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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2006.10.20
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地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく



 

「覇権か、生存か」 --アメリカの世界戦略と人類の未来 
ノーム・チョムスキー 2003 原書 HEGEMONY OR SURVIVAL America's Quest for Global Dominance 2002



 この本、通常の新書本の倍もある厚いものだ。本来ならば一冊のハードカバー本となりえるものだろう。著者にはこのほか「メディア・コントロール」「9.11アメリカに批判する資格はない」「グローバリズムは世界を破壊する」「テロの帝国 アメリカ」などの本がある。この本一冊で判断することはできないが、「アメリカの世界戦略と人類の未来」という邦題のサブタイトルの割には、この本からは「人類の未来」を探し出すことはできない。

 もっとも原題は「America's Quest for Global Dominance 」であって、「Future for Mankind」なんて書いてない。

 問題は、全てがなくなる前に悪夢から自分を目覚めさせられるかどうかであり、平和と正義と希望を世界にもたらすことができるかどうかだ。そして今、自分の意思で好機を掴もうとしさえすればそれができるところに、我々はいるのである。p337

 という文言がようやく出てきたのは、この大作の最後の最後の結句としてである。これ以上、この本にはない。この本は、悪夢は悪夢としてみつめよ、悪夢から目覚めよ。悪夢から目覚めなければ、我々に未来はない、と言っているだけである。

 この本を読むきっかけになったのは、ネグり&ハートの<帝国>とマルチチュードの対立概念を理解するときに、そのほかに併走している論調にはどのようなものがあるのだろうと、こちらの本まで手を伸ばしたということだった。しかし、この本には、「平和と正義と希望を世界にもたらす」ことの出来るようなものは書いていない。

 前後するが、アメリカの覇権主義をアメリカ帝国主義と呼ぶ潮流もあるだろうが、ネグり&ハートの<帝国>は、アバウトにそちらを指し示しているが、彼らはもっと大きな包括的な動きをさしている。であるが故に、このブログでは他の帝国論争と区別するためにネグリ&ハートの定義を<帝国>という表記を使って区別していく。マルチチュードについては、ネグり&ハートの論調がほぼ99%そのベースになっていくので、特に括弧を使わないで、そのまま単語として使って行く。

 さて、チョムスキーがいうところの「平和と正義と希望を世界にもたらす」べきものの探索にでているのが、このブログであり、私はとりあえずそれを「地球人スピリット」と仮名をつけておいた。公立図書館の書架に並んだ新書本の中にも、その糸口はいくつも見つけることができた。今後、それを少しづつ手繰りよせて行くつもりだ。

 その過程で、一つは、私の中にある、もっと深い直感みたいなものがあり、それはまだ文字化されず、イメージ化されないままで眠っているものもある。これの掘り起こしもすこしづつ進めていかなくてはならない。そして、今、このマルチチュードという概念に「平和と正義と希望を世界にもたらす」ものとしての夢を託そうとする私の所業に、どれだけの妥当性があるだろうか。

 著者1928年(昭和3年)生まれである。私達は親の世代の警世の書に胸を躍らせるのではなく、自分自身がその「平和と正義と希望を世界にもたらす」ものとしての自覚をもたなくてはならないのだろう。それには次代を担う来るべき世代としての青年層にも影響力の持ちうる先駆的なものとなる必要性もあるのだろう。







Last updated  2009.03.29 13:19:58
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