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つなげ“希”動力-袖番号96、伊東勉のページ楽天版(更新停止。書庫ログ)

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2014年08月16日
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カテゴリ:雑感・日記
 今晩は。
 今日は所用→高校野球聴取→所用で過ごしてきました。一呼吸おかないとすぐ壊れる人間なものでいまは小休止にあてています。

 安倍政権が遮二無二進める“戦争主体にモノを考える”国作りに少なくない人が反発したたかっています。一方で様々な思惑で賛同する人も。

 終戦記念日は8月15日。
 では、終戦がなかったらどうなっていたか。それを記した一冊が檜山良昭さん作品「日本本土決戦」です。先日テレビで「8月14日に続行派によるクーデター画策」が報道されていましたが、それが事実になったらどうなっていたか、の「フィクション戦記」。「8・15で終戦しなかったらどう戦ったか」の記述に力が入っていて、様々な軍隊内のやり取りも書かれていますが、一方で制空権を握られそれでもなお戦争を続行したらどうなっていたか…が凄惨に書かれています。

 ネタバレですが…
1.8月クーデターで戦争続行、根こそぎ動員、(共産)社会主義者の全処刑
2.九州での戦い→空軍壊滅し敗北、中南九州占領。
3.46年に関東地区の戦い。千葉・神奈川に上陸。この間に北海道東北にソ連侵攻も向ける戦力はナシ。事実上小学生以上動員。
4.もはや陸軍しか戦力なく義勇兵と併せ戦うが、バタバタ人が死んでいくのみ。国内全都市は焦土と化し工業・農業再生産できず。
5.しまいには「関東に原爆投下(作中で広島・長崎は未投下)予告」。現場の独断で停戦も松本大本営自爆。天皇含め当時の首脳全員死亡。
 結果、日本国内だけで1400万人死亡(人口の2割!)、更に衰弱&餓死で500万人以上が死亡可能性大。都市機能や行政完全破壊、戦争前水準に復元するには数世紀。ソ連の侵攻止まず、大日本帝国政府が戦争を終結させなかったので自決やゲリラ多し。


 …書いてみたがさ、カンボジアよりひでえわ。
 カンボジアも当時の官僚など治世経験者や知的階級が軒並み殺されたから以降は国際機関の助けを経て、今だなおキズもあるのに、この小説通りの状態になった“大日本帝国”は…カンボジアがぬるく思えてしまう。戦争になると総力戦だ、弱者なんざに構ってられないんだよ─という一文。
 こんなもの、起きてしまったら…「生存に必要」な物以外必要のない社会ができる。つまり「戦争に勝つ」以外の全ては否定されるわけだ。
 簡単に書いたが重いよ、これは。

 経済は間違いなく縮小する。「戦争に必要ない業種」は潰れるわな。逆に「戦争に必要な業種」は何ぼでもこき使う状況出るでしょうね。それで利潤あげる「戦争成金」ばりがウハウハでか。少なくとも市井の経済はシッチャカになる。イラクの方の「平和は経済良くする」発言その通りだね。

 一旦戦争が始まると“熱くなって”しまって、予想外の事も起きる。日本も対外戦争を始めた1890年代当初は戦禍が日本に来るとは思わなかったことでしょう。大体「攻める側」にいたから。そうやって図に乗っている内に他の国を怒らすようなことをし、それを指摘されるやムキになって「俺は正しいんだ」と聞く耳持たず、そんなの繰り返す内に「周り全部から責められる」と自縛に陥ってケンカ売りまくって…の結果があの通りでしょ。自虐史観なんて言うてる場合違う。

 帝国時代の行動が正しかったという考えは、第一に多かれ少なかれそこに生きる市井の人の命を軽く見ます。「本土決戦」で書かれていた軍首脳部は50万人避難していた地域に空襲があり約20万人死傷した件を「少ないな」と言い、玉砕電報を見ながら笑みを浮かべる人間性を見せた。フィクション、と片付けられないんですね。実際「臣民の命は鴻毛より軽い」と言い放ち、攻める作戦は立てても、兵站は軽く見て餓死者を多く出した実績ありますから。

 臣民の生命さえこれだから、戦争に関係ない部分の文化なんてくそ食らえだったでしょう。


 安倍政権で進まされている政治。戦争ができる国づくりに伴って進まされていることに敏感にならないと、いずれまた“消耗品”にされかねません。人権という言葉が嫌いな方もいますが、人権こそが権力者の苛政から身を守るものです。「本土決戦~」一見頂きまして、思い馳せて戴ければ思います。






最終更新日  2014年09月24日 18時54分42秒
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