2017/09/29(金)14:07
鬼撥水のフロントガラスを手に入れろ!TAROWORKS「720s」(撥水剤/コーティング)「下」-shita-「上」-ue- レビュー
いきなりですが、この組み合わせ最強です!!
施行したガラス面は、曇りのない「透明感」。抜群の「視認性」。
そして、鬼のような「撥水力」。
車内カメラからの施行前、施行後の映像がこちらです。
視界がまるで違います。
施行前は親水性で、いつまでもガラス面に水が残っているので、視認性が悪い状態です。
しかし、施行後は水を掛けた瞬間から、水玉がガラス面を滑り落ちるので、視界が保たれています。
〇使用したケミカル
使用したのは、洗車 コーティング TAROWORKSさんのケミカル。
・「下」-shita-
この鬼撥水を手に入れるには、下地処理が非常に大事。
ガラス面に油膜やウロコがあれば、せっかくのコーティング効果も半減です。
そこで、まずは下地処理。
この下地処理で、ピカピカに磨き上げたガラスにコーティングを施すことによって、コーティングのノリが良くなります。
綺麗な下地を作るために使用したのは、「下-shita-」
丁寧に梱包されています。
「下」-shita-は思っていたより小さく感じました。
しかし、フェルト(5枚)・フェルトスポンジ(10個)が大量です。
・「720S Rain Repellent」
撥水力が抜群のシリコーン系撥水剤と、コーティング前の脱脂ができる「上」-ue-がセットになっています。
〇簡単な施工手順
「下」-shita-での油膜、水垢、不純物除去「上」-ue-での脱脂作業「720S Rain Repellent」でのコーティング
・施工時のコツシリコーン系の撥水剤「720s」は、ガラスに触れることで撥水幕が形成されます。
しかし、多く塗り過ぎると、その撥水幕の上に余分に残ってしまうので、撥水剤の無駄になってしまいます。また、ムラの原因になります。塗り過ぎ注意!!
また、ガラスに触れなければ、撥水幕も形成されないので「下-shita-」と「上-ue-」での下処理をきっちり施工して汚れを落とし、ガラス面を露出させることが大事。とのことです。
施工前にメールにて、「施工のコツ」をお訪ねしたところ、タロウワークス松海店長から丁寧に教えて頂きました。
売りっぱなしではなく、アフターフォローもしっかりしてくれるタロウワークスさんには脱帽です。
(※詳しい作業内容は下記に記載しております。どうぞ、ご覧ください。)
〇施工前のガラスの状態
ワイパーが届かないところには、びっしりと鱗(ウロコ)が...
フロントガラス両端にも...
水を掛けると...視界を妨げる原因がくっきり。
〇施工方法
施工前にガラス面を洗浄して、砂や汚れを落としておきます。
洗浄後はマイクロファイバークロスで拭き上げます。
ワイパーが届くところは一見綺麗に見えましたが、水を掛けて拭きあげるとワイパー跡や油膜、不純物...
おまけに、水を掛けるとダラダラと流れる超親水状態(汗)
・Step1-1(手磨き)
先ずは、視界を妨げる原因(油膜、水垢、不純物など)を「下-shita-」を使って取り除きます。
とり出してみると、もっとザラザラしてるのかと思っていましたが、意外とサラッとした感じ。
ガラス面の鱗は、しっかりこびり付いていて、ちょっとやそっとじゃ除去できないイメージ。
ザラザラの液でガシガシこするのかと思っていたので、「サラサラの液で大丈夫か?足りるのか?」と、やや不安を感じながらもスタート。
付属のフェルトやフェルトスポンジに適量とり、加圧して上下左右とムラがないように磨きます。
原液で磨いていると、液が乾燥してきて磨けなくなります...
そんな時は、水をスプレーすると再び磨けるようになるので、ケミカルの節約にもなります。
「乾燥したら加水して磨く」を繰り返すと、少量のケミカルの使用量で大丈夫でした。
隅や端の細かなところはフェルトスポンジで。
広い面は、平べったいフェルトを使って磨くと効率が良いです。
はじめはフェルトでの磨きのコツがわからず、指先で磨いて使いにくい印象でした。
しかし、手のひらで加圧してワイパーのように磨くと、広範囲を素早く磨けました。
磨いた所だけが、鱗やワイパー跡が消えて綺麗になっています。
(角は磨いていない)
(写真中央より右側は磨いていない)
(上部は磨いていないので、ワイパー跡が残っている)
・Step1-2(ポリッシャー磨き)
助手席側は、楽してサンダーポリッシャーで磨くことに。
サンダーポリッシャーの記事
傷防止のために周囲をマスキングします。
また、手磨きとの比較のために、マスキングテープで左右に分けます。
助手席側も運転席側同様、ワイパーの届かないところには鱗。
<注意!!>
フロントガラスは、サイドガラスやリアガラスに比べて柔らかいので、加圧しすぎや、狭い範囲を繰り返し磨いて熱を加えるのは厳禁です。
傷や、歪みの原因になり、酷いと運転時に酔ってしまうこともあります。
加圧しすぎず、広い範囲を常に動かしながら磨いていきます。
注意点を頭に入れながら、いざ、ポリッシャー磨き!
