか読みづらい作品だ。まだ途中までしか読んでいないが、今まで読んだ所までの内容を言うと、両腕のない奇形の女が、高い知能を持っている狼を相棒に、原始的な生活を営んでいる部族を観察している、と言うところ。それが何らかの任務らしいのだが…。　登場人物が今の所、女と狼だけなので、台詞が少なくて、文章は情景描写の割合が多くて、それで読みにくいようにも思える。前述の｢そして目覚めると～」とはまた違う読みにくさだ。それにしても｢たったひとつの冴えたやり方」は一冊丸ごと苦もなく読めたのに、こっちの本はなかなか読むのが辛いのは、もしかすると訳が僕の好みに合っていないのかもしれない。　あ。それとも、｢たったひとつの～」の方には挿絵が付いていたから読みやすかったのか？もしかするとそうなのかもしれない。

  2003年10月05日

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• ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの「そして目覚めると、わたしはこの肌寒い丘にいた」の感想

  　ジェイムズ･ティプトリー･ジュニアの「そして目覚めると、わたしはこの肌寒い丘にいた」の感想。今日読んだわけじゃないから日記ではないんだけど。　そもそも、僕が最初に読んだティプトリーの作品は「たったひとつの冴えたやり方」だった。読むきっかけになったのはアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」だった。あの頃、僕達はあのアニメに夢中になっていて、それに関する事ならどんな情報も欲しがっていた。インターネットはそれに答えていろいろな情報を与えてくれた。その中にはこんな情報もあった。「新世紀エヴァンゲリオンのTV放送最終話は、当初の予定では『たったひとつの冴えたやり方』と言うタイトルになるはずであった。これは有名なSF短編小説のタイトルである。」　この情報を得て、僕はその小説に興味を持ったのであった。面白い作品を作ったクリエーターが、どんな作品に影響を受けたかと言う話はいつだって興味深い。そういった作品を読む事で彼らがしたように面白い作品を作れるようになるような気がするからだ。そしてもちろん作品のサブタイトルに他の作品のタイトルが使われるなら、それはそのクリエーターに影響を与えた作品に違いないではないか。　そう言う訳で「たったひとつの冴えたやり方」に興味を持っていた僕は、書店で文庫本を見かけて即購入したのだった。　――余談だが、その書店で、「たったひとつの冴えたやり方」の隣には、ハーラン・エリスンの「世界の中心で愛を叫んだけもの」が置いてあった。どうしてこの本が隣にあったのだろう。偶然とは思えない。そう、新世紀エヴァンゲリオンのTV放送最終話のタイトルは「世界の中心でアイを叫んだけもの」だった。ハーラン・エリスンの作品のタイトルをもじった物である事は間違いない。　この二つの本が並んでおいてあったという事は――やはり、そのあたりの事情を分かっている店員がいて、「この2冊を並べておけばどちらかを買いに来た客が両方買うかもしれない」などと思って並べておいたのだろうか。あなどれない店である。どこの店だかもう忘れたけど。とにかくその店員の目論見どおり、僕はその2冊の本を同時に買ったのでありました。（ハーラン・エリスンの本の感想もいつか書こうと思っています。）　で、「たったひとつの冴えたやり方」、この本は表題作を含む3篇が収録された短編集なのだが、泣ける話として有名な表題作はもちろんの事、残り2編もなかなか面白かった。タイトルは忘れちゃったけど大まかな内容はまだ覚えている。　そう言う訳で、ティプトリーの作品を他にも読みたいと思っていて、ある日買ったのが「故郷から10000光年」だった。15作品が収録された短編集。本の裏表紙には「最高傑作と名高い『そして目覚めると、わたしはこの肌寒い丘にいた』を収録」と言うようなことが書いてある。　ページを開くと、一番最初に収録されている作品がその「そして目覚めると～」だった。期待をもって読み始めた。　これがとんだ期待はずれだった。なんか意味がよく分からんなあと思いながら読み進めていると、なんだかよく分からないまま終わってしまって、全然面白い所がなかった。そう感じられた。　これがたまたま自分に合わない趣味の作品だったのかと思って、他の作品を読もうとしたのだが、どれもあんまり面白いとは感じられなかった。最後まで読む前に飽きてしまうのだ。それでこの本は長い間読まないでほっといてあった。これがもうだいぶ前の話だ。　しかし、最近「SFマガジンベスト1　冷たい方程式」を読み終わって、また何かSFが読みたくなった僕は、再び「故郷から10000光年」を手に取ったのだった。そして一番最初に収録されている「そして目覚めると～」を読みはじめた。　やはり分かりにくいとは感じたが、今回はそんなにつまらないとは思わなかった。何種類もの異星人と人類との交流がある未来世界。テレビ番組の取材で宇宙港ににやってきた記者は、この港の職員を捕まえて話を聞こうとする。職員が語って聞かせたのは異性人にあこがれる人類と言う種の話。異星人に憧れを抱く地球人は、時としてさまざまな物を犠牲にしてまで異星人とふれあい、時にはセックスをする――　それらの事を語る男はその様に異星人に憧れを感じる地球人の性質を危険な物だと言うのだが、記者はそれを理解できない様子。やがて男はその場を立ち去るのだが、記者は人ごみの中に異星人がいるのを見つけ、ただちにその方向に向かうのだった。　あらすじはこんな感じだ。ちょっと何が言いたいのかわかりにくいと思う。しかしとにかく、異星人を見つけていそいそとその方に走って行く記者は、彼もまた異星人に惹かれる者なのだろう。そして彼が取材に来る事になった背景には、異星人の事を知りたがるたくさんの視聴者が居るのだろう。これほどまでに人類は異星人に憧れを感じている。しかし、異星人は特に地球人にそれほどの感情を抱いていない。壮大な片想いなのだ。　これはそういう、全体的な話が主眼になっているのだろう。話をしている職員がどうした、取材をしている記者がどうしたという話ではないのだ。それが最初に読んだときには分からなかったので今ひとつ楽しめなかったのだろう。　ただ読んでいて分かりにくいとは感じられる。これは、語り手である宇宙港職員の男の発言があまり分かりやすくないからだ。彼の語り口は、説明が不十分で理解しにくい。　しかしこれもこの作品の演出として捉えるべきなのかもしれない。彼もまた異星人にあこがれ、異星人を追いかけて生きてきて、精神を病んでいるのだ。（明記されてはいないが、そんな節があるように思える）…まだ文章が途中ですが今日はここまで。明日の日記に続きます。

  2003年10月04日

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• ガンプラ、ロバート・シェクリイの「操作規則」、アイザック・アシモフの「信念」

