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『第7の茶室』 掛け軸 Bhagavad-gita第7章6節から 全創造物の源はこの二つの自然である この世界における物質的なものすべて、また精神的なものすべては 私を起源として生じたのであり これを消滅させるのも私だと知れ ![]() 『解説』 前茶室でも確認したようにクリシュナは、ここで物質界と精神界をご自身がつくったと説明している。創造の基本はクリシュナのもつ至高エネルギー(パラー・シャクティ)である。そこから二つのエネルギーにわかれ精神界、物質界が創造される。この二つのエネルギーとは内的エネルギーと外的エネルギーである。 物質界を構成するのはプラクリティ(物質自然)とよばれ、土、水、火、空気、エーテル、心、知性、偽の自我の八つからなる。主から分離した外的エネルギーである。この物質現象は一時的であり、一定の間隔をおいて発生し、しばらくの間とどまり、やがて消滅する性質のものである。肉体は土、水、火、空気、エーテルでつくられ、霊体は心、知性、偽の自我でできている。魂は精神であり内的エネルギーに属す。肉体、霊体は物質であり外的エネルギーに属す。 しかし個人の魂(ジーヴァ)は永遠で精神的存在ではあるがその性質上、精神エネルギーと物質エネルギーのどちらとも接触できるので中間エネルギーともよばれる。物質エネルギーと接触した個人の魂(ジーヴァ)は物質宇宙の天国から地獄にいたる14層の惑星形態のなかでそれぞれのカルマ(自分の行為の作用・反作用)によって与えられた肉体をもってさまよっている。この物質界に住んでいる魂たちはクリシュナのことをわすれてしまっている。そして愚かになり、幻影により知識が毒され、神を信じない悪魔の性質をもちクリシュナに服従することはない。自分と至上主の関係をわすれ物質次元の活動に夢中になっている。私が主人でたのしむものだと勘違いしている。私は自由であってなにものにも支配されていないとかんがえているから正気とはいえない。 本当の知識とは支配者として至上主(イーシュワラ)がいて、被支配者として個人の魂(ジーヴァ)が存在するということがわかることである。至上主クリシュナは、人間が人生の真の目的をわすれたとき、それをはっきりおもい出させるためにこの世に出現される。何千何万、いや何百万という人々のなかで自己の真性、本分にめざめて精神生活にはいる人はたった一人かもしれない。その一人のために『バガヴァッド・ギーター』は説かれたのである。 この物質でできた体は一時的でありいつか必ず朽ち果てクリシュナによって消滅させられる。その死のときに精神界にもどるか再び物質界にとどまるかを選択するチャンスがおとずれる。この物質界は個人の魂(ジーヴァ)が親元をはなれ興味本位で自分のすきなことがしたいと遊びにきた旅行先である。あまり長居をしないように、はやく旅行を終わらせて家にかえる決意をさせるために多くの苦難に遭遇するようにしてある。しかし幻想により苦しんでいることにさえ気づかない。 もう十分旅をたのしみ買い物もしたはずである。そろそろ本当の家にかえる準備をするころではないであろうか。『バガヴァッド・ギーター』に出あったということは魂がそれを求めているのかもしれない。 ![]() クリシュナはアルジュナに「ビッギャーナ」(実践して体得する知識・悟り)に到る道を教えた。それは、バクティ・ヨーガを受けいれることだと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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