<015>よりつづく
「ウェブ進化論」私的検証016---第一章 「革命」であることの真の意味 その1
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オープンソースと三大潮流 p028
1994年にシリコンバレーにやってきて11年が過ぎていったが、その間に起きたいちばん不思議な現象が、オープンソースだった。
ここにきて、著者に対する私の共感はピークに達する。そうでなくてはならない。別にシリコンバレーに行かなくたって、世界中でおきたいちばん不思議な現象が、オープンソース、でなくてはならない。この文章のワンセンテンスがあるだけで、他のすべての異論は引っ込めてもいい気分だ。
オープンソースの本質とは、「何か素晴らしい知的資産の種がネット上に無償で公開されると、世界中の知的リソースがその種の周囲に自発的に結びつくことがある」ということと「モチベーションの高い優秀な才能が自発的に結びついた状態では、司令塔にあたる集権的リーダーシップが中央になくとも、解決すべき課題(たとえそれがどんな難題であれ)に関する情報が共有されるだけで、その課題が次々と解決されていくことがある」ということである。p028
いいねぇ。むちゃくちゃ、感動的。
現代における最も複雑な構築物の一つである大規模ソフトウェアが、こんな不思議な原理に基づいて開発できるものなのだという発見は、インターネットの偉大な可能性を示すとともに、ネット世代の多くの若者たちに、とても大きな自信と全く新しい行動原理をもたらした。 p029
おお、まさしくこれは、革命宣言だ。新しかるべきマニュフェストだ。
そしていまや、オープンソース開発者人口は全世界で200万人を超えた。最先端ソフトウェアに関するグローバルでバーチャルな巨大開発組織が、ネット上に生まれてしまったのだ。10年前には影も形もなかった「目に見えない組織」が、開発対象領域をどんどん広めながら、日々進化を続けて大きくなっているのである。 p029
HOO! 200万人。
「目に見えない組織」です。
著者は、「インターネット」「チープ革命」に「オープンソース」を加え、「次の10年への三大潮流」と定義する。
三大潮流に抗するのではなく、その流れに乗ってしまったらどうだろう。その流れが行き着く先を正確に予想することはできないが、流れに身を任せた知的冒険は、きっと面白い旅になるのではあるまいか。 p030
私はすでに、その流れに乗っているつもりだ。流れに身を任せはじまっている。面白いたびは始まってしまっているのだ。
<017>へつづく