地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく
「mixi完全攻略マニュアル」
田口和裕・森嶋良子 2005/10
昨年の5月にmixiに招待されてから、いきなり嵌ったのは、考えてみれば3ヶ月間くらいだったと思う。これはすごい感動だった。ほとんど毎日時間のある限りmixiに費やしていた。mixiが面白かったのは大きく分けて三つの理由があった。
1)パソコン・ネットワークの進化の形があった。
2)旧友を含めた人間的なコミュニケーションが拡大した。
3)緊急を要する話題があったため、急いで対応する必要があった。
しかし、それは次第に沈静化していった。1)については、mixiの機能にだんだん慣れたきたのと、限界も感じ始めた。また他のSNSやブログに参加することによって、mixi依存度がだんだん下がり始めた。新しいサービスをいろいろ体験する中で、だんだん、自分がほしいサービスについて、理想も高くなり始めた。
2)については、付き合ってくれているマイミクさんや友人達には感謝の一言。出会いは楽しい。あたらしい未知の友人も増えた。あるSNSでは友人を1000名まで増やしたこともある。SNS別にキャラを変えて、友人用、仕事用、趣味用と使い分けもしてみた。しかし、だんだんと、もっとすごいことないかな、と新しい理想が芽生え始めた。
3)については、当時の緊急的な話題の本質は残っているのだが、一時的な対処は、それとなくみんなの協力の中で終了し、沈静化した。いまでは次なる新しい、多くの人を巻き込むことのできるような話題が他にあるかなぁ、とさえ思っている。
そんなこんなで、SNSには複数参加しており、それなりに楽しんでいるのだが、現在はブログへ移行しつつある。もうSNSは「卒業」したかなぁ、と思っていた。去年の6月当時、書店にならんでいたSNSもほとんど立ち読みしてしまっていた。ところが、この本をあらためて読んでみて、すでに1年前の本ではあるのだが、知らないこともまだまだあるのだなぁ、とあらためて感心した。
足あと機能は便利でもあるが、うっとうしい時もある。それが「足あとを残さずに日記を読める?」P63という方法もあるらしい。経験的に次第に分かってくるのだが、初めて知ったときは、驚きがある。あるいは、必ずログアウトする必要があることも分かった。「ログアウトしないとどうなる?」p22なるほど、他人に悪用されないとはいえないのだ。ちゃんと毎回ログアウトしよう。
あるいは「誰もコメントをくれない寂しい人に・・・」p87なんてのも面白い。「人工無能」がそれらしいコメントを書いてくれるというプログラムだ。この本は1年以上前の本なので、現在は実体がことなっているが、「人工無能」で検索をかけるとその糸口はすぐわかる。
「外部ブログは嫌われる?」p89も、ちょっと痛い。たしかに友人の日記を読みにいって外部ブログだと、ホントになんだか冷める。映画館でポップコーンを買うために、道路を挟んだ向かいのコンビニにいかなくてはならないようなちょっとした不便と「覚め」がある。まぁ、なんにも日記を書かないよりはいいと思うが。
「ミクシィ日記でアフェリエイトできる?」p91もすごい。なるほどそういうことなのね。楽天ブログでは、知り合いで月数千円の稼ぎがあるブログもあるのであるが、私は、現在のところゼロ。収入ゼロどころか、私のアフェリエイトへのアクセスもまだ二桁だ(笑)。まぁ、mixiからもアフェリエイトできるのか、という驚きがある。
最後には「外部ツールでさらに便利に」p219にも新鮮な驚きがある。ツールバーの追加やFirefoxの機能拡張まで、なんといろいろあるものだなぁ、と感心感動。さてさて、しかしながら、気にいればとっつきも早いが覚め方も早い私としては、なかなかこまかいことまでツメることは面倒だなぁ、と思い始める。ただ、SNS倦怠期をふっとばすには、こういう本はなかなか刺激的だなぁ。