カテゴリ:EAGLES2005追想~選手編~
ケガと戦いつつ唯一一年ローテを守ったエースです。
21 岩隈 久志 年俸18000万 24歳 6年目 右投 1軍登板27 投球回182.1 9勝15敗 4.98 先発成績27試合 9勝15敗 近鉄00D5位。高校出からたたき上げでエースの座に上り詰めた選手です。 昨期は近鉄最後の年、オリンピックに出ながらも15勝を上げる大活躍を見せました。 近鉄解散からオリ入りを拒否していた岩隈、分配ドラフトでオリに指名されるも、拒否。選手会の協力もあり、東北入りを果たすことになります。 3月には開幕戦に登板、見事初勝利し、東北と岩隈の前途は洋々に見えました。 しかし、その後26失点も含め連敗を続ける東北。4月に入り、岩隈は2戦目こそ勝つものの、その後3連敗し、4月は5登板1勝3敗。 それでも、負け続けた東北にとって岩隈は唯一の頼れる存在でした。 5月、交流戦に入り、4回登板するも1勝3敗。味方の打線沈黙、守備のミスから崩れることも多く、厳しい戦いは続くことになります。そういえば5月の勝利は天下のスライダーを全国に知らしめた巨人戦でした… 6月も岩隈は4回登板しますが、1勝2敗。勝敗のつかなかった1勝は福盛のルパンでした。岩隈は右肩の調子がよくないようで、昨年のように不調時1、2回ローテを飛ばした方がいいんじゃないかという意見が多く聞かれたものこのころ。 しかし、田尾監督「ローテを守るのがエースの責任」と、打たれても打たれても岩隈を先発ローテからはずすことなく起用を継続することになります。 7月、チームの打線が好調なこともあって、岩隈は4登板で3勝1敗と、初めて月間勝ち越しを決めます。しかし、岩隈は肩痛との戦いが続くのか、ビシッと抑えたかと思えば、次の登板には大崩れということもたびたびでした。防御率も5点台が続き、なかなかよくなる傾向が見れませんでした。 8月、チーム大不振の中5試合登板、1勝4敗。シーズンの疲れの蓄積がたまってきたのか、岩隈はたびたび崩れ、1勝するにとどまります。まぁチーム全体でも3勝しかできなかったわけですけど… そして9月、残り試合が少ない中岩隈、有銘、一場を中心にローテが組まれますが、岩隈は4回登板で1勝2敗。オリ戦では9回サヨナラ負け、フルスタ最終戦では途中までなんとか抑えるも、中継陣が崩れ10勝は届きませんでした。 私は岩隈のゲームもフルスタで何度か見ましたが、岩隈はいつも立ち上がりが悪いんですよね。そこを乗り越えると尻上がりになることもあれば、ずっと悪いままのこともあるって感じでした。 岩隈自身も言っているとおり、肩の痛みとの戦いも大変なものだったようです。球速もストレートが130キロ台のときもあったわけですし…故障すると打撃の大きすぎる選手ですから、ケガだけには本当に気をつけてほしいものです。 それでも1シーズン、福岡戦以外はw1回も飛ばすことなくローテを守り通し、毎月勝ち星を挙げ、一応チームの中ではダントツとなる9勝を上げたわけです。苦しいこの一年を乗り越え、来期さらなる成長を期待したいものです。 右被打率.274、左被打率.323、奪三振率6.12でした。 あとはまぁ、田尾監督解任時の少々子供っぽいコメントはさすがにどうかと思いましたが、それだけ田尾監督が好きだったということで…(;^^) まぁすっかりエースとして定着している岩隈ですが、まだ24歳。普通の社会人だとヒヨッコ扱いしかされない年齢なわけです。多少の子供っぽい発言は大目にみましょうwでも人の親だからなあなんてw 来年もエースとして、まぁなるべく無理のないようにローテを支えてほしいですね。来期は今期の逆で15勝、よろしくね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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