  　今月号のホビージャパンではHGUCのΖガンダムについてもページ数を使って紹介していた。先月号で既に発表になっていた事だが、ウェイブライダー形態への変形はパーツ差し替えで再現するようになっていて、これは正解だろう。HGUCのスケール(1/144)では変形の再現は無理だろうから。無理に再現しようとすれば値段は高くなりプロポーションは悪くなりあまり良いことはないのではないだろうか。　写真を見て思ったのだが顔が少し僕のイメージと違った。僕のイメージではΖガンダムは割と面長な顔のイメージなのだが、写真を見た限りでは他のガンダムと同様、しっかりとした太さのある頭部の造形になっている。ここは出来たら自分のイメージどおりに改良してみたい所だ。うまく出来るかどうか分からないけど。　あと、ガンダムのプラモデルで出て欲しいのは、水陸両用モビルスーツの、アッガイ。あの丸っこくて、熊のぬいぐるみのようなデザインのメカだ。とても全長20mぐらいある戦闘メカとは思えないデザイン。ぜひとも最近のキットのクオリティで出して欲しい。最近は水陸両用モビルスーツが次々とキット化されているからこれも夢ではないかもしれない。　アニメ「機動戦士ガンダムSEED」はもうそろそろ最終回。全国的には明日、27日が最終回の放送日だ。僕の住んでいる地域では来週だが。ともかくもう放送が終わりなので、もしかするとこれ以上「SEED」のプラモデルは出ないんじゃないかという心配を持っていたのだが、そんな事は無いようで、HGガンダムアストレイ他、ストライクダガー、M1アストレイ、ディン、HGレイダーガンダムなどのキット化のニュースが載っていた。一安心。　HGアストレイのキット化は嬉しい。そもそもこのガンダムアストレイと言う機体、模型誌などでの外電の連載の為にデザインされた機体で、アニメに登場させる予定はないものだったので、メカニカルなディティールのあるボディを装甲が半分だけ覆っているような複雑なデザインで、独特の魅力がある。アニメに登場させるメカとしてはこんな複雑なデザインは出来ないだろう。セル画書くのが大変だから。もっとも最近流行のCGのトゥーンレンダリングを使えばその問題は解決するから、そのうちこう言う複雑なデザインのメカもアニメに登場するようになるかもしれないけど。　とにかくその、ガンダムアストレイだが、今出ているキットは300円と安価で、値段の割りに出来はいいのだが関節の可動･色分けの再現度などの点ではちょっと不満が残る物だったのだ。　やっぱりアニメに登場しない機体ではHG（ハイグレード）でのキット化は無理なのかなあ、と思って諦めていた所だったので今回HGでキット化されるということを聞いて嬉しかった。　ガンプラの話だけでかなり長くなっちゃったな。今日の日記ではこれぐらいにしとこう。　読んでいた短編集は読み終わった。今日読んだのはロバート･シェクリイの「操作規則」。これは文句無く面白かった。この短編集で2番目に面白い。（1番目は表題作の「冷たい方程式」だ。さすがにこれは動かない。）この作者の作品を他にも読んで見たいと思った。　冒頭のストーリーを説明すると――火星に向かうミッションに、今回は超能力者が同行する事になった。ロケットの発射時に念動力を使用し、燃料を節約しようと言う試みだったのだ。超能力者は予想をはるかに上回るパワーを発揮し、宇宙船ははるか土星近くまで飛ばされてしまう。こうなると搭載していた燃料だけでは帰還する事が出来ない。なんとしても超能力者にもう一度パワーを発揮してもらわないと困る。ところが、超能力者は出発時の能力の暴走のショックで、超能力を失ってしまったと言うのだ！乗組員は果たして生還できるのか？と言う感じ。面白そうでしょ？　この話では超能力者と言うものは、社会に適応できない不幸な人種と言うことになっていて、話に登場する超能力者も自分に自信がない、気の弱い人間として描かれているのがちょっと変わっている。主人公達ロケットの乗組員は彼に自信（と、彼の超能力)を取り戻させるためにいろいろ苦労する。超能力者である彼の扱いについては、実はひそかに指針が指示されていた（超能力者は特殊な性能を持つ機械として考えろ、みたいな事が書いてある。これがタイトルになっている「操作規則」と言うわけ。）のだが、その通りにしても事態は全然改善しない。試行錯誤の中、主人公である船長はついに彼を扱う正しい方法を見つける…。　ちょっと説明しすぎちゃったかな。これから読む人の楽しみを奪う事になってないと良いのだけど。読後感もさわやかで、ぜひ多くの人に読んで欲しい作品だ。　過去に読んだ事があったのだが、アイザック･アシモフの「信念」も読み直した。さまざまなタイプのSF短編を読んだ後だったので、割と新鮮な感じで読めた。これも超能力が出てくる話で、主人公は物理学専攻の大学職員――講師かな？――なのだが、ある日なぜか空中浮遊の超能力を身につけてしまったのだ。主人公は自分の信じていた物理法則に合わない現象にショックを受け、有名な物理学者多数に手紙を送るなどするのだが変人扱いされ、社会的信用を失い、大学教授の職も失ってしまう。　――この話の面白い所は、主人公の友人の精神分析医がその役割を演じる所にある。前述したような理由で精神的にぼろぼろになった主人公は、自分ではその友人に会おうとは全然思っていなかった。今の自分に対して、精神分析医に出来る事なんて無いと思っていたのだ。だから自分で会いに行ったのではなく、主人公の妻が主人公の留守中に自宅に呼んだのだった。　一悶着あるのだが、とにかく主人公は友人の精神分析医のアドバイスを聞き、冷静さを取り戻す。そして思いついた作戦を実行に移し、作戦は成功。有名大学の準教授の地位と、空中浮遊と言う現象の研究に専念できる立場、潤沢な研究資金を得る事に成功するのだ。　友人の精神分析医は、何か特別なアイデアを提供したわけではない。ただ主人公が立ち向かうべき問題が何なのかを指摘しただけだ。しかしそれだけの事が転機で主人公の人生は好転した。ぼくは精神分析医とかカウンセラーとかいう人たちがどんな事をするのか全然イメージが無かったのだが、この小説の精神分析医みたいに悩んでいる人の力になれるのなら素晴らしいと思う。小説と現実はまた違う物なのかもしれないけど。

