☆乙女心にずきん☆

2005/08/16(火)13:16

スペイン。(1日目)

異文化に触れる(・∀・)ヨーロッパ編(36)

家から京都までは「ゆきぐに」という知る人ぞ知る寝台列車(のグリーン席)。乗り込んだ車両はやたら暗くて、新幹線の普通席ほどの座席と宴会席のような変な作りになっている。 照明が昔のカフェを髣髴とさせるレトロ調なのね。 それなのにエアコンが寒すぎっ!おじさんランニング1枚で寝てたら風邪ひくわよっと要らぬ心配をしてしまう。 次に乗った「はるか」も寒くてすっかり体が冷えてしまった。 冷えてすっかり調子を崩した怒りのやり場を「日本の資源のムダ使い」のせいにして、プリプリしながら関空へ。 それが後に「過保護なほどの日本の恩恵」だったということに、気づくことになろうとはこの時、思いもしなかったのよね~ 切れかけたファンデーションを免税店で買い、カードを出してお会計をしているところに、慌てた様子の社長から電話が・・・ 来ちゃったのね、書類作成の仕事。アタクシは超多忙なビジネスマンのように電話をしながらカードのサインをし、ギリギリの時間で飛行機に乗り込む。 2時間前にちゃんと空港に着いてたはずなのに、どこでそんな時間を費やしてしまったのかしら? KLMは娯楽設備が充実していて、映画がいろいろ見放題。 こないだ中国行った時の飛行機(確か中国東方航空)なんて、「本当は映画の上映は予定されていませんが、今回は特別に上映します(←中国語)」なんて恩着せがましくつまらない映画やってたもんね。えらい違いだわ。 「ミリオンダラーズ・ベイビー」「ハリーポッター3」「いま会いに行きます」(←泣きそうになった)を立て続けに3本見てたらあっという間に着いてしまった。(その間、4,5回トイレに行ったけど) アタクシってなぜか飛行機に乗ると異様にトイレ近くなるのよね~絶対通路側の席じゃないと、迷惑かけまくりなのよ。 スキポールは相変わらずだだっ広くて、これもまたギリギリで搭乗。きつねの嫁入りのような変な天気だ。機内放送で機長が「飛行機は落雷に遭いましたが大丈夫です」と微妙に心配させるようなことを言ってくれた。 まぁ無事で何よりだわ。    で、マドリードに着くと「アレ!?入国審査&カードがない!」よく考えてみれば、オランダでパスポート見せて、「コンニチハ~、お元気デスカ?」って言われたアレが入国審査だったのか。EUだものね。 なので、そのまま荷物を取ってスルー。 ・・・迎えの人がいない。出口付近を2回ほど往復したが、誰も声をかけて来ない。 おかしいなぁ~と思って時計を見ると、ちょっと早く着いてしまったみたい。 しばらくすると向こうから小柄で色黒のオバチャンがエライ勢いでやって来た。小柄なのにすごい迫力。 そして海外に暮らす日本人にありがちなアイラインばっちしメイクだ。 同じバスに乗っていたイタリア人の若者達を「シャーラップ!!!」と怒鳴りつけた。 お、恐ろしいワ。 バスにはエアコンがついていない。しかも窓がしっかり閉まっている。(というか、構造的に開かない) しかし、夜の7時も回っていようというのに明るいし、何しろヒリヒリするくらい暑い。 そろそろ体力の限界を感じた頃、ようやくホテルに到着した。 ホテルは三ツ星「クラリッジ」。 まるで・・・中国で留学していたときの寮(一応二ツ星ホテル)。ランプもエレベーターのタイルまで本当に良く似ている。 オバチャンが「タオルとかが揃っているか、お湯は出るか、チェックして来なさい」と先生のような口調で言うので、案内された部屋へ。自分で荷物を持って。 ポーターがいないのかっ、ここはっ! 案の定、お湯が出なかったので部屋を交換してもらうことに。 アタクシ達は便宜上、スーツケース+リュックという出で立ちだったのだけど、それがオバチャンの気に障ったらしい。 「何で、アンタ達リュックなんか背負ってるのよっ!何が入ってるのよっ!」 「あの~パスポートとかです・・・」 「危ないじゃないのよっ!後ろから引っ張られたりとか、切られたりとかするの。ダメよそんなの背負ってちゃ!」 いきなり怒られてしまった(>_

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