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朝6時に起床してモーニング・ティーの後コム・オンボ神殿へ。
ワニの姿をしたソベック神とホルス神が祭られ、ワニのミイラが3体ほど展示されている。 ここは7時開館だが、7時前に既に観光客の長い列ができていた。 まず、空いているうちにワニのミイラを拝んでから神殿を見学。 壁面や列柱のレリーフもソベック神を題材にしたものが多い。 ソベック神 ナイル川に近いせいか、昨日訪れたホルス神殿ほど保存状態は良くないが、構造がユニークだ。 というのも、この神殿は通路や柱が二つずつあり、神殿全体が2重構造になっているのだ。 見学を終えて8時過ぎにクルーザーに戻って朝食。 クルーザーはアスワンに向けて出航。 しばし移り行くナイル川沿いの風景をサンデッキで楽しむ。 3時間ほどするとアスワン橋が見えてきた。 アスワンのオールドダムも見える。アスワン到着だ。 ファルーカ(帆掛け舟)でナイル川を遊覧。ナイル川の中洲・エレファンティネ島のアスワン博物館や、ナイロメーター(ナイル川の水位計)、そしてアガサ・クリスティが滞在し、ナイル殺人事件の舞台ともなったカタラクト・ホテルなどがのぞめた。 エレファンティネ島のナイロメーター。 ダム建設以前はナイル川は年に4~5ヶ月は氾濫していた。 ナイロメーターは氾濫を予測し、年貢を決めるのに重要な役割を果たした。 ファルーカの上ではヌビア人の船頭がラクダの皮を張ったタンバリン(?)でヌビアの歌を披露。 皆で一緒に合唱して盛り上がったところで、ヌビア人手作りのおみやげ品を扱う船内マーケットが登場。 私はラクダの骨で作った手作りペーパーナイフを買った。 その後クルーザーに戻って昼食。 2時頃からイシス神殿と石切り場へ出かけた。 イシス神殿(フィラエ神殿)はアスワンハイダム建設に伴いフィラエ島が水没したため、ダム建設後に隣のアギルキア島へ移転された。 移設工事は、神殿の周りの水中に壁となる鉄板を打ち込み、神殿を囲い込んだ所で中の水を抜き、神殿の岩をパーツに分けて移転したという。 移転工事は1980年に完成したそうだ。 何千年も前に神殿を建設した技と言い、神殿を水中から移転した技と言い、人間の力とは素晴らしいものだ。 その後石切り場へ移動して切り掛けのオベリスクを見学。 オベリスクを切り出し中に地震でオベリスクにヒビが入っため、そのまま打ち捨てられたもので、作成途中であった事から、当時の石切の技術がわかる。 周りにはピンクの花崗岩がゴロゴロしていた。 その後、一度クルーザーに戻ってアフタヌーンティーで一息。 6時頃から、アスワンのスーク(市場)ヘでかけた。 ここはルクソールのスークより広く、奥の道が細くなったあたりには観光客だけでなく地元の人たちも買物に出かけてくる。そのあたりに行くとかなりあやしい雰囲気。 私はスパイス屋でゴマなどを買ったが、サフランが大人気のようだった。 今夜は夕食の後、お待ちかねのべリーダンス&スーフィーダンス・ショー。 ベリーダンスはイギリスでも健康に良い、と中年以降の方の人気を集めているが、やはり、グラマーな女性がセクシーに腰をくねらせて踊る本場は素敵。 スーフィーダンスは男性が美しい柄のロングスカート(?)をはいて、回り続けるとスカートが周囲に広がって絢爛豪華。 10時くらいにショーは終わり、その後はダンス。 この夜も楽しく更けていった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.17 04:17:13
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