小さな星の大きな環

2008/10/10(金)19:34

ポルト、207番の路線バス

ポルトガル(408)

 お澄ましポルトの風景 6  ランチでお腹を満たした後はちょっと眠たくなったので、 街巡りついでにバスに揺られて居眠りです。 たまたま目の前に停まった207番のバスに、とりあえず 乗り込みました。 駅前で循環バスに乗り換えば、居眠りしている間に とんでもない所まで連れて行かれる心配もありません。 と思っていたら、バスは駅の手前で曲がってしまったのです。 あらら、と思っているうちにどんどん駅から遠ざかっていきます。 中途半端なところで降りても、戻るバスが見つからないと困ります。 案内所でもらった「アンダンテ」のルートマップを取り出して、 自分が今いる場所を探します。 が、 バスはどんどん街を外れていくようです。 え、どこまで行っちゃうんだろう… ルートマップと風景を見比べているうちに、 バスの乗客が一人また一人と降りてゆき、 いつか私だけになっていました。 コインブラでは、終点で折り返してまた 市街地に戻ることができました。 ずっと乗っていれば、元のバス停に戻れるかもしれません。 と、ちょっとどきどきしながら座っているところへ、運転手の声… 「ラスト・ストップ(終点)!」 えー、と焦りながらバスを降り、とぼとぼ通りを下っていくと、 道の先に海が見えてきました。 大西洋の波が、西日をキラキラ照り返しています。 フォズ(207番バス終点)、2008年3月3日16時7分、晴れ 〔ポルト〕 【 カロ日記 】 先日と同じ訪問者があったので、今日は玄関の外に出て カロを引き合わせました。 ぴょんぴょん飛び跳ねて大歓迎のカロは、案の定 “おもらし” しました。 そういえば、いわゆる “ウレション”は、相手に敵意がない印だと 何かに書いてあった気がします。 すると、単に興奮して“おもらし”したというだけでなく、 挨拶代わりとでもいうのでしょうか… ま、いずれにせよペナルティを与えるような行為ではないのです。 でも、これが「挨拶」なら、これからもずーっとこうなんだろうか… ちょっと不安に思っている私の背後で、カロは今度はしっかり 粗相してます。 これで結局サークルに戻され、出たいのに出してもらえず、 自分の尻尾を追いかけています。

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