  2003年09月26日

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• 「過去に来た男」とガンプラニュース

  　昨日の続き。ポール･アンダースンの短編「過去に来た男」について。　決してつまらない小説ではないと思うのだが、僕はどうしても、ある小説と比べてしまい、その小説と比べるとあんまり面白くないなあと思ってしまうのだ。　その小説はやはり現代に生きる主人公が過去にタイムスリップする話で、僕はそれを子供の頃に読んだ。確か小学校の図書館で。特に難しい本を読んだと言う印象はないから、子供向けの装丁の本だったと思う。タイトルも作者も思い出せずにいたが、「新・SFハンドブック」を読んで分かった。マーク･トゥウェインの「アーサー王宮廷のヤンキー」に間違いあるまい。主人公がタイムスリップした先は確かにアーサー王と円卓の騎士の世界だった。　これが実に面白かった記憶がある。内容はほとんど忘れてしまったけど。主人公とアーサー王の絶体絶命の危機に、騎士たちが自転車で駆けつける場面があった事は覚えている。（もちろん本来ならこの時代に自転車はない。主人公が職人に作らせておいたのが役に立ったのだ。)　この名作と比べるといかにも見劣りして感じてしまうのだ。何か話の最後にどんでん返しでもあれば良いんだけどな、と思って読み進めていったがそういうことはなかった。よくできた小説ではあるんだけど、僕の中のランキングの、最高ランクには位置しない。２番目のランクだ。　ところで、25日は模型雑誌ホビージャパンの発売日。買って読んでみるとガンプラ(ガンダムのプラモデル）関係でいくつか嬉しいニュースがあった。まずは何と言っても「ギャプラン」のHGUCシリーズでのキット化決定。「機動戦士Ζガンダム」に登場した中でも個人的に好きなメカなので嬉しい。コレクション性を重視したHGUCシリーズでありながら、パーツの差し替えなしで変形も再現されるとのこと。また、増加ブースターパーツも付属するらしい。増加ブースターなんて物の存在はすっかり忘れていた――と言うか、増加ブースター装着状態の絵も載っているのだが、それを見てもなお増加ブースターと言う物がアニメに登場したと言う事を思い出せない――ので、これは個人的にはあんまり嬉しくない。いや、全然嬉しくない。キットの価格は2200円だそうだが、個人的には増加ブースターは無くて良いのでその分安くして欲しい所だ。見たところなかなか大きいパーツのようなのでこれが無ければ300円は安くなるのではないだろうか。まあ、2200円でも買うんだけど。　ところでギャプランがキット化されることの喜びはそれ自体だけでは終わらない。「ギャプランがキット化されるなら、同じぐらいマイナーなあれもキット化されるかもしれない！」と言う期待が持てることも大きい。僕が期待しているのは「メタス」と「アッシマー」だ。　「メタス」は決して劇中で大活躍をした機体ではないが、物語の序盤から終盤まで長く活躍していた機体だ。ヒーロー然としていない、どこと無く不恰好なデザインが個性的で良い。これが今のガンプラの水準でキット化されれば快哉を叫ぶファンも少なくないのではないだろうか。　「アッシマー」はどこかゴリラのような無骨な人型からアンパンに足が付いたような丸っこい形に変形する個性的なメカ。両形態が劇中の印象に近い感じで再現されるならパーツの差し替え式の変形でも文句は無いが、ギャプランが完全変形でキット化されるならこちらもそれが期待できるかもしれない。それができるならその方がもちろん嬉しい。　そのほか、ガンプラ関係では、マスターグレードのストライクガンダムのテストショット（製品に近い状態の試作品)も公開されていた。　いまさら改めていうのもなんだが、最近のガンプラは出来が良い。塗装をしなくてもカラフルに仕上がるし、可動範囲も昔の物よりずっと広くなっている。　しかしそれでも、「ここのところもうちょっと良くならないかなあ。」と思うような事が無いでもない。それは肩の可動だ。アニメ劇中のように派手なポーズをとるためには、肩の可動方式は単純な物ではいけないのだ。HGUCシリーズのシャア専用ザクのキットなどはザクマシンガンなどの武器を両手で保持する事が出来るようになっていて、そのために肩関節は胴体内から前方に引き出す事が出来るようになっている。これは高く評価できる。しかしまだベストではないように僕には思える。肩を上下させる事が出来るようにならないだろうかと思うのだ。なで肩、いかり肩を再現できるようにしたいわけだ。これができると、格闘武器をもたせた場合のポーズがよりカッコよく決まるように思えるのだ。　と言うような考えを以前からもっていたのだが、今月号のホビージャパンに載っていたマスターグレードのストライクガンダムは、肩の可動に新方式が採用されているようなのだ。見た感じ、複雑な構造になっているようで、腕を真上に向けたポーズもうまく決まりそうな感じだ。(今までのガンプラでは、腕を真上に向けると不自然な形になる物がほとんどだ。）マスターグレードシリーズは今まであまり買っていないが、これは買うかもしれない。　ガンプラの話、明日の日記に続きます。

  2003年09月25日

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• 今日の新聞から、他。

  　昨日は日記を更新したのに見てくれた人は少なかったようだ。やはり【キャサリン・マクレインのSF短編「接触汚染」の感想、他】と言うタイトルでは見たいと思う人が少なかったのだろう。何それ？って感じか。　今日の新聞から。うちでとっている新聞は内容が偏向していると評判の悪い朝日新聞。だって、いしいひさいちが4コマ漫画書いてるし。いしいひさいち先生の漫画が読める新聞は朝日だけ！と言うところか。内容が偏向していると言う事を認識しつつ読んでいれば問題はないでしょう。たぶん。　一面の記事は【米の単独行動主義批判　国連総長「憲章に対する挑戦」】。国連総会の一般演説でアナン事務総長は米国の単独行動主義(要するに安保理の承認なしにイラク戦争を始めた事だね）を厳しく批判したとのこと。　まあ、そうあって欲しいものだ。今の所日本とアメリカは何とかうまくやってるからアメリカが単独行動主義だろうがどうだろうが気にせずにいられるが、未来においてはどうなるか分からない。アメリカが今回イラクを悪と決め付けて戦争を始めたように、いつまた日本を悪と決め付けて戦争を仕掛けてくるか分からない。そうならないように、アメリカの単独行動主義には釘をさしておく必要はあるのかもしれない。そう思わない事はない。　けど、今しばらくアメリカは今のまま進んで欲しい気もする。だって、このままほっといたら、北朝鮮を相手に戦争を始めて、現政権を崩壊させてくれるかもしれない。　その時こそ、拉致問題も解決するだろう。別に親族に拉致被害者がいるわけでもないし、個人的には関係ない問題なのだけど、今の状態は日本と言う国が北朝鮮によって馬鹿にされているようであまり気分が良くない。拉致問題以外にもいろいろと問題がある現北朝鮮政権を終わらせてくれるものはアメリカの蛮勇しかないだろう。ぜひともアメリカには北朝鮮をやっつけてもらって、その後は単独主義をやめて、国連決議などをもっと重視する問題のない国家になっていただきたい。そんな風にうまく行くものかと言われそうだが、国と国の外交と言うのはそれぐらいの目標を持って良い物ではないだろうか。今の日本にそれだけの外交手腕がある政治家が居るのかどうかは知らないが。居ないのかな。　名古屋の立てこもり爆発事件についての記事も読んだ。どうもこの事件の容疑者はガソリンの性質を十分に理解していなくて爆発を起こしてしまったようだ。そこになんともいえない悲しみを感じてしまう。多分この容疑者、人を殺すつもりも、自分が死ぬつもりもなかったのだろう。(人質から現金を脅し取っていたと言うから――逃走資金にするつもりだったのかな…――自分が死ぬつもりではなかったのは間違いないだろう。）　僕にはこの事件は知識が足りなかったがゆえに死ななくていい人が死んでしまった悲劇と感じられるのだ。容疑者の無知を笑うことはできない――ガソリンを床に撒いたらガソリンが気化してフロア全体が爆発する可能性があるなんて僕だって知らなかった。事を起こす前にガソリンの性質をもっとよく調べていればこんな事にはならなかっただろうに、と思わなくもないが、しかしガソリンの性質を調べると口でいうのは簡単だが実際にはなかなか難しいだろう。せめて今後このような悲劇が起こらないように、ガソリンは危険なんだと言うことをしっかりと記憶して、また、語り伝えていきたい。　昨日から読んでいるSF短編集「SFマガジン･ベスト①　冷たい方程式」の収録作品をまた一つ読んだ。ポール･アンダースンの「過去へ来た男」。言ってしまうと、20世紀のアメリカ人が雷に打たれたショックでかどうしてかよく分からないが、10世紀のアイスランドにタイムスリップしてしまったと言う話。作者は北欧の文化に造詣の深い人らしくて、10世紀アイスランドの文化・風俗など、いろいろ細かい説明があり、興味深く読める。そういう見所もあり小説としてよくできている話だとは思うのだが、ただ、僕はSFを読むとき、どんな物であれ未来世界の描写を見たいと思っている所があり、その点からは満足できなかった。　もっと書きたい事がいろいろあるのだけど書く時間が足りないなあ。今日はここまで。

