カテゴリ:EAGLES2005追想~選手編~
栄養費問題で楽天入りとなったドラフトの目玉選手です。
11 一場 靖弘 年俸1500万 23歳、1年目 1軍登板23 投球回102 2勝9敗1S 5.56 先発成績 登板 12 2勝9敗 2軍登板 8 投球回47.1 3勝1敗 2.47 昨年巨人、阪神等多球団より栄養費受領していたことで、楽天が指名できたドラフトの目玉選手。桐生第一高校で甲子園出場、明大で大学NO.1ピッチャーの名をほしいままにし、大きな期待をもって入団しました。 開幕から一軍入りが期待された一場は、オープン戦で何回か登板。しかし、オフのゴタゴタもあってか思うような結果は出ず、開幕2軍スタートとなりました。 しかし、東北は開幕から大苦戦の連続。「一場を一軍に!」という期待が日に日に高まる中、4月12日にプロ入り初登板を果たすことになります。 しかし、一場は毎回3、4失点には抑えるものの、味方の援護がなく勝てない日々が続くことになります。4月は4回先発して0勝4敗、5月も3回登板しますが、3連敗…、だんだん早い回から打ち込まれるようになり、5月19日、7回目の登板を最後に先発をおろされることになります。このゲーム見に行ったなあw内容も気温も極寒のゲームでした…orz このころの一場の印象としては、下半身が十分トレーニングできなかったためかコントロールが安定せず、ボール先行。困って150キロの直球をど真ん中に放り込み、長打を浴びるということの繰り返しだった印象がありますね。 また、これも下半身の弱さが影響しているのか、一場の球はとにかく軽い印象でした。もう当たれば痛烈なライナーやHRがビシビシ飛んでいくような状況でしたね… さて、先発をおろされた一場ですが、なぜか田尾監督は2軍で落として再調整はさせず、しばらく中継ぎで使います。この時期に大量点差のゲームで終盤3回を投げ1Sを上げていますね。 しかし、一場はなかなか安定感が定まらず、6月には結局2軍で調整することになります。 2軍では8回登板し、なかなかの成績を上げています。鹿島コーチにより、投球時に1度視線をそらすことでコントロールを上げるという指導が効いたといわれていますね。 その後、8月3日、ようやく一場は一軍に復帰します。最初は有銘のように敗戦処理ロングリリーフを続けることになりますが、8月27日、西武戦で先発に復帰。 このゲームは負けはしましたが、一場は西口と投げあい9回完封。その後雨のフルスタオリックス戦でようやく初勝利をあげることになります。 その後2試合炎上しましたが、最終戦直前のフルスタロッテ戦で見事完投で2勝目。来期につながる勝利を残し、苦難の1年目を締めくくりました。 右打者被打率.308、左打者被打率.281、奪三振率は6.35。 まぁいくら楽天だとはいえ、150キロの速球を持つ本格派の一場が2勝で終わったのは、本人にとってもチームにとっても結構誤算ではあったでしょう。 しかし、ここ1年、誰よりもドラフト評価NO.1のプライドを犠牲にし努力した結果は終盤ようやく実を結ぶことになりました。 来期は本格的にローテーションピッチャーとして活躍を期待したいところですね。そのためには、オフの時期こそ基礎体力づくりをしっかりして、1年間安定できるコンデションを維持してほしいものです。 頼むよ、未来のエース! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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