2023/12/12(火)00:00
橙の据りがよくて鏡餅〈高浜虚子〉
橙の据りがよくて鏡餅 〈高浜虚子〉
実家では 家でついた餅に 庭にあるウラジロ(シダの葉)ゆずり葉や南天
紅白の水引を結び 自家製の干し柿 半紙を引いて
一つ一つ 横にいる私に 見せながら、父が組み合わせて 整えてました。
毎年見せてもらったのに 私は お店で 小餅の入った鏡餅を買ってます。
小さいころ 鏡餅を 開くのは 力が要ったり、カビが生えていたりで、 ぜんざいは楽しみだけど、それが嫌でした。 最近 売っている鏡餅は、中の小餅が入っていて 優しいこと。
全国的に 白い平たいお餅の大小を重ねますが
石川県の金沢を中心としたこの地方では紅が上、白が下の紅白の鏡餅を飾ります。
ものすごく豪華な鏡餅として 有名なのが
田井菅原神社 りっぱな鏡餅加賀前田家12代・前田斉広が献上した鏡餅を再現したもの
鏡餅は3点セットになっていて、真ん中は床飾り餅、右側は蓬莱飾り、左側は櫓餅大小52個の紅白餅で、約340kg(米俵約5個半)のお米を使って作っていたそうで、今は蝋を溶かして作ったものを展示しているの鏡餅の上には、
俵藻(海藻)・橙・砂金・熨斗・昆布・串柿・・うらじろが乗せられています。
餅の替わりに砂糖で形作ったもの、愛知県
細長く伸ばしたものを渦巻状に丸めてとぐろを巻いた白蛇に見立てたもの 宮崎県
砂糖で作られた 鏡餅は ありました。
渦巻き状の餅の鏡餅は 見つかりませんでした。
鏡餅はお正月の元旦~鏡開きの11日まで、〈地域によっては1月7日または15日のところも〉
年神様の居場所「依り代」となります。
鏡餅は 28日か 30日に飾ると良いとされてます。