安物のフェルトバフに「下-shita-」をとり出して磨きます。
サンダーポリッシャーで窓ガラスを磨くのは初の試みだったので、はじめは恐るおそるの磨き。
回転速度は、6段階の1~2。
ですが、鱗がなかなかとれません。
徐々に回転速度を上げていき、3~4でやや加圧して磨くと楽にガラス面が綺麗になりました。
が、よく見ると端の方には鱗が残ってます。
サンダーポリッシャーでは、端が磨けないので、フェルトスポンジを使って手磨きで隅々までキレイに。
サンダーの形状にもよると思いますが、広い面は楽に磨けますが、汚れが残りやすい角や端のほうは、手作業で仕上げるのが良いかと思います。
また、使用したサンダーポリッシャーのバフが大きかったせいか、手磨きよりも「下-shita-」の使用量がやや増える印象でした。
予めバフを霧吹きで湿らせておくのが良いかもしれません。
運転席側は手作業で下地処理。助手席側はサンダーポリッシャー。
一通り下地処理が終わったので、車内からチェックしてみると、運転席側の手作業での磨き残しを発見。
手の届きにくいところや、加圧しにくいところはサンダーポリッシャーでの磨きのほうがムラなく施工できそうです。(わたしのように横着せず、脚立など使って作業しやすい環境で施工してください(汗))
手磨きでも軽く加圧して磨くと、簡単に鱗も除去できたので、「下-shita-」の力はスゴイ!!
施工後は端の方の鱗も、ワイパー跡もしっかりと除去できてます。
「下-shita-」施工後の親水状態。
ガラス面全体が親水状態になったことを確認して「下-shita-」を使っての下処理は終了。
・Step2
次に、もう一つの下処理です。
「720S Rain Repellent」のコーティング剤とセットになっている「上-ue-」を使っての脱脂作業。
この作業も、コーティング剤の「撥水効果」や「耐久性」などにも関わってくるのでしっかりと行います。
付属のマイクロクロスに適量しみこませて、まんべんなく拭き上げます。
「上-ue-」を使うと、嫌な拭き跡が残らずスッキリきれいに拭き上げできました。
今までに見たことないぐらいの透明感に!!
・Step3そして、いよいよコーティング。
「720S Rain Repellent」をフェルトスポンジにとり出して、ムラがないように塗布します。
塗り込みは加圧する必要はなく、薄くムラなくを意識して塗りました。
ポイントは「塗り過ぎない事」。
これに注意しながら運転席側半分だけに塗布してみました。
5分ほど置いてから、「上-ue-」で余剰分を拭きとって、運転席側のみ完成です!
そして、お待ちかねのシャワータイム!!
ダラダラと流れていく助手席側(未施工箇所)に対して、撥水剤を塗布した運転席側は鬼撥水!!
凄いスピードで水滴がガラス面を滑り落ちていきます。いや~、楽しい!
助手席側も同様に施工して「鬼撥水のフロントガラス」の完成です!!
〇施工後に...
施行後のケミカルたちです。
今回はプリウスのフロントガラス1面のみ施行しました。
「下-shita-」はサンダーポリッシャーのバフで使用したりと、やや消費量が多くなりました。
しかし、当初の心配とは裏腹に、少量で軽く磨いて施工できるため「上-ue-」同様まだまだ沢山残ってます。
パッケージを開けたときには、「スポンジ多すぎじゃない!?」と思いましたが、施行後のケミカル消費量を見て納得。
カー用品店で売られているものは付属するフェルトは大体1個。
1回使いきり感覚なのでしょうね。
そう考えると、タロウワークスさんのケミカルの方が遥かに経済的。
「効果抜群で経済的」使い手のことを考えてあるなと感心。
撥水剤「720S Rain Repellent」は極少量の塗布でよいので、殆ど減っていません。
ガラス全面に施行しても、車数台は施行できそうです。
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