  2003年09月24日

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• キャサリン・マクレインのSF短編「接触汚染」の感想、他

  　今日買った食玩など。ガンダムのボトルキャップフィギュア付きのペプシ一つ。フィギュアはビグザムだった。あまり好きなメカではないし、彩色も設定の最限度がそれほどでもなく、今ひとつ満足度が低い。（いや、まあ、全高4cmのフィギュア、それも無料のオマケとしては頑張ってると思いますよ。)　機動戦士Ζガンダムチョコスナック一つ。ふらりと入ったコンビニでこれが一つだけ半額で売っていたので買ってしまった。オマケのプラモはバーザム。持ってないのが出たので、既に持っている物がダブってしまうよりは良かったのだが、しかしバーザムとは。｢機動戦士Ζガンダム｣と言うアニメは多分全話見たことがあると思うのだが、｢バーザム｣と言うメカに関しては何も覚えていない。こんな奴いたっけ？と言う感じ。　模型雑誌「ホビージャパン｣は毎月買っているので、いつだったか｢ＧＦＦ｣とか言うアクションフィギュアのシリーズでバーザムが出た、と言う記事を読んだことを覚えていて、それで青っぽい色の機体だというようなイメージは持っているが、その事がなかったら機体の色のようなイメージさえ残っていなかっただろう。それほど印象が薄いので、ぜんぜん嬉しくない。｢メタス｣あたりが出て欲しかったな。　それにつけてもパソコンの調子が悪い…。毎日のようにハングアップして、再起動するとスキャンディスクが起動する･･･。スキャンディスクなんかキャンセルすれば良いかなとも思うのだけど、壊れたデータを修復してくれたりするらしいので無下にはできない気がするのだ。実際に壊れたデータを修復してくれた事があるのかどうか知らないけど。なにしろハードディスクのランプが激しく点滅している状態でハングアップのようなにっちもさっちも行かない状態になったりして、ランプがついてるのに電源を切ってしまうことが何度もあるわけで、いかにもデータが壊れてしまいそうな気がするじゃないですか？　何でこんなに調子悪いんだろうなあ･･･。スパイウェアなる存在（ユーザーの気がつかないうちにインストールされ、個人情報の送信などをするソフトウェア。ウィルスに似ているが、ウィルス対策ソフトでは対策できないらしい。）を知って、「そうか、スパイウェアのせいでパソコンの調子が悪かったのか？」と思ったときもあったが、対策ソフトを導入して調べたが特に悪質なスパイウェアによる汚染は見つからなかったし。　スパイウェアの対策ソフトとして、ペストパトロールと言うソフトの体験版を使っているんだけど、こいつが常駐するソフトで、こいつのせいでウィンドウズが不安定になっているような感じもあって腹が立つ。でもいつだったかこいつが常駐しているおかげでスパイウェアがインストールされるのが分かった時もあるし、アンインストールするのも気が引ける･･･。どうすればいいんだ。　通勤の電車の中で以前買ったＳＦ短編集を読んだ。キャサリン･マクレインの「接触汚染｣と言う短編を読み終わった。面白かったが･･･。　巻末の解説では、この作者の事を｢女性作家には珍しいハードＳＦ作家」と紹介していたようだが、では、この作品「接触汚染｣もハードＳＦなのだろうか？　なるほど、科学的な用語は出てくる。で、読んでいる僕はそういった単語の全部の意味が分かる訳ではないから、作品の科学的･論理的背景を完全に理解できている訳ではないのだろうけど、この作品から僕が受けた印象はハードＳＦとは違った。　うまい言葉が思い浮かばないが、あえて言うならこの作品は「ホラ話系」であるような印象を受けた。ホラ話と言うと言葉は悪いが僕としては非難の意味はこめていない。予想もできない、「そんな馬鹿な！」と言いたくなるような、奇妙な現象がおきる。そのアイデアが主眼になっていると言う事を言いたいのだ。こう言う話を書くにはは常識の殻を破る発想力が必要になるように思える。決して書くのが簡単ではあるまい。この方向性の作家としてはR･A･ラファティが有名だろう。（と、知ったかぶりな発言をしてみたり。ラファティの本は確か一冊しか読んでない私です。）　改めて強調しておくけど「接触汚染」がレベルの低い作品だとかそんな事を言いたい訳ではないです。そんな事は思ってません。僕の説明を読んでこの作品を、一発ネタ、と言うような、一つのアイデアだけでできた作品と思う人もいるかもしれませんが、そんな事もないです。この話は一つの奇想天外な事件が起こった後で一件落着となって話が終わるのではなく、そのあと、二つ目の事態の訪れがやってきて、それによって、この作品は男と女の心理の違いと言うようなことにまで触れます。それゆえこの作品は名作なのでしょう。　ただ、これは個人的にこの作品の気に入らなかった点を言うと、科学的言及・記述が少し過剰なように感じた。もう少しそういうややこしい要素を減らして、主眼となるアイデアをどんと前面に出すような構成の方が良かったのでは？とは感じたのでした。

