2013-04-29 アル ケッチャーノ 奥田シェフのクッキングセミナー
連休も終わりましたね。 すっかり順不同になってしまいましたが、GW前半の4月29日、地元デパートにて開催された山形のアル ケッチャーノ 奥田シェフのクッキングセミナーに夫婦で参加しました。 奥田シェフの料理実演とトークショーを観ながらアルケッチャーノのスイーツをいただくという女子が大喜びしそうなイベントでしたよ^^ 実際、参加者の9割は女性でした(^_^;) この日は、熊本の食材を使い、家庭の2口コンロを使って30分でできるイタリア料理フルコースというテーマで手早く6品の料理を披露してくれました。 生ハムとイチジク。 マスカルポーネとイチジクはよく合うのだそう。 赤茄子とキビナゴのオーブン焼き。 輪切りにしたナスの片面に包丁で線(切れ目)を入れる。油を吸った面を上にして魚焼きグリルかオーブンに乗せ、その上にキビナゴを載せると油の通り道ができキビナゴの脂の旨みがナスに移る。 馬刺しのカルパッチョ 馬刺しと相性がいいのは赤パプリカと塩トマト。1 馬刺しに塩。2 ニンニクオイルに馬刺しを入れ風味をつける。3 皿に盛り付ける。4 ピーマンは甘くしたかったら薄く、苦くしたかったら厚く切る。 大シジミのパスタ シジミに水を加える。ものがいいときはワインじゃなく水でいい。 柚子皮を入れ香りをつける。 貝を取り出し、茹で上がったパスタを加えオイルをまわしかけ乳化させる。 パスタを茹でるお湯の塩分は1.5%。店では2%、すごく塩っぱく。 シーザーサラダ。1 ボウルにニンニクを擦り付ける。2 レタスを細かくちぎる。味の変化を楽しみたい時はクレソン、茹でたインゲンなど色んな緑の野菜を入れる。※「食材をたくさん食べると食材と会話できるようになる。」(自然とこれに何を足すと美味しいだろうなあというイメージが浮かんでくるそうです。)3 サラダに油をまとわせ、塩。※(手で混ぜる効果について)「手の水分と野菜の水分を対話させる。」4 アンチョビを細かく切ってニンニクオイルに混ぜる。5 チーズを降る。6 グリッシーニを手で潰してかける。7 ブラックペッパーをかけ、レモンをチョンチョン。完成。 シャク 1 ニンニクオイルにシャクを並べ、オリーブオイルをふりかけフィレアンチョビを加える。2 オリーブを入れる。3 ジャガイモを入れてもいい。4 イタパセをかけて完成。 そして残りの時間を使って質問に答えながら、翌日のお昼に余った材料でつくる簡単パスタを2種類披露していただきました。 奥田シェフの話は総じて面白く、印象に残る言葉や参考になる言葉も多々ありました。 最後に印象に残ったフレーズをいくつかご紹介すると、「イタリア料理の基本は新鮮なものをシンプルにスピーディーに調理する。」「五感を研ぎ澄ます。」「食材に感謝する料理を目指そう。」「いいものはそれだけで食べてもおいしいので素材を覆うような味付けはしない。」などなど。 実際、奥田シェフの料理は、美味しい食材にはできるだけ手を加えず素材の持つ力を活かす引き算の料理でした。