こんにちは、お久しぶりです。
普段はネット上での批判的な文章は書かないのですが、
JA徳島市のあまりの対応に突き動かされました。

今年の１月８日に楽天の某ショップにおいて大枚１２０００円で
徳島市佐那河内（さなごうち）産の

ももいちご（特大１２粒入り）

を予約し、親しい友人に贈ったものが
２月５日にやっとその友人のもとに届きました。


（パッケージと断面）

彼女は宅急便から受け取ったその荷物の角がつぶれていたのを
確認してから中味を開けて、楽しみに待っていたももいちごを
一粒（と言っても子供のこぶし大）食べてみました。

以下、その直後にかかってきた彼女との電話での会話。
彼女　「ももいちご一粒を先っぽから食べてみたんだけど、
　　　　先っぽ１０分の１だけが味がして、あとは
　　　　えぐいの！」
べりい「。。。じゃ、もっと食べてみて？」

こりゃ、配送事故うんぬんというレベルの話じゃないなあ。
しばらくたってから再び電話で、

彼女　「あと５つ食べたけど、まったく味がしない。
　　　　それにひとつは葉っぱをとったら、へたの部分が
　　　　腐ってたよ。」
べりい「わかった。ショップに電話してみる。」


（へたがついていないのがわかります）

まとめると、６個食べてみて５つまで全く味のないものでした。
ショップに電話をかけると、すぐに返金に応じてもらえることになりました。
（１粒１０００円のいちごだから、それなりに責任は取ってもらわないとね。）
（大略）
結局、その後に残りの ももいちごも腐り始めて全部捨てることに。


（「おれたちは腐ったいちごじゃないんだっ。」by加藤君）


ここで疑問がひとつ。
パッケージに「秀」の選別印が押してあるのに、なんでこんなことが起こるの？

私は、JA徳島市佐那河内選果場に
電話をかけ、販売担当の岡本氏に苦情を伝えました。
また岡本氏の求めに応じて「秀」印横にある生産者番号のわかる写真までFAXしました。
しかし岡本氏曰く、
「確かにこの生産者は存在します。
　でも、ももいちごについては市場で値打ちが勝手についているものだから、
　悪品が出回ってしまっていても何の対応もいたしません。
　ブログにこの事実を書いてもらっても結構です。」
とのこと。

ブランドで売っていると思っていた私は、肩すかしをくらいました。
もちろん生産者の方を責めるつもりはありません。
JAが糖度計で出荷品の品質管理を行えばこのようなことは起こらないはずです。
でも、大きさ以外の選別は何も行われていないに等しいのが実情のようです。
全国にいちごの産地はたくさんあって、
互いにしのぎを削ってブランド力維持に努力をしているのに、
悪品を高値で流通させても平気でいられる態度には唖然とするばかりでした。
いちごラブな私としては、
有名ないちごがこのように管理されていることに悲しさでいっぱいです。


（ショップの写真と色味が全然違う）

これから、ももいちごの購入を考えている方への忠告です。
ももいちごの市場での評価は一般には高いと思われます。
おいしいものは、とてもおいしいのでしょう。
しかし、品質管理などまったく行われていないに等しいし、
万一まずいものを買ってしまっても何の保証もされません。
（今回はたまたま、ショップが返金に応じましたが。）
購入価格を考慮すると非常にリスクの高い商品であることを承知した上で
購入して下さい。

わたしには、この事件後にスーパーで買った
１パック３９８円の「とちおとめ」がすごくおいしく感じられました。

（徳島の友人へ　ごめんよ。書かずにいられなかったのだよ。）