香港経由、旅たびアジアにおじゃましてスンマセン

2006/11/06(月)23:46

尼寺は癒し系

チベット編(6)

おぉ、ここは今までに見てきた他の寺院とは雰囲気が全然違うぞ! きれい、かわいい、華やか、何と言っても、花が咲き乱れているじゃないか。 ここはどこ?私はだれ?( ゚Д゚)ポカーン・・・?? ここは、アニ・ツァングン寺、尼寺だ。 当たり前だけど、尼さんがいっぱい。チベットに、こんなにたくさん尼さんがいたなんて。 ラサの三大尼僧院だそうだ。 てことは、チベットには他にももっと尼さんが生息しているの~?(゚Д゚)   ここでは、年季の入った尼僧から、うら若き乙女まで、多数の尼さんが 一緒に生活しながら修行をしているようだった。なんとなくホッとする雰囲気。 敷地内に、宿舎とお堂と作業場とマニ車…等が混在していた。 何と言っても、本堂の前には花が可憐に咲き乱れ、宿舎がこれまた、とってもカワイイ。 こんな宿舎なら私も寝泊りしてみた~い。さすが、女性の寺院は違うなぁ(´∀`) トイレは共同のようで、部屋の外にあるようだったが、場所を確認せずとも そのニオイが場所を強烈に主張していた。ん~、せっかくきれいな尼寺なのに、 当番を決めてトイレ掃除くらいせんかぁ、この尼、 …あ、いや、なんでもありません。 また、ここの尼さんたちは、みんなとってもフレンドリーなのだった。 私がそ~っと部屋を覗き込んでいると、こっちへ来なさい、と手招きしてくれるのだった。 ここは有名な尼寺なので、観光客も多数訪れるだろうに、尼さん達はいちいち 他所から来た私達に興味シンシン。しかも皆、やわらかな笑顔だ。 写真を撮らせてくれたり、一緒に記念撮影をしたりしていたが、突如、1人の フレンドリーな尼さんが 「私にも撮らせて~」 と、私達のカメラを取り上げる。 あっ、なにをするか、この尼、 …あ、いや、いいよ、撮って下さい(´∀`;) 彼女達は、作業場で、マニ車に入れる経文を作ったりと、なごやかに 数グループでいろいろな作業をしているのだった。これも修行の一種なのかな?     色とりどりの花が            かわいい宿舎                カメラを取り上げる尼 本堂の方へ上がってみると、数十人の尼さんたちがそろって読経をしていた。 そこだけ他と空気が違うような、厳かな時間が流れていた。 低く柔らかな女性の声だけで奏でられる読経のハーモニーというものを初めて聴いた。 ゆるゆると全員で声を合わせて読経をしながら、尼さん達はチラチラと私達の方を見る。 目が合うと、微笑んでくれたり、手招きをしたりしてくれ、やはりとてもフレンドリーだ。 どれほどの長い経文なのか、彼女達の読経はいつ果てるともなく延々と続く。 しかも、そのメロディ(?)は、あるのか無いのか、なんとなく合っているようで バラバラのようで、でも要所要所ではツボがあるのか、ときどきハモっているようだ。 合わさったり崩れたりしながら、ゆるゆると上下しながら続く読経のメロディ。 あぁ、癒される~(´-`).。oO 私は去りがたく、しばらく隅に座っていた。 私自身が読経をせずとも、彼女達のやわらかな声が私の心の中の硬いものを ほろほろと溶かしていくようだった。 あぁ、尼寺に来てよかったぁ~。 → へ。   …女性の声は癒し系ですね

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