  2003年09月23日

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• ペプシのガンダムフィギュアとか

  　友人からのメールに、「ペプシの、ガンダムのボトルキャップフィギュアを集めているのだが、最近は売っているのを見かけなくなったので集まらない」と言うようなことが書いてあった。　僕はと言えばそのフィギュアは全然集めていなかった。普段ペプシは飲まないし、ガンダムのフィギュアにはもう食傷気味だったのだ。特に初代ガンダム関係は。とにかく類似の商品が多すぎる。　しかし、友人が集めていると言うのなら少し買ってもいいかなと思った。話題にもなるし、トレードも出来るだろうし。友人が｢売ってるのを見かけなくなった」と言うだけのことはあって、ついこの前まであちこちで売っていたような気がしたのだが、いざ探すとなるとなかなか見つからなかった。とあるコンビニでやっと見つけたのだが、そこにはざっと見て30本は置いてあった。ある所にはあるものだ。　一つ買って、出たのはギレン・ザビの胸像だった。思っていたよりフィギュアとしての出来はいい。怖い顔が忠実に再現されている。顔などアニメ的なのっぺりとした感じではなく、細かい凹凸があってリアルな人間の顔と言う感じがする。しかし造形はともかく塗装の点でチョコエッグや、ガンダムコレクションなどにはさすがに及ばないと思った。塗装が部分的に雑で、塗り分けの再現性も今ひとつ。まあ、オマケにしてはかなりいい出来だと言えるだろう。-----　ところで、16日ごろからこのサイトを見てくれている人が増えているのに気が付きました。今までは日記を更新した日だけ、楽天市場の提供のホームページを持つ人が見に来てくれるというパターンだったのですが、16日からは更新の有り無しにかかわらずコンスタントに人がきているのです。ありがたい事ですが、原因がわからなくてちょっと不安です。　たぶん、どこかそれなりに賑わっているホームページからリンクされたのだと思うのですが、どう言う趣旨のページからどんな風にリンクを張られたのか、気になります。なにかこのページの文章に恥ずかしい間違いでもあって、それが笑いものになっていたりするのでしょうか。どきどき。　このページがどこからリンクされたのか、良かったら誰か教えてくれませんか？掲示板への書き込みでもメールでもいいです。-----　買うだけ買って安心して、ほとんど読んでなかった｢星を継ぐもの｣を本格的に読み始めた。読み始めるとサクサク読める。物語の発端はこうだ。西暦2027年、月面で人間の死体が見つかる。しかしその死体を調査してみると、それは五万年前に死亡した死体だと分かる。五万年も前に、月へ人を送り込めるほどの技術を誇った未知の文明が地球には存在したのか？ならば、その文明の痕跡はどこへ消えたのか？それとも、人間そっくりに進化した地球外生命体なのか？死体の生理的特徴はその死体が地球人類である事を如実に語っていた。しかし、別な所から見つかった保存食料の中に含まれていた魚は、調査した結果地球の生き物ではない事が判明する。調査が進み、新事実が浮かび上がるたびに謎は深まる…。　まだ半分も読んでないが、なかなか面白い。ただ、純粋に謎解き的な論理展開のみで話が進む嫌いがあり、その点で好みが分かれる作品かもしれない。無条件に人に進めるのはよした方がいいかも。ともあれ、いずれまとまった感想を書いてこのページで公表したい。-----　なかなか更新できないこのページですが、日記以外の更新としては｢ワールドタンクミュージアム｣の第4弾だったか、日本の戦車シリーズのフィギュアの紹介のページを近々予定しています。そのほかには、｢メルティブラッドの歌詞」「金文体｣関連も書きたいと思っています。また、このページではないですが、私、BELMの創作活動のページ、「EVERMIND official web site」には奴隷制度が行われている現代日本を舞台とした漫画的ラブコメ(…にする予定）、「collar」と言う小説も続きを更新したいと思っています。(現在は、話の発端である第一話のみが公開されています。）　「EVERMIND official web site」はこのページからリンクされています。

  2003年09月19日

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• フィギュア作りの続き

  　フィギュア作りの続き。昨日作ったパーツの大きさを改めて確認すると幾分小さく感じられた。乾燥して小さくなる性質があるのだろうか？少し迷ったが必要な太さがない先端を使うのをやめて、太さがある反対側の端を削って使う事にした。　どうやら太さの調整が終わって、型作りの作業に入る。

  2003年09月04日

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• フィギュア製作、はじめの一歩（瞳パーツ）

  　上月澪のフィギュア製作。瞳のパーツを作るためのパーツを作る。長さ５センチほどの棒状のパーツだ。…おとといに一本作ったはずなのだが、無くしてしまったので改めて作った。明日には乾燥して硬くなって、作業を進められるようになっているだろう。　断面が楕円形の棒状のパーツにするのだ。何に使うのかと言うと…。透明レジンパーツを作るための、型を作るための、原型として使うのだ。この説明じゃほとんどの人に分からないかな。詳しく説明する。　とりあえず、瞳のパーツを作りたいのだ。透明感のある瞳にしたいので、実際に透明なパーツを使おうと思っている。青く透明な、短い楕円柱状のパーツ。それを作りたい。　透明なパーツの自作は、透明レジンを言われる物を使う。二種類の液体の状態で売っていて、これを適切な比率で混ぜ合わせて、型に流し込む。そうして一日ほど放置すると、体積はほとんどそのままで固体として固まっているのだ。型からはずせばパーツの出来上がりだ。このとき出来る成型物は基本的に無色透明だが、液体の状態のときにクリアー塗料を混ぜる事で色をつけることが出来る。　だから型と透明レジンと青のクリアーカラーの塗料さえあれば、瞳のパーツを作る事が出来る。透明レジンと塗料は売っている所に行けば売っている。もう買った。後は型だ。　今回は型を作るのに「型想い」（だったと思う）と言う商品名の型取り材を使った。これは普段は弾力のあるゴム状の物体なのだが、熱湯で熱するととても柔らかくなる。この状態で、楕円柱状の棒の先端を押し付けると、楕円の形をした窪みがしっかりと残る。これを冷やせば、窪みはそのままに弾力のあるゴム上の物体に戻って、型として使えるようになるのだ。　と言うわけで、その型を作るために型取り材に押し付ける楕円柱状の棒を、作っているのだ。説明終わり。　まあ、「作ってる」って言う言葉を使うのが恥ずかしく思えるほど、単純な形の物を作っている段階で、ちょっとでもこう言う模型を作った事がある人から見るとすごく簡単な事なのかもしれませんが、まあ、おおめに見てください。

