つなげ“希”動力-袖番号96、伊東勉のページ楽天版(更新停止。書庫ログ)

2007/04/07(土)19:55

第130号 俺の嫌いなもの 選民思想。

雑感・日記(1390)

 お晩でございます。伊東です。  いよいよ明日は、いっせい地方選挙の投・開票日。自分たちが取り組んできた結果が問われる重要な一日になります。  私は、ここ2日間ビラ配布に回っていましたが、急ぎでやったもので、その影響から左足の股関節が痛めてしまいました。この症状は以前にもやっているので…一言で対処法言ってしまえば「今の体の状態に慣れる」しかありません。今回の政治線では、自分の行動に関してはわりかし段取りうまくやれてきていましたが、このビラ配布に関してはその段取りをしくじってしまいました。  「宿題をラスト4日で全部やる」小学生の真似していけませんね。いい大人が。  さて本題。このブログを長く見ている方には、何回か出てきているフレーズですが、あえてここでも語らせていただきます。 「俺は選民思想が大嫌いだ」  と。戦国時代の武将・武田信玄の言葉に 「人は城 人は石垣 人は堀 情は味方 仇は敵なり」  というものがある。立派な城に頼らず、一人一人の領民の力を生かして国力を高めてきた武田信玄。この言葉は、今の日本にこそ必要なものではないかな、と考える。  一部の人間だけが大儲けし、後の人間はその儲けのためだけにひたすらこき使われる。そこには「仕事のやりがい」なんてのは見えない。ただ単に「生きていく」ということしか考える事ができず、人と人との協力関係を築くことすらままならず、簡単に人を貶め、殺めさえすることが多く見られる世の中。  しばらく前にどこかの大臣が「女性は子供を生む機械」と語ったが、これは彼らの「市井に住み、生きる人々」をどう見ているか、露わにしたものだ。“自分たちが動かしている美しい国・日本”。国民は、その“臣下”にすぎない。どうせこいつらは馬鹿だから、適当な理屈つければ思い通り動いてくれる。そう思い込んでいるから性質が悪い。  ここまで長々と理屈語ってきたが、まとめてしまえば「権力につく人たちはおごり、庶民をコケにしている」って事だ。  自分自身、立場こそ違えど世の中一所懸命生きている人というのをたくさん知っている。自民党とは、一番政治的に激しくぶつかり合う所だが、その地方にいる人たちというのは、市井に住む人の暮らしをよく知っているから政権に近い人ほどには馬鹿な事は言わない。むしろ「俺たちのがんばり無駄にしやがって!」と怒りに感じる人の方が多いのではないか。  自民党が支持基盤を崩しているというニュースを聞くが、小泉内閣からの「生活者崩壊施策形政治」が、これを招いている、ともいえる。だから、今の自民党はそうやって失ったものを補うのに「有権者の(誤)誘導」戦術を取ろうとしている。マスコミなどの印象操作だ。  悪いけど、俺はこの戦術に示されている「国民は馬鹿だ」という考えに同調する気はない。俺自身は馬鹿だが、実社会で、このブログで「違う道はある」という事を示すことができる。自分たちが、自分たちでできうる限りの勉強をして、彼らに相対する事ができる。こうして勉強して、確かな立場を持つ人こそが、彼らの一番恐れているものである。  これもこのブログでは何度となく紹介してきたマスターキートン(浦沢直樹・勝鹿北星両氏作品)の漫画の中のセリフ。もう一度語りましょう。  「まだ15分ある。今から授業を始めましょう」  「ここで学ぶ事をやめてしまったのではナチスドイツの思う壺だ」  (主人公・平賀-キートン-太一の恩師・ユーリ・スコット教授。この場面は、空襲を受けた後、その救助活動を終えた場面で発せられた一言だった)  これは初めての登場になりますね。同じくマスターキートンから。  「生きる勇気を持たないものは、戦う前に消えていく」  (平賀とユーリが研究していた目的地にたどり着いた平賀だったが、ルーマニアの旧政権の陰謀もここに隠されていた!旧秘密警察との戦いに臨む平賀が、少年に語った言葉)  俺は、誰かの思いのままに生きるのが嫌だから、誰かを踏みつけにして威張っている奴が大嫌いだから、それによって泣かされる人の涙を見るのがつらいから…それを打破しようという仲間とともに歩みを進めている。どうせ一度か二度、放っとかれれば捨てていた人生だ。だったら、人の踏み台になって生きるのもいいだろう。  そういう思いをもつ人たちが成果を収めるか、仕方ないと思わされてしまい、屈服されてしまう人たちの方が多くされてしまうのか。結果は明日出る。  だが、今の時点でいえるのはただ一つ。  どういう道になろうが、今の歩みを止める気は一切ない。  一人一人が“活きる”。そういう社会を目指してね。  コメントはこちらからお願いします。公開可の方はその事を、また記事へのコメントの場合はその号数を示していただければ幸いです。  メールアドレスは書かなくてもいいようです。(というより、私伊東がお返しする手段を持ちません。)公開OKの方は記事制作を持ってお返事をつくらせていただきます。  今日も拙稿を見ていただきましてありがとうございました。  明日は特別バージョンでお送りします。

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