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2009年4月1日

地球人スピリット
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2006.10.19
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カテゴリ:マルチチュード
「帝国論」
山下範久 2006

 マルチチュードを知るには、対立概念としての<帝国>を知る必要がある。ネグり&ハートの<帝国>は、現在のところ国家の姿を呈しているアメリカやEUあるいは中国や日本、と言った具体的な領土的エリアを大きくはみ出したところに存在しているもの、あるいは存在することになるであろうものをさしているようだ。

 もちろん一番近い姿は、現在のアメリカを中心としたグローバリゼーションの中で見られる国際資本や情報・軍事の集合体であり、それは、今のところはっきりとした形で語られているわけではない。しかしながら、9.11以降、あきらかに覇権主義的に拡大しているとみられる<帝国>に対し、ネグり&ハートは、一定の概念づけに成功したものと見られる。

 それに加担するかのように、あるいは呼応するかのように、別なさまざまな角度からの帝国論も提出され、学術界ではそれなりに活況を呈しているようだ。この本は、そのような状況を踏まえた、7人の学者・研究者たちによるオムニバスである。短い文章からできているので、ひとつひとつを読みこなすのは難しくないが、やや内容が多岐にわたって煩雑であり、決してまとまりがよいとは思われない。

 だが、現在は、雑多な情報を集める段階にある私にとっては、きわめて便利な本であると思った。この本のなかには、滝口良の「<帝国>はどこにあるのか?--モンゴル国の土地私有化政策に見る<帝国>の現われ--」などは特に面白かった。モンゴルには土地所有という概念が最近までなかったのであり、グローバルな世界秩序の様式が広がりつつある現在、どのように対応していくのか、きわめて興味深い。

 最近
Google Earthがなにかと話題になることが多いが、私達は、文字どうり、自分の手のひらの上に地球を見つめるような感覚で、地球を考える視点を持つことが出来るようになってきた。この傾向は、ネット文化がますます発展することによって、さらにリアリティを増してくることだろう。

 今日、偶然手を伸ばしたOsho Times International日本語版29、1991、p62に「真なる革命への宣言」というコラムを見つけた。イタリアにおける国際科学的革命党についての記事の中で、通常はあまり政治的な革命などの話をしない彼だが、このような文章が載っている。

 党の基本理念について、Oshoはこう言う---基礎は共産主義で、そこから瞑想の寺院が成長する、そしてその屋根となるのは無政府主義だ。p62

 彼の講話録
「Communism & Zen Fire, Zen Wind」関連する部分だが、これらが、今後、このブログとなんらかのつながりが出てくるかどうかはわからないが、このような議論も、実に楽しいことは事実だ。いずれにせよ、象徴的には9.11という現象と、その前後のグローバリゼーションへの動きの中で、<帝国>論というものも、ますます議論されていく必要があるのだろう。






Last updated  2009.02.04 18:56:32
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