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2009年06月27日
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カテゴリ:時相へのコメント
※今日は思い切り長く書きました。クルマに興味がない人は退屈かも知れません。


車検が来るので、愛車を預けて来た。
驚くほどの見積りが出た。オイルポンプまわりのオイル漏れで、オイルポンプそのものを交換するという。部品代は大したことはないのだが、構造上タイミングベルトを外すため、工賃が高い。そのため、ユーザーによってはついでにベルト類も予備交換することがあるという。
これは実は私のクルマだけじゃなくて、スバル車には結構あることのようだ。

スバル車は特殊な構造をしている。だから場合によっては維持費がかかることも覚悟していた。その代わり、ハンドルを切った時やブレーキを掛けた時の操作感は上質だ。特に、高速道路を走った時の安心感や快適感は他の国産車よりずっといいと思っている。だから、長く乗ろうと思っている。

でも、もし、こういったメリットが実感できなければ、わざわざ特殊な構造をしている必要はないし、他よりも維持費がかかるのはイヤだ。つまり、維持費と得られるメリットはトレードオフであるべきだし、今まではそうだったと思っている。その、維持費だって外車ほどじゃない。

さて、今までと書いたのは、新型レガシーのことを疑問に思って見ているからだ。
今度の新型車はかなり大柄になった。2まわりくらい大きいと思う。北米で売るためにはそのサイズが必要なそうだ。私が疑問に思ったのは、それでも国内仕様は室内空間を犠牲にせずに車体サイズそのもは少し小さくしたという記事をどこかで見たからだ。これって、変じゃないだろうか。室内サイズが変わらないなら、北米仕様も車体サイズは同じでいいじゃないか?
要するに北米では"デカい"クルマじゃないと売れないということなのだ。少なくとも今まではそういうクルマが売れていた。その証拠に、ここのところ世界中でずっと売上を伸ばして来たBMWもじわじわと大型化している。もう3シリーズなんてかなりの大きさだ。アウディだって、最近のは結構な車幅がある(北米市場だけが原因ではないだろうが)。
機能上の必要がないのに大きく見せようとしているなら、これは技術に対する背信ではないだろうか。クルマに限らず、昔から乗り物はすべて軽量化との戦いだった。これは物理の必然だろう。軽量化をするためには、出来れば必要以上にサイズを大きくすることは避けたい。これも物理を考えれば明らかだ。

ビッグスリーの凋落は、売れることをいいことに"デカい"クルマを売りつづけて来たからだ。また、そのようにマーケティングで誘導もして来た。クルマなんて大きくても小さくてもそんなに部品点数は変わらないから、販売単価が高ければボロもうけができる。単価を上げるには"デカい"クルマは好都合だったわけだ。
でも、ビッグスリーがつぶれる今日、明らかにトレンドが変わる節目に来ている。それなのに、車種の少ないスバルは古いトレンドのクルマを出していて大丈夫だろうか。
スバルのいいところは操安性能にあるわけで、"デカい"クルマではそれを実感しずらいのではないだろうか。試乗をしたわけではないので、よくはわからないが。

そういえば、もう一つの看板のインプレッサも先に大きくなっている。こちらはラリーに勝つためにパッケージングを考えたらしいが、これもどうなのだろうか。今のレギュレーションだと、改造の自由度が大きいから基本設計の良さが必ずしもアドバンテージにならないのだという。
新型インプは、静かで上質な乗り心地となっているようだが、国内外のスポーツテストでは、あまり芳しい結果を得ていない。ここでも、方向性がブレていないだろうか?
レガシーは上級グレードで静粛性や乗り心地は上質であるべきだろう。対して、インプはドライバビリティで売ってきたはずだ。性格を明確に変えなければ、同じような構造の同じような排気量のクルマを揃える意味はないだろう。
ずっと前にレガシーを借りた時に感じたことを書いたことがある。
あの時はレガシーのステアリングフィールが掴みにくいことを感じた。インプはうるさいし、乗り心地だって落ちるけど、路面の状態がステアリングから正確に伝わって来るから安心感がある。サイズも小さいから運動性も高い。軽いからブレーキだって良く効く。こういう違いだった。
今度のモデルチェンジでもサイズ差は保たれているのであるが...