  2003年09月03日

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• 上前津のホビーショップ

  　豊田市。正確な名前は忘れたがトヨタテクノサービスと言うような名前の会社でSPI検査を受けた。数学の問題がなかなか難しかった。後半の性格検査は問題数が多くて鉛筆を持つ右手が疲れた。　SPI検査は昼ぐらいに終わった。まっすぐ家に帰ってもよかったが、ホビーショップに寄ろうと思って上前津で降りた。コレクションフィギュアや食玩などがたくさん置いてある「トイコミ」と言う店に行こうと思っていたのだが、そのすぐ隣に大きな模型屋が出来ていたので驚いた。　思わず「トイコミ」を無視してそっちの店に入ってしまった。　各種の模型商品で複数のフロアが埋まっていた。ガンダムのプラモデルなどの品揃えもいい方だ。驚いたのは模型雑誌「ホビージャパン」に掲載された、プロのモデラーの手による模型の作例が展示されていた事。世界にただ一つしかない作例が展示されているのを見るのは驚きだった。まあ、作例そのものの印象は雑誌で見たときとあまり変わらないのだけど。　結局、マスキングゾル、関節自作用のポリキャップなどを買った。　その後で「トイコミ」にも行ったのだが何も買わなかった。冷房の効きが悪くて暑苦しかった。

  2003年09月02日

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• テストと粘土と胸像フィギュア

  　今日買ったコレクションフィギュアについては最後に書く。　三河安城のソフトワークス本社に行って、SPIテストを受けた。この前のように学力テストと性格テストの両方を行うのかと思って、昨日は学力テスト対策に参考書を勉強しなければと思っていたのだが、今日は学力テストはなかった。性格テストのみ。　テストが終わったら、SPIテストを利用する企業側のためにかかれた（と思われる）本をすこし見せられた。SPIテストの性格テストでは人間の性格はおおよそ１０のパターンに分けられると言う。　自分の性格が該当するような分類があるかな？と思って読んでいたのだが、どうやらそれらしい物があった。「こだわりはあるのだが控えめな人」と言うような分類名だったかな。要するに、オタクっぽいタイプらしい。　さて、今回のSPI性格テストの結果だが、この前と同じような結果が出たらしい。明日のテストでも同じような感じで（無心に）テストを受けろとアドバイスされた。　さて、せっかく名古屋まで来たのでアニメイトに寄る。店内の商品にはあまり買うものはなかったが店の外に出ているガシャポンには目を引く物がいくつかあった。　カノンの５００円フィギュア。一つ買ったら川澄舞が出た。このシリーズは初めて買ったのだが、出来が悪い。バンダイなどのガシャポンHGIFシリーズ（２００円）の方がはるかに出来がいい。これに限らず５００円のフィギュアというのは、２００円フィギュアと比べて、価格比的にそれほど出来がよくない。中にはこのように２００円フィギュアよりも絶対的な出来が悪い物もあるぐらいだ。　出来が悪いであろうことを知りながらなぜ５００円フィギュアを買ったかと言うと、現在「ONE　～輝く季節へ～」のヒロイン、上月澪のフィギュアを作ろうとしているから、参考になるかもしれないと思ったのだ。知っている人はご存知のように、カノンとONEは絵の原画が同じ人だからだ。あの、目がやたら大きい画風を立体にする場合の顔の造形を参考に出来ればと思ったのだ。　しかし予想以上に手抜きな造形で、あまり参考にならなかった。ちぇっ。　フィギュア作りのために、昨日ファンド（石粉粘土の一種。商品名。）で棒状の形を作った部品を確かめてみる。完全に乾燥して、固まっていた。少し想定よりも太い形になっていたので、ナイフで削ってみた。これが面白いように削れる。模型作りの本で、各種造形材料に関して「切削性がよい、悪い」と言うような評価があって、具体的にどう言うことなのかよく分からないでいたのだが、このとき初めて分かった。切削性がよいとはこう言うことを言うのだ。さほど力を必要とせず、サクサクと削れる。ナイフで鉛筆を削るのよりもずっと軽い。これならある程度思い通りの形を作れそうだ。削りすぎてしまった場合は粘土を盛り足して、乾燥してから削り直す事で対応できるだろう。（多分。）と言うわけでフィギュア作りの今後の進展に大いに希望を持って今日のところはそれだけで終わった。　さて、今日買ったコレクションフィギュアは、カノンの川澄舞以外には、・ヘルシング胸像シリーズ、一つ。（200円。）アレクサンドル・アンデルセン神父が出た。・トライガン胸像シリーズ、一つ。（200円。）レガート・ブルーサマーズが出た。　ヘルシングもトライガンも好きな作品だと言うのもあるが、現在作っている上月澪のフィギュア第1弾が胸像なので、胸像としての構成の参考になるかと思って買った。　どちらも出来はいい。ヘルシングの方のアンデルセン神父など、眼鏡が別パーツになっているのが素晴らしい。このサイズ（眼鏡の幅1cm強）だと眼鏡はフレームだけでレンズ部分は空洞、ということになりがちなように思われるが、この眼鏡パーツは全体を透明プラスチックで成型され、フレーム部分を着色して作られているので、レンズ部分はちゃんと透明なプラスチックがある。これが良い。アンデルセン神父と言うと眼鏡が光を反射して白く光っていてその下の目が見えない状態の絵を連想する人も多いだろうが、見る角度によってはそれを再現できるわけである。このこだわりに拍手を送りたい。　トライガンのレガートのフィギュアの方は、イメージ重視の造形と言えるだろうか。レガートと言う得体の知れない、狂人的な雰囲気が良く再現されていると思う。ただ、トライガンの漫画を引っ張り出してきて見比べてみるとあまり似てないような気もする。（もっとも、モチーフは漫画版ではなくアニメ版だろうけど。アニメ版の絵と比べるともっと似ていると感じられるだろうか？）　胸像の構成方法と言う点について。ヘルシングのシリーズの方は、レリーフのような感じで、シックにまとめられているようだ。と言っても顔の部分は作りこまれていて、キャラクターの存在感はたっぷりある。　トライガンのシリーズの方は、やや抽象的な、オブジェ的な作りになっていると感じられる。それだけに普通に胸像を作るよりも情報量が多く、キャラクター性の再現に一役買っているように思える。一口に胸像といってもいろいろなアプローチがあると言う事を感じた。　それを踏まえて、どんな胸像を僕は作るのか？と言う点は…。まあ、あまり変わった事をしないで、正攻法で行こうと思っています。と言うか、変に凝った狙いを持って作って、失敗したら目も当てられなくなりそうで怖い。

