カテゴリ:イングリッシュ・ライフ
毎年3月にケンネルクラブ主催の世界最大のドッグショー「Crufts」がバーミンガムで開催される。
今年は10日(木)から13日(日)までの4日間で、その様子はBBC2で毎日放送されている。 ちなみに今年のテリア・グループの勝者はノーフォーク・テリアだった。 内容は純血種のそれぞれのスタンダードに基づくブリード・ショーイング(いわばワンちゃんのミス・コン(ミスターもいるが)?)から、アジリティ、ヒールワーク、チームアジリティ、フライボール、オビーディエンス、また6歳から24歳までの若いハンドラーによるそれぞれの競技(ヤングケンネルクラブ)等々多種に渡る。 私は毎年TVで観ては、来年こそはバーミンガムにBenと一緒に観に行こう、と思いつつ、いまだ実現していない。 会場では朝から夕方まで色々な競技やショーが並行して開催されているのだが、TVではその一部を垣間見る事ができる。 ブリード・ショーイングはTVで必ず放映される。 その様子を見ていると、各ブリードごとに選び出された選りすぐりの美男犬・美女犬が最後の最後までクシで毛並みを整えられて審査員の前に出てくる。 審査員が体を触ってチェックした後、犬達は動く姿の美しさをアピールするため、そのオーナーまたはハンドラーとリングを小走りに走って一周する。 その姿は「立てば芍薬座れば牡丹」の例え通り、ある犬は輝く毛並みを波打たせ、又ある犬はしなやかな流線型の体と筋肉を盛り上がらせてそれぞれに素晴らしく美しい。 しかしー。 美しい犬達と共にリングを走る人間(ハンドラーまたはオーナー)は何故か犬を引き立てている、としか思えない人達が多い。 もともと犬を観せるための番組だから人間は下半身しか映らないのだが、ズボンのベルトの上に乗っかった大きなお腹、太くて短い足、とかが否応無く目に入る。 そしてそういう人たちに限って犬に引きずられているように転びそうになりながら走るのだ。 う~ん。なんだかなぁ。完璧に犬に負けている・・・・ なんて事を考えているのは私だけなのだろうか? 来年こそはバーミンガムに観に行きたいと思うのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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