与那国、ハマクマノミのこども
岩と岩のちょっとした隙間には、小ぶりのタマイタダキイソギンチャクが居着いていて、その短めの紅い触手の根元を、ちょこまかと動き回ってるのは、ハマクマノミのこども(幼魚)です。大きな魚に狙われないよう、入り組んだところにひそんでいるのでしょう。体長は、3~4センチメートルぐらい。 全身を撮ろうと何度かトライしましたが、まだまだ修行が足りません。岩とサンゴの間に(そーっと)カメラを入れるのですが、レンズの向きやアングルがなかなか自由にならないのです。こどもの時は2条、あるいは3条ある白い縞のうち、やがて後ろの2条は消えてゆき、ハマクマノミも成魚になる頃には、頭部の白帯一筋だけが残ります。【 ピンクの象の回顧展 】クマノミにも、いくつか種類があります。ボツになった魚たち上↑のコラージュの中で、中央よりちょっと上にいて右を向いているのが「クマノミ」で、その尾びれの下あたり、半身だけ見えているのも「クマノミ」の黒っぽいバリエーションです。右上の隅にいる白いカニの下で、「カクレクマノミ(ニモ)」が横目でこちらを見ています。他に「ハナビラクマノミ」、「トウアカクマノミ」なども日本で見ることができます。