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カテゴリ:走れ!ケー100
なかなかきちんとした形でのUPが先になりそうなので、今回から随時テキスト化したインタビューをblog上でUPし、最後までUPしたらそれを整理して、注釈や解説を付けてサイトに再掲載しようと方針を変更しました。 ======================== 大野しげひささんプロフィール
本名 大野薫久 中卒後状況、新聞配達、バーテンなど様々な職に就く。 今現在は制作会社「グリーンプロモーション」代表取締役社長。 参考 ======================= ――『ケー100』出演以前のTVや映画のお仕事について教えてください。 「僕はね、渥美清さん主演の『でっかいでっかい野郎』に出演してるんですよ。無法松の一生のような映画にね。渥美さんが無法松的な存在で主役だったんだけど、そこにマドンナで『中川加奈』って出てて、その恋人役で映画撮ってんのと……それからね、例の東大闘争の『とめてくれるなお母っさん』って松竹のね、それで主演やってるんですよ。 「ワイドショーの司会が終わって、ちょっとインターバルがあって『意地悪ばあさん』(主演:青島幸夫)の監督やってた青野さんて監督(青野 暉監督)で、今流行の二時間ドラマみたいなやつでね、『へとへと一泊旅行』みたいな内容で、旅行会社の添乗員みたいな役で、外人さんだ、落語家さんがやる年寄り組だ~、そんな色んな世相の人間を一泊で熱海に連れて行くんだけど、なんかってえと無理難題を言って来てヘトヘトになる、て言うドラマの主役をやらせてもらった時の監督が、その青野監督だったんですよ。 ――最初に『ケー100』の設定を聞いた時の感想はどうでしか? 「いや、笑っちゃいましたよ。あの、ほら『チキチキバンバン』じゃないけど、その頃はまだ今みたいに夢がデジタル化してなくて、なんかアナログの夢じゃないですか。 ――それで、撮影が始まる訳ですが、ロケはどんな感じで進められてたんでしょうか? 「今風に言うとキャラバン組んで、『ケー100』を運ぶトラックやロケ車何台か連ねて行って、それで向こうで美術の人間かなんかがチェックして、水陸両用のバギー車がベースなんだけどそれにプラスチックでボディやら何やら付けてるんですね。 ――『最終回にほえろ!』と言う本に青野監督のインタビューがあるんですが、それによると3話『汽笛が呼んだ高原の春-大分の巻-』の撮影時に燃えたとなってますね。 「あぁ、だったら3話なのかな。僕は2話目くらいと思っていたけど」 ――撮影は放送順で行われてたんですか? 「そうそう、順を追って。」 ――それでは撮影の『ケー100』は二台と言う事でいいんでしょうか? 「そうそう二台。常に」 ――北海道を境にケー100の色が変わるのが映像で確認できるんですけど、そういう意味で二台でなく常に二台ですか? 「そう、いつも二台。適当に塗り直したり補修したりで、たまたまそうなったんじゃないですかね」 ――石井トミコさんの娘さんから、九州と北海道のロケに付いて行った、というメールを頂いているんですが、結構出演者の方の身内は現場にいたんでしょうか? 「いや~、それは連れてきていた方もいらっしゃったけど、とにかくキャラバンだから……そんなに予算が無かったから変な話、怪しげな旅館に泊まった事もあるんだよ。要するにお休憩専門の、みんなで結構笑っちゃったんだけど。 悪い事って言うのはどういう事かって言うと、僕も大人ですから時には夜飲みに行きたいって言うんで飲みに行くのよ。そうすると、そこのホステスさんに『あの~、ひょっとしてあんた紋太さん?』『え?紋…太さん…あ、そうそう、俺紋太さん』て言うと『いや~、うちの娘が観てるのよ~、悪いけどここにサインして』とか言われると興醒めしちゃってね。もうい~や、帰ろ帰ろって帰って来ちゃって。 ――今はそういう作り方する番組ってありませんからね。 「無い!無いね」 ――しかも1年間拘束ですからね。 「そう、そう。それと、要するにV(VTR)じゃ無いでしょ。フィルムで撮っててね……。」 ――照明の機材とかスタッフも大変だったでしょうね。 「そう、でも僕はね、海渡るシーンでもってね、10何回くらいNG出しましたよ、寒くて寒くて。 第2回に続く 『発車オーライ!走れ!ケー100』大野しげひささんからのメッセージUPしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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大野さんのインタビュー、面白かったです。
読んでいて「ああ、そうだったのか」って、放送の事や、見ていた子供の頃とか色々と思い出しました。 読みながら頭に浮かぶ大野さんはやっぱり若い頃の「紋太さん」ですね。 (June 19, 2006 05:11:40 PM)
二天さん
ご無沙汰してます。早速の訪問ありがとうございます。 本当、大野さんはサービス精神旺盛な方で、今回はほぼ90分話して頂いた14分程度しか掲載できていないんですよ。しかこれからもなるべく定期的に更新して全5回くらいを予定してますので又寄ってください。 (June 19, 2006 10:28:57 PM)
タイムカプセルが開いたような気分です。
大野さんにとっても「夢を見させてくれた」って いうのを聞いて感激しました! 第2回待ってますね。 (June 20, 2006 09:04:07 PM)
Princeさん
感想ありがとうございました。なるべく定期的にしたいと思ってますが、ひょっとしたら週一ペースくらいになるかもです。 これからもよろしくお願いします。 (June 21, 2006 12:17:34 AM)
大野しげひさは走れ!ケー100の伊賀山紋太を演じた人だ。ケー100は道路を走る小型機関車なんだ。ホントに古い話だと良く言ったんだ。ケー100に出演した時は若かったな。今は白髪となり、ふさふさだった髪は禿げてきたな。
(September 14, 2010 10:03:42 PM)
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