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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2006.09.09
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地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく



 

「『噂の真相』25年戦記」
岡留 安則 2005/01 集英社  252p 
★★★★☆

 1984年頃だったろうか、「噂の真相」にOshoの批判的な記事がでているよ、と教えてもらったので、大学の生協に買いにいったことを思い出した。もともとOshoがマスコミにでる場合は、批判的に書かれることが多く、その事自体はびくともしないのだが、「噂の真相」自体を販売しているところが少なく、探すのが大変だった。ようやく某大学生協の売店にひっそりと並んでいる一冊を買った記憶がある。

 「噂の真相」は「朝日ジャーナル」や「話の特集」などの系譜に列挙されるべき雑誌ではあるが、そのカウンターカルチャー性は、さらに強まり、発行形態としてはミニコミとさえいえるような雰囲気を持っていた。だが、70年代末に創刊され2004年に黒字休刊にいたるまでの間、「文芸春秋」にも匹敵するような、日本の雑誌ジャーナリズムに大きな軌跡をのこした雑誌である。

 この雑誌について私は、必ずしも関心を持ちつづけてきたわけではないが、こうして、創刊者にして編集者だった著者によるその25年の歴史を読むと、そこにある、ひとつの雑誌とともに歩んだひとりのジャーナリストの生々しい半生に感動せざるを得ない。

 団塊の世代に生まれ、全共闘世代に青春を送り、ひとりのジャーナリストとして日本の戦後を生きた著者は、自らの一代記を「戦記」と名付けることができるほど、なまなましいエピソードに裏付けされた半生を送ってきた。反権威、版権力としてのジャーナリズムを語る時、戦後日本に存在し得た、まれなジャーナリストの存在であるともいえる。

 私は、このような人生がとてつもなく羨ましいとも思うが、また、完全に乗り越えていかなくてはならない古きスタイルだとも思う。たしか今夜もどこかのテレビ番組に彼は出演しているはずだ。彼は「噂の真相」を休刊したあとも独自のステータスを持っていると言える。

 この本で、岡留はジャーナリズムを語るが、ほとんどインターネットやブログなどを語ることはない。休刊後、沖縄に住み、バックパックの旅にでたい、というところに、彼の誠実さを感じるが、なにごとか、やり残してしまった、彼の半生への不足感が感じられる。

 たしか、04年の参議院選挙では、沖縄の喜納昌吉の選挙活動にも、きわめて協力的だったはずだ。新宿ゴールデン街界隈に出没し、その人脈や情報源を確保していった彼の人生に、反骨のジャーナリスト魂を感じるが、人生とはなにか、真の真実とはなにか、という時、その生き方になにか疑問を感じてしまう。

 ここではブログ・ジャーナリズムを考えている。ブログ・ジャーナリズムには、必ずしも、出版し続ける資金も必要なければ、スキャンダリズムで人々の目をひき続ける必要もない。自ずと、姿勢が違ってくる。そして、そのテーマやカテゴリの選択もまた、別なものになるに違いない。

<類書>







Last updated  2009.03.29 14:06:26
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