  2003年09月01日

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• 31日の日記

  　金欠ゆえ、最近は漫画・パソコンのゲームソフトなど、売れるものを売ってきたのだが、まだ売れるかもしれないものが残っていた。M:tG（マジック：ザ・ギャザリング）のカードである。　僕達――僕とその大学時代の同級生など――がM:tGを遊んでいたのはもうどれぐらい前のことになるだろう？何年も前だ。ミラージュブロックと呼ばれるシリーズが発売していた頃だ。　トレーディングカードゲームの常で、あの頃僕達が買っていたミラージュブロックのカードは今はもう生産されていない。だからそれらのカードの中で、ゲームに使って強いカードなどは、プレミアが付いて一枚千円以上といった高額で売れるかもしれない、と思った。（古すぎて、公式の大会などでは使えない（大会の規則によっては）から、あまり高く売れないかもしれないということも考えられるが。）　問題はそういうカードを買い取ってくれる店があるかどうかだ。普通、シングルカードを扱っている店では買取をやっているはずだ。シングルカード、つまりブースターパック（ランダムに１５枚入り）などでカードを売るのではなく、ランダムではなく一枚単位でカードを売ることだ。（もちろん、珍しい、強いカードが高値で売られる。）　さて、僕の行動範囲でそんな店があっただろうか？名古屋とか、都会まで行けばもちろんあるが、交通費を使うのはもったいない。四日市内にあって欲しいものだが…。　ある！一店ある。四日市駅のアーケード商店街の奥の方に、「魔王の森」だったかそんな様な名前の店があった。その店に関して詳しい事は知らないが、M:tGや、その他のトレーディングカードゲームのカード（のコピー）がずらっと陳列されていた。間違いなくシングルカードの販売を行っている店だ。　その店に入ってみた。「カード買い取ります」みたいな張り紙がないかどうか店内を見回してみたのだが、見当たらなかった。仕方がなく店員に聞いた。「この店って、マジック:ザ･ギャザリングのカードの買取はやってますか？」「やってますよ。」そう返事が返ってきた。よ～し。それならいくらかのお金が手に入りそうだ。聡思い、「カードの買取価格表みたいな物はありますか？」と聞こうとした。カードの買取をやっている店ではたいていそういうものを用意しているのだ。とりあえず価格表をもらって帰って、高く買い取ってもらえるカードだけを持っていったほうが無駄がなくていい。しかし、僕がその発言をする前に、店員が言った。「この店で買ったカードだけですけどね。」　はあ？なんだそれ？「…この店で買ったカードだけしか買取しない？」僕はおうむ返しに聞いていた。「はい、そうです。」　…この店に来たのは初めてなのだ。この店で買ったカードなどあろうはずもない。「…そうですか…。」僕はそう答えて、しばらく店内のカードの展示を眺めて、それから店を出た。　自分の店で売ったカードしか買取しないシングルカードの店なんて聞いた事もない。一体どうしてそんなことになっているのだろうか？もしかして、店員は「買取」と言うのを、「買った商品の返品」のことと勘違いしたのだろうか？まあ、そうだとして、店員がそんな勘違いをするのは、要するにその店ではシングルカードの買取をやっていないからだろう。どの道この店でカードを売ることは無理だったのだ。ちぇっ。　フィギュア作りは…目のパーツを作るための準備の作業をした。具体的な作業内容などはそのうちページを設けて公開するかも。

  2003年08月31日

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• 30日の日記

  　今日買った食玩は、「チョコエッグ世界の戦闘機第１弾」、二つ。　一つ目を開封して、パーツを見たとき、「あ、似てる。」と思った。26日に出た「F-15イーグル」に似ていたのである。今まで「チョコエッグ世界の戦闘機第1弾」では一つもダブらずにここまで来ていたが、ついにダブってしまったか？　だが、よく見ると少し違う。それは「ボーイングF/A18A～D」だった。持ってないやつだ。造形的には翼の下に搭載されているミサイルの、翼との接続の部分が作られていなくて残念だ。予算の関係上仕方なかったのだろう。それと、コックピットの横の黒い塗装部分、塗料が塗装すべきでない部分に飛び散っているように見える。この一つだけ塗装が失敗しているのだろうか？　とまあ、二つの不満点を述べたが、もちろん全体としては素晴らしい造形だと思う。１５０円と言う低価格で、お菓子も入っていて、この造形のレベルの高さとは…。ある意味、チョコエッグは食玩の頂点にあると感じる。　で、調子に乗ってもう一つ買ったら、今度は間違いなく「F-15イーグル」が出てしまった。ダブった。くそ。　フィギュア作りは進んでいない。造形に使う粘土へらと芯にする針金と木材を買ったのみ。

  2003年08月30日

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• 29日の日記

  　以前ちょびっツのコレクションフィギュアを買った店（ベルシック白揚）に行ってみたのだが、そのちょびっツのフィギュアは品切れになっていたようだった。出来が良かったからもう少し買っても良いと思っていたのだが…。よく探すと、箱の状態では一つも売っていなかったが、箱から出された状態で、ビニールの袋に入れられた物が一つだけ売っていた。４８０円ぐらいの値段がついていた。（箱の状態では定価２８６円。）　売られていたのが持っていないフィギュアだったらその値段でも買っていたかもしれないが、残念ながら僕の持っていたものだったので買わなかった。　ガシャポンHGシリーズのMSセレクション２８を一つ買った。フリーダムガンダムが出た。一応ハイマットモード（背中の１０枚の羽を孔雀の羽のようにように広げた形態。高機動空戦モードとも言われる。）を再現しているポーズだが、アニメ本編のような迫力はない。（アニメ本編ではハイマットモードの時だけ羽の大きさが誇張されているのだ。）ハイマットモードよりむしろ両肩・両腰の武器＋右腕のビームライフルの５門一斉射撃のポーズのフィギュアが欲しかったような気がする。　ガシャポンHGIFの熱血電波倶楽部も一つ買った。「朝霧の巫女」の稗田倉子が出た。写真ではかっこよく弓を構えているポーズだが、弓や矢などの細い部分がくにゃっと曲がっていて見栄えが悪い。熱湯につけるなどして直さないと見られたもんじゃない。まあ、ガシャポンのフィギュアでは当たり前の事かもしれないが。　何週間か前から、「ONE　～輝く季節へ～」のヒロイン、上月澪のフィギュアを作ろうと思っていたのだが、今日から製作に入った。といっても今日のところは紙に鉛筆で正面図を描いただけで終わった。いきなり全身像を作るのは難しいだろうから、第一作は胸像にする予定。両腕まで作って上半身のフィギュアにしようかとも思っていたのだが、それは第二弾にまわす事にした。第１弾は胸像。　１／６とか、スケールを決めて作るのも難しいので、スケールは考えずに作る事にした。まあ、大体１／８ぐらいの大きさ。12センチぐらいの大きさになる予定。　材料はメインにファンドを使い、部分的にクリアーレジンを使うつもり。　製作が進んだら、途中経過もデジカメの写真いりで紹介しようと思っている。

