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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2006.11.28
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地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく



 

「監視カメラは何を見ているのか」 
大谷昭宏 2006/8 角川書店



 カメラつながりで、デジタルカメラから監視カメラへと移行してみたが、ここで語られているのは、権力がひとりひとりの市民を監視している視点ということだ。象徴的な意味での監視カメラは登場するが、そのことが主テーマではない。

 あのにこやかな顔をテレビでみせている著者だが、本来バリバリの反権力ジャーナリストだ。オウム真理教のドキュメンタリー「A」を撮った
森達也についても友人として、この本でふれている。p101

 どうもこの本を読んでいて、私は、ちょっとピンとこないところがある。権力と市民(ジャーナリズム)の対置は、どこか<帝国>とマルチチュードの対置を彷彿させるが、どうも、そこに「ロマン」がない。なんだろう、マルチチュードを考えているときの「エロチシズム」がない。

 つまり、マルチチュードにある「想像の詩」のような、壮大なロマンが、大谷が告発するところの「ジャーナリズム」にはない。それは、日本で私が暮らしている生活の中で、より具体化された問題だ。もちろん、看過されてはならない大事なテーマだ。いま考えておかなくてはいけない大事なテーマだ。

 だが、なにかが足りない。反権力、というところから、さらなる大きな世界観が見えてこない。監視カメラは今にはじまったことではない。地域共同体なんて、相互スパイのような束縛しあう関係だった時代が長く続いてきたのだ。今はその束縛が、象徴としての監視カメラが描かれているが、著者の書く世界が、そのくびきを断ち切っているとは思えない。

 自由とはなにか、未来とはなにか、人間とはなにか、なにかもっと刺激的で大きなものが欲しい。







Last updated  2009.03.29 12:56:51
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著作権法違反の厳罰化とネット監視社会への危惧    Bhavesh さん
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/fcacf197b9bd5659faaf21124aa6ef9e
保坂展人ブログは、いつも関心深い点が書いてあるが、この問題も今日的というより、近未来的には大変な問題になりそうだなぁ。私はちょっとオプチミスト過ぎるかも。 (2006.12.04 10:38:09)

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