カテゴリ:ナーラダ・バクティ・スートラ
『ナーラダ・バクティ・スートラ』
第77節 幸と不幸、願望、利益などを放棄して、時が許す限りそれを果たして、一瞬とて時を無駄に過ごすべきでない (要旨解説) 心を使うと善悪、損得、結果への期待という心情に支配される。これらのものを放棄するには「バクティ」から得られる高い意識が必要である。心を抑制・統御することは、バクティ・ヨーガによってのみ可能となる。それがユクタ・ヴァイラーギャである。「バクティ」こそが真の離欲に、ふさわしい(ユクタ)という意味である。私達が一時的な執着から離れ、永遠の至福に満たされるには前節にある義務の遂行から始まるヴァイディ・バクティのプロセスを受け入れなければならない。そしてその義務・規則の遂行が自発的にできるようになれば、物質界での持ち時間を一瞬たりともおろそかにしなくなる。このような発達のプロセスが「バクティ」を受け入れた人には保証される。欲望は欲望を満たすことで解決されない。欲望を放棄することで真の欲望が顕現する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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