つなげ“希”動力-袖番号96、伊東勉のページ楽天版(更新停止。書庫ログ)

2010/10/16(土)05:29

二百三の巻 脅すか。これ以上後退できない人に対して。

“変態”を嘲う(10)

B型肝炎訴訟和解協議 低額・賠償限定 国が提示/「命の価値に差」原告怒る/札幌地裁 - しんぶん赤旗  まず、はぁ…。  この議論で気になった事は「国民に対する増税」をネタに、この肝炎にかかった人に対する“脅し”がなされているのが気にかかります。  簡単に言ってしまえば「お前らのためにウン兆円単位で増税しなければならない。だから条件引き下げな」というのが国側の、言外に匂わせた主張なようだ。  なにも一気に対応しろと言っているわけでもないし、肝臓の病気というのは一生ものの“付き合い”にされるのだから、そのための対応をしてほしい、と言っているだけなのですが、こういうふうに、今やマジックワードと化している「無駄遣い」という名前出せば何言ってもいいのでしょうね。すでに一部の言論では誤解に基づいた議論もなされているのばかりが残念です。(いわゆる“薬物中毒者”が注射を回し打ちしたのが主流、とか)  詳しい事は別の記事を書く方にお任せすることにして、この件で私が思う事は「またも“多数派のプレッシャー”で潰しにかかるか」って構図が見える事なんですね。私自身、15年前は肝機能が劇的に悪く、そのままではいずれ肝臓ガンにまで発展するよ、と言われていた時期もありました。事実体はだるく、何か行動するのに障害になっていたのだから、一部ではあれ肝臓が悪い人の辛さはわかるんです。  それを、その当事者に対する配慮は見せず「自分たちの“何か”を守る」ためだけに、ゆるくない状況に置かれている方を追いつめるという構図は許せないものがあります。  「彼らは金食い虫」だと言外に思わせて、彼らを不利な状況に追い込むやり方許していいんでしょうか。  先に書いた“ヤク注”云々語りもそうですが「その言い方違うだろ!」という書かれ方もされています。彼らにとっては一つの思いなのかもしれませんが、そういう事を書くことで、肝炎の患者の皆さんを追い込んでいるという事もわかっていただきたいものです。  いずれ「“多数派”につく人が“少数派”をねじ伏せる」という構図がさまざまに見え、それに対してはいい思いをしない私としては、この件に関してもまとめて書かなあかんな、と考えています。  今回は野球と政治、両方書かせていただきました。  今日も…大船渡行きの準備と、無理言って参加させていただく事になった勉強会と無職のわりにはてんてこ舞いの日々が続きます。今日も拙稿お読みいただきましてありがとうございました。

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