X-メン オリジナル・サウンドトラック [ マイケル・ケイメン ]。
音楽は、今は無き「ダイ・ハード」、「リーサル・ウェポン」等で印象的な作品を残してきた人で、
映画音楽以外でもメタル・バンドのメタリカと競演したり、クラプトンやデヴィッド・サンボーンあたりとの親交もあったりと、なかなか多彩な人でした。
基本的にフル・オケのスコアにシーケンサーの打ち込みとエレキ・ギターが隠し味に使ってあるという感じのスコアです。
シーケンサー部分はオービタルっぽいなと思っていたら、オービタルじゃなくてクラウス・バデルトの仕業でした(^_^;)
テーマはアルバム冒頭では顔を出さず、劇伴でちょっとずつ小出しに出てきて、
アルバムの後半部分でやっとしっかり出てくるという焦れったい構成になっています。
いわゆるメイン・テーマ曲扱いの曲がありません。
そのせいか、テーマ部分が希薄に感じられるかもしれません。
ちょうど、ロボコップのサントラを聴いているようです。
もうちょいなんだけど、かゆいところにちょうど手が届いてない・・・・という感じです。
それでもテーマがわりと長く盛り込まれた曲、「The X-Jet」は「燃え」ます。
アクションシーンの劇伴の所々に「ダイ・ハード」の面影を感じることが出来ます。