テーマ:愛犬のいる生活(77211)
カテゴリ:家族
夜眠る時は自分のベッドで寝たはずなのに、いつの間にか私達のベッドに上がってきて、しかも二人の間に寝て、頭をチョコンと枕の上に置いている。 まったく、いつも一緒にいたいのだ。 夫が、「Benは妖怪人間ベムだ。ほら、『早く人間になりたい・・・』って、ヤツだよ。」と言って二人で大笑い。 妖怪人間ベムというのは、子供の頃やっていたTVのアニメ番組だ。 ちょっとダークな感じのキャラクターでテーマの音楽もちょっとジャズっぽくて、舞台もヨーロッパの町並みのように石畳だったりした。 ベム・ベラ・ベロという3人の妖怪人間が世の中の不正を正しながら、人間になるための旅をする、というような内容だった。 普段は人間っぽく変身しているんだけど、指が3本しかない。 妖怪人間だと見破られると、身を挺して守ってあげた人にまで『人間じゃない』と言う理由で追われるというちょっと不条理なアニメだった。 でも割と好きだった。 Benを飼い始めたとき、「ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの育て方」と言ったHow to本を何冊か買ったのだが、そのうちの一つに、ウエスティの性格について、「本当は人間になりたかった犬」というのがあったのだ。 当時は『何だかな』と思って笑っていたけど、2年近く一緒に生活をしてみると、この表現はある意味でとても当たっている、と思う。 散歩してる時、犬連れの人に会うと、まず犬より人間に寄って行く。 犬より人間の方がすきなのだ。 かといって、人間なら誰でも好きなわけではなく、ちゃんと好みがある。 そしていつも家族で一緒にいたがる。 留守番をさせる時に、出かける前にチューをあげる。 Benはその時は喜んでいるだが、帰ってくるとチューはそのまま手付かずで残っている。 私達が帰るとやっと、夢中でチューをかじり始める。 食いしん坊のくせに、私たちがいないとチューも食べないのだ。 夜、同じ部屋で寝ていると、時々Benがうなされたように寝言(?)を言う時がある。 ワン、とかキャンとか言うのでなく、「う、う~ん」と言う、まさに寝言なのだ。 最初は驚いたものだ。 夢でもみているのだろうか。 ひょっとすると、人間になった夢でもみているのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[家族] カテゴリの最新記事
|
|