  2003年08月29日

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• 28日の日記

  　今日は食玩の類を買っていない。買おうかどうか迷っている物がないわけではない。そう、買おうかどうか迷っている。「20世紀漫画家コレクション　第５弾　高橋留美子の世界」を。　何を隠そう私は高橋留美子ファンである。「犬夜叉」こそ途中までしか読んでないが、それ以外の単行本に収録された作品は全て読んでいると思う。「うる星」「めぞん」「らんま」はもちろんコミックスを全巻そろえているし、「１ポンドの福音」も今出ている３巻まで持っているし、人魚シリーズも二冊とも持っている。短編集「るーみっくわーるど」は古い装丁の方で持っている。その他の短編集も持っている。　それほどまでのファンであるにもかかわらず、「高橋留美子の世界」は買おうかどうか迷ってしまう。そう、あまり買う気がしないのだ。フィギュアの造形がどうも、レベルが低いように見えるのだ。これがあの「チョコエッグ」のフルタの食玩だろうか？　箱の前面にはラムとテンのフィギュアの写真が載っているのだが、これが子供の落書きの絵のような出来だ。（大きく拡大されてるからそう感じられるのかもしれないが…。）コンビニの棚にたくさん並んでいたが、フィギュアの出来の悪さを宣伝しているようで購買意欲が見る見るうちに萎えていく。これは売れないだろうと思える。　「高橋留美子の世界」と銘打っておきながら、フィギュアの全てが「うる星やつら」のキャラクターなのも納得がいかない。釣鐘を内側から破っている面堂終太郎がラインナップに入っているのは良いと思うけど。個人的な希望を言うと、「らんま」のシャンプーあたりが欲しかった。作中でたびたび見られた棒の先に大きな玉が付いている形の棍棒を構えたポーズとかで。あと、「人魚」シリーズのヒロイン、真魚（まな）も好きなキャラクターだが、外見的な特徴に乏しいからフィギュアとして見栄えは良くないかもしれない。　あ～。「人魚」シリーズの事を話題に出したから懐かしくなってまた「人魚の傷」を読み返していたんだけど、いい話だな～。人魚シリーズの３冊目はまだ出ないのかな。もう２冊目が出てから１０年経つのになあ。

  2003年08月28日

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• 27日の日記

  　今日買った食玩は、「歴史浪漫　第二弾　決闘！宮本武蔵五番勝負」、一つ。初めて買った。　マジカル生桑店の二階で、「有馬喜兵衛」と言う侍のフィギュアが置いてあったのだが、それが何と言う食玩のフィギュアなのかはずっと分からずにいた。　今日、近鉄四日市駅の改札を通った所にあるコンビニで、その「歴史浪漫　第二弾」が売っているのに気が付き、箱の裏面を見て「有馬喜兵衛」がこのシリーズのフィギュアだと気が付いたのだ。　電車を待つ間に開封した。出てきたのは佐々木小次郎。いいのが出た。フィギュアの出来も、もちろん良い。「チョコエッグ」のフルタだけのことはある。　ところで、この佐々木小次郎のフィギュアに対応する武蔵のフィギュアがあるらしい。欲しくなってしまうではないか。商売がうまい。　この「歴史浪漫　第二弾」のパッケージに、「監修　高橋華王（第十四代宮本武蔵円明流判官派宗家）」と書かれている。この「高橋華王」という名前に覚えがあった。小説の資料として買った本、「銃剣道教本」の著者だ。以前に多少調べたのだがその他にも武道関係の著書が何冊かあったと思う。　しかしよく分からない肩書きだ。「宮本武蔵円明流」の、「判官派」の、「宗家」の「第十四代」なのだろうけど、「宮本武蔵円明流」と言うのがよく分からない。宮本武蔵を祖とする剣術の宗派の名前は「二天一流」ではなかっただろうか？「二天一流」と「宮本武蔵円明流」はどう言う関係なのだろうか？　朝九時ごろに、この前面接を受けた会社、ソフトワークスから電話が来た。今日の午後２時に面接を受けてくれと言う。あわてて床屋に行って散髪して、勉強しておけと言われていたCORBAの勉強をして、そんな事をしていたらバスに乗り遅れてしまって、弟の運転する車で近鉄四日市駅まで送ってもらってどうやら遅刻せずに済んだ。　面接はまあうまくいったと思う。しかしそれはそうと、来週にまたSPI試験を受けなくてはいけないと言う。この前受けたばっかりなのに、なぜもういちど受けないといけないのか？　しかしどうやら就職はここで決まりそうだ。前回受けたSPI試験の学力試験の部分の結果は、かなり良かったらしい。今度はもっといい成績が出せるだろう。参考書を買ったので、勉強しておくつもりだ。　以前から、「ONE　～輝く季節へ～」のヒロインの一人、上月澪のフィギュアを作りたいと考えていた。また、作ったら作ったで複製を取りたいとも思っていた。立体物の複製にはシリコーンゴムやレジンキャストと言うものを使うのだそうだが、そういったものを売っているのを見たことがない。どこにいけば手に入るのだろうと疑問に思っていった。　今日、ようやくそういったものが売っているのを見つけた。面接のため名古屋にきたので、帰りに駅の近くのビル（正式に何と言う建物なのか知らない）の中の、東急ハンズで売っていた。安心した。　売っていた事に安心して、結局シリコーンゴムなど、複製に必要な物は買わなかった。（まだその段階じゃないし。）ただ、目の輝きを再現するために使えるかと思って、透明なレジンキャストは少し買った。コンタクトレンズのような形状の透明なパーツを作って、目の部分に重ねるのだ。うまくいけば瞳の白い輝きを塗装で再現しなくても済むかな、と考えているのだ。　材料が手に入れられる事は分かった。あとは、フィギュアの作り方が書いてある本が欲しい所だ。　しかし、同じビルの中の書店を探したのだが、フィギュアの作り方が書いてあるような本は見当たらなかった。かなり大きな書店だったのだが。店員に、模型作り関係の本はないかと聞いたのだが、案内された場所には鉄道模型・飛行機模型などの本しかなかった。　四日市に帰ってからも書店でもう一度探したのだが、やはり見つからなかった。　もっとも、フィギュアの作り方に関しては、インターネットで調べると何件かヒットした。なかなか詳しく説明しているサイトもあるようなので、本は買わなくても良いかもしれない。

  2003年08月27日

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