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紫色の月光

紫色の月光

エピローグ

 エピローグ



 周囲には何も無い。
 ただ無限に青い海が広がるだけである。

「何処だろうなぁ、ここ」

「俺が知るか」

 光の先から行き着いたのは何も無い、草原だけがある孤島。
 後は青い空と青い海が広がっているだけである。

 そんな孤島には三つのボロボロの起動兵器が存在している。

 ダーインスレイヴ、アークブレイダー、ソウルサーガの三体だ。
 そしてそのパイロット達は孤島の上に立っている。視界に移るものは海に空くらいだ。

「………僕達、帰れるかな」

 不安を混じらせた声で青髪の男は言う。
 だが、それに対して黒髪の男はこう返答した。

「帰れるさ。――――絶対に帰ってやるさ。そして、思いっきり謝ってやる。そして預かり物を返さないといけないし」

「課題が多いねぇ」

「そうだよなぁ……でも、それだけの事をやっちまったからな」

 さて、と黒髪の男は空を見上げる。

「これから大変だな………どうやって帰るかな」


 物語はまだ終わらない。

 だって、彼等はまだ帰っていないのだから………



 スーパーロボット大戦OG・X    
                       完


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