SEA-GULL ST19'sこのブログでも何度か取り上げているが、中華茄子といわれているSEA-GULLのムーブメント(ST19またはTY-2901)を搭載したクロノグラフに注目している。私が購入したのはMichel Jurdainなのだが、ちょっと使った限りはPoljotのcal.3133より、かなり精度もいいようだ。しかも安い。 このムーブメントが注目されるのは、クロノでは最高とされる機構を全て受け継いでいることにある。また、最近とみに評価が上がっている中国製ムーブメントの中でも、もっとも評価の高い機械でもあるからだ。もともとVenus175のライセンス生産からはじまっており、実質的に同一機でもある。軍用に使っていた歴史もあり、信頼性は保証付きだ。 ここに集めたモデルは、SEA-GULL自身を除いて、私が検索した限りほぼ全部だ。同じブランドで少しバリエーションがあるものもあるが、たぶんこんなものだろう。今後増えると思う。 こちらは、中国製ムーブを使った時計をいろいろ出しているsoyuz。ロシアのブランドだが、内容的には実質中国でマネジメントされているようだ。 日本では加坪屋が輸入している。5万円台だったはず。 裏スケルトン。 これは、soyuzのバリエーションの一つで、KGB。けっこうポップだと思う。レギュレータになっているので、短針はない。 これは、たまにebayなどに出ているsamson。ebayでは、100ドル台で落札されるようだが、中国にある通販サイトでは360ドルの表記があった。これは高すぎると思う。ケース直径が40mmとコンパクト。デザインがvacheron-constantinに極似している。ブラックもあり。裏スケルトン。 こちらは、micronic。samsonと実質的に同じところの企画だろう。売っているところも同じ。ケース径は42mm。ちょっと異なったデザインのバリエーションもある。通販サイトではsamsonと同じ値段。裏スケルトン。 これも同じところの企画と思われるschafer。このブランドではもうひと種類のデザインがある。値段も同じようなもの。裏スケルトン。 これも中国企画のAlpha。上とは違うところのようだ。全体的にRolexに似せた製品を多く出している。実際に売っているところがわからない。そんなに高くはないはず。ねじ込みリューズだし、裏はスケルトンじゃない。ケース径は39mmだ。デザインにオリジナリティがあれば... こちらは、日本の会社の企画品。flying tigers。楽天では1万円台だったが、すでに売り切れ。デザインが好みか否か、それによって決まると思う。 これは、私ももっているmichel jurdain。安い時は3万円を切っていた。じゃなきゃ買わないけど。ケース径は38mmなのだが、トノー型なので角のボリュームもあるから大きく感じる。6時位置は短針連動の12時間計。クロノには連動しない。要はかざり。他にブラックダイヤルとかゴールドプレートケースもある。 そしてこれが我らがB-BarrelのBB0025。すでに過去の製品で、今はパワーリザーブ付きのクラシカルなモデルも出している。とにかく、廉価な中国製時計を一番まじめに作っていると評判のブランドだ。 最近出ているのがこれ。Christian Bonheur。日本の企画のようだ。100個限定とのことで、ブラックダイヤルだけ。要するに最低ロットが100だったのだろう。2万円前後で出ているのだが、いかんせんケース径が45mmじゃ...それに、リューズもこの大きさだし。 これは、ヨーロッパの企画になるelysee。4、5万にはなりそうだ。あまり売っているところは多くはない。 これはLouis BolleのChancellor。Louis Bolleは、Ebayでは有名な中国ムーブ搭載ブランドだ。他のモデルもあるようだが、このモデルに関しては直径が43mmとかなり大きい。ただ、このブランドのムーブの調達力はなかなかのようなので、今後にも期待したい。 最後に、ちょっと秘密にして置きたいヤツ。plazeon。これはタイのブランド。前は結構地味目のホワイトダイヤルだったが、ここへ来て結構モダンに変わった。こんなブランド誰もしらないし、なかなかデザインもいいし、狙い目のようだ。値段は10万円くらいになるらしい。中のムーブが中国製だから、ちょと微妙だ。 2008年8月現在、楽天やyahooで発見されるようになったブランドのBulmar。日本国内のみで流通しているようだ。この時計はケース径が39mmというのがいい。厚さは12mm。かねがね中華茄子搭載の小型クロノがあればと思っていたのだが、これはデザインが...値段は2万円台と、激安だ。 --- さて、この上に揚げた情報もだいぶ古くなったと思う。 2010年8月現在、他に見つけたものをアップする。 順番は適当。画像の大きさも適当。 価格や商品サイズの情報も加えたり、加えなかったりだ。何せ数が多い。 これは、解説なし。ケースは42から43mmだろう。価格は300ドル前後か。 中国ムーブを使った色々な時計を出しているinvicta。確かサイズは44mmくらいあったはず。値段は意外に安かったかも。 これも解説なし。 これは、200から300ドル台だったかな。サイズも40mmは越えている。 これはスペインのネット時計業者のオリジナルロゴの入ったもの。デッドストックのようだ。200ドル以下だ。 実は、これが面白い。中国の会社がこの状態で買い手を探しているもので、何故かイタリア風のブランドになっている。最低ロットが結構多かったはず。価格、その他詳細は不明。 これは、マニア向けにミリタリーウオッチの復刻版を出している、precista。サイズは39mmか40mmで、値段はそれほど高くもなかったはず。このブランドでは、前作はpoljot3133を使っていた。ただし、3133とst19では、プッシャーの角度に違いがあるので、ケースの互換性はない。 これも解説なし。 日記でもとりあげた、techne。これはマニアが立ち上げたブランドらしい。この時計が第一作。最近値下がりして480ドルくらい。paypalに加入していれば購入できる。かなりいいと思うのだが、標準のベルトが合っていない感じなのと、軍用臭が強すぎるのが難点。 これも解説なし。 これはどこにあったのかさえ思い出せない。 これも、何だかまったく思い出せない。 われらがb-barrelのBB0036(シンプル天津)。いいのだが、残念なことにケースが41か42mmと、少し大きい。 b-barrelの中でも一番いいと思うBB0033。これは買おうか迷っているうちに売り切れになってしまった。サイズが少し...41mmだった。 昔同じような雰囲気のpoljotを買ったのだが、それは38mmだった。 様々な理由があるとはいえ、最近の時計は確実に大きくなっている。 大昔、ダラーウオッチで一世を風靡したインガソルのブランドを使ったもの。 下のモデルは、どれも英国で60ポンド台で売っていた。日本円にして1万円を切る。残念ながら売り切れ。今は他のところで400ドル前後で売っているようだ。 サイズは、残念なことに42mmくらい。 下は、やっと見つけた、37mmのモデル。これは、オリジナルのseagullの空軍モデル復刻版と同じ構成のようだ。(実際に、この会社では、空軍モデルの自社ネーム入り版も出している。)この大きさなら、プラスチックリングは使っていないだろう。 このモデルは、オリエントエクスプレスモデルということで、空軍モデルの文字盤と針を変えている。値段は220ユーロくらい。文字盤は微妙に好みではないのだが、かといって赤い星の入ったミリタリーものも... ということで、結構注目のモデルではある。 |