<023>よりつづく
ブログを書いてウェブに積極的に参加しようという時の私のイメージは、同じような意見を持っている人をみつけ、グループを作って、なんらかの動きを作ろう、というものだった。
しかしながら、Googleについての副読本などを読みながら考えると、このブログを書いているという行為そのものが、すでに、そういう方向に加担するものになるように、意識していく必要があるのだ、ということを感じた。
つまり、ネット上の書き込みは「ネット上の民主主義」の上では、すでに「清き一票」になっている可能性があるのだ。その証拠に、Googleでこのブログの名前で検索すると、かなりの上位(というかトップだが)にURLがランキングされてでてくる。
つまり、Bhaveshismという単語では、日本では(多分世界でも)唯一であるし、この名前を知っているひとは、誰でも、このブログをとても簡単に見つけることができるということだ。
そして、そこに掲示されるのは数行から数十行の文字であり、そこに、毎回、同じ本のタイトルが並ぶようでは、十分「ネット上の民主主義」を活用していないのではないか、と思うようになった。
ブログ記事のタイトルも、単に「私の思うこと」などというタイトルではなくて、もっと「メッセージ性」の強いものにしていく必要があるのではないか。
もちろん、なにかのイベントの働きかけのようなものであるなら、読者に簡単にスルーされてしまうので、もっとアイキャッチして、本文を読み込もう、という意欲を持ってもらう必要があるようだ。タイトルには動詞を使うようにして、主体性をより明確にしてはどうだろう。
そこで、今回は「世界政府システムに参加しよう」ということにしてみた。
世界政府が開発しなければならないはずのシステム p051
すごい、タイトルだなぁ。唖然。
グーグルは自らのミッションを「世界中の情報を組織化(オーガナイズ)し、それをあまねく誰からもアクセスできるようにすること」と提起している。 p049
「世界政府っていうものが仮にあるとして、そこで開発しなければならないはずのシステムは全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣に与えられいるミッションなんだよね。」 p049
HOO!! 凄い。
著者はここから、Google Earthについても言及している。ブログを書くことによって、「世界政府構想」にリアルタイムで(すでに)参加している、と言ったら、あまりに妄想的なお話のように見えるが、そのくらいの考えで、これから起こるWeb2.0時代を生きていないと、その本質を見失うばかりか、十分なサービスを受けることができなくなる可能性もある。
Googleにおいての価値基準は、多くのサイトからリンクが張られているページは「良い」ページ、というものだそうだから、どんどん気に入ったところにはリンクを張ればいいのかもしれない。
例えば、本の紹介をするときに、私はほとんどの本に紹介サイトをリンクで貼り付けているのだが、今までのところ、アマゾンや他のサイトに比べ、紀伊国屋のサイトをリンク先として貼り付けていることが多いようだ。しかし、通常は紀伊国屋のサイトはまずトップにくることはない。でも私はこのサイトが一番お気に入りなので、どんどんリンクを張っていけば、このサイトがどんどん検索エンジンの上にランクアップされることになるのだろうと思う。
ブログを書き続ける、ということは、小さな努力の積み重ねではあるが、ブログを書く、という行為自体が、「ネット上の民主主義」「世界政府」にすでに参加している、という可能性がある、らしい。
凄いことだなぁ。
<025>へつづく