北米市場がこけて、日本でもトヨタが結構な打撃を受けている。なぜか?要はトヨタもビッグスリーにならってトラックとかを売って来たからだ。ホンダの打撃が軽かったのは、そういうクルマを売ってこなかったからだ。ホンダは変わり身が早いようで、結構一環しているところもある。低いクルマを作りたがること(今のオデッセイなんか普通の車高になっている)や4駆やSUVを作りたがらないことなど。これは結果として"デカい"クルマを作ることとは相反する。
日産は今頃スカイラインのSUVなんか出してるけど、もともと北米でそんなに売れてたわけじゃないからいいのかな。

そういえば、売れているハイブリッドについて考えてみると、ホンダのインサイトは車幅がきっちり5ナンバーサイズに収まっている。私はこの点に極めて注目している。F1を撤退した時の情報収集能力の無さには唖然としたが、結構社会のトレンドチェンジには敏感のようだ。
そう言えば、BMWやアウディがどんどん大きくなる中、今のメルセデスのCクラスを出した時の言葉が印象的だった。"大きければいいというものではない。適当なサイズがある"というものだった。
確かに、車幅はアウディや3シリーズなんかよりずっとスリムだ。

私は、単にクルマを小さくしろといっているわけではない。むろん、小さいのが好みではあるのだが。もっと、自社の特徴とか強みを活かして各社個性的なクルマを作ってくれないかなと思っているに過ぎない。スバルに関して言えば、ドライバビリティを追求して欲しいと思っているのだ。
同じような縦置きエンジンのAWDならアウディと競合する。では、スバルとの違いは?
多分FRでのメルセデスとBMWの違いのようなものかも知れない。スバルの方がスポーティなのかな。
ぜひ、そういう特徴を追求して欲しい。そういえば、今度のレガシイはあまり恰好も良くないなあ。
これは、個人の好みもあるけど。

日本には、8社も乗用車メーカーが存在している。生き残れるのはいくつといわれながら、未だに続いている。排気ガス規制が一段落するかどうかというころ、実は私はスバルを一番心配していた。
今でこそ、スポーツイメージを持つブランドになったが、当時はまだレオーネの時代。エンジンレイアウトの問題もあったのだろうが、排気ガス対策によるパワーダウンの影響がもっともあった方だと思う。足回りも他社に比べると評価が低かったように思う。まだ、パートタイムの4駆しかなかったし、スバルといえば、公務員か教員(ゴメンナサイ。昔確かにこう言われていたので)が乗るクルマのイメージが定着していた。名門なのに大丈夫なのだろうかと思っていた。

トレンドが変わったのは、レガシイのワゴンが売れ出してからだ。
実は最初はワゴンはあまり売れてなくてじわじわ売れ出した。出た時はちょうど三菱のギャランVR-4がライバル車としてあって、セダンのRSががっぷり4つに組んでいた。どちらも2.0リッターのターボ車で200馬力だったと思う。今のライバル関係はこの時から始まったわけだ。(このVR-4というのが、すごい足回りがしっかりしていて、昔のクルマなのに大したものだと思ったことがある)
で、今でもセダンはVR-4は名車として伝えられているとおり、レガシイの方が売れていなかった。ところが、ワゴンは、200馬力なんていうのは他にどこにもなかったから、アウトドアブームに乗って売れ出したわけだ。4駆だし、スキーに行くにはもってこいということで、今のワゴンブランドを築くことになった。
(レガシーのブレーク以前のスバルブランドが決して芳しいイメージではなかったことは、初期のレガシーのエンブレムに六連星が使われていなかったことでも証明される)

このことについてよく考えてみると、これも実は偶然的要素がある。
ずっと、同じ形式のエンジンや駆動系を作っていたのは、規模による社内的事情もあるだろう。
そこでターボ車ブームになって、じゃあ技術のスバルでも挑戦してやろうということにでもなったのではないだろうか。ちなみに、少し前にアウディガクワトロシステムでラリーを席巻していたのも影響しただろう。そこで、前からワゴンは作っていたから、こちらにもターボ版を出した。それが当たったといことなのだろう。
思えば、最初のパートタイム4駆だって、山間部に勤務する電力会社からの要望に応えたことから始まったというから、偶然的要素がある。

いつも、偶然が神風になるとは限らないのだし、スバルには、ぜひ足元を見つめて真剣なクルマ造りを進めて欲しい。再び六連星のエンブレムを使えなくなる日が来ないことを祈って。





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最終更新日  2009年06月27日 21時58分57秒
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