カテゴリ:ナーラダ・バクティ・スートラ
『ナーラダ・バクティ・スートラ』 第78節 そして非暴力(アヒムサー)と真実(サッチャン)、清浄(スッカ)、慈悲心(ダーヤン)、信念(アースティカ)などの徳を培うべきである (要旨解説) ここに挙げられている良い質が「バクティ」により達成される。主は『バガヴァッド・ギーター』第10章4、5節で、これら多くの資性を生物に与えるのはただ私のみであると言っている。そして『バガヴァッド・ギーター』第13章8~12節で主の慈悲により与えられる資性の一覧が示されている。 『シュリーマド・バーガヴァタム』第1巻17章24節では宗教性(ダルマ)を象徴するとされる牛の四本の足(チャトゥシュ・パーダン)について説明されている。サッチャ・ユガではこの四本の足、苦行(タパ)、清潔さ(ショーチャン)、慈悲心(ダーヤ)、誠実さ(サッチャン)で牛はしっかりと大地に立っていた。しかしカリ・ユガでは高慢さ(スマーヤ)、色情(サンガ)、陶酔物(マダイ)という無宗教(アダルマ)により足が折られ、誠実・正直(サッチャン)という一本の足しか残っていないのである。しかしこの高尚な宗教原則を、主に身を委ねる「バクティ」により回復できる。人間として生まれたにも関わらずこの宗教原則を受け入れないことは精神的自殺行為、すなわち自分の体への暴力と考えられるのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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