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2009年4月1日

地球人スピリット
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2007.01.04
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カテゴリ:シンギュラリティ
「Google誕生」 ガレージで生まれたサーチ・モンスター 
デビッド・ヴァイス/マーク・マルシード・著 田村理香・翻訳 2006/6 イースト・プレス 原書2005
★★★★★

 代思想や哲学の流れを追っていくと、ネグリ&ハート
「マルチチュード」という言葉にであう。お互いに多様性を認めて受容しあう群集、という意味だが、それに対する、その一人ひとりの個性的な存在をシンギュラリティと呼ぶらしい。シングラリティともサングラリテとも言うらしい。いわゆるOnly Oneに近いニュアンスなのだが、語源も原語もわからないが、とりあえずカタカナでスタートする。

 ンギュラリティで検索していくと
「シンギュラリティ・スカイ」というSF作品もあるらしいし、別なサイトを見ると、どうやら人工頭脳の名前かもしれない、という予感さえしてきた。「この語は、数学者ジョン・フォン・ノイマンの造語らしい。」などと、ノイマンの名前まで飛び出すのだから、なんだか、怪しい魅力的なところへと地下回廊がつながっている雰囲気がある。

 そこで、このブログの
「ネット社会と未来」カテゴリも108エントリーに達してしまったので、その後継カテゴリを「シンギュラリティ」としてスタートすることにする。そもそも、このネットのつながりの先にあるのは一体なんなのか、ということになるのだが、それは一つの飛びぬけた超々スーパー人工頭脳になるのか、はたまた、マトリックスとして、何かを生み出す母胎になるのか、という二つのイメージが湧いてくる。あるいは、羊水に浮かぶ胎児の「意識」のようなものになるのか、想像を掻き立てられてしまう。

 てさて、その「シンギュラリティ」カテゴリのスタートの一冊としては、現在のところ、これ以上ふさわしい本はないだろうと言えるのが、この「Google誕生」である
類書何冊か読んでいるが、2006年6月発行ということだから、比較的最新の本といっていいだろう。この470Pほどの本の中には、たくさんの情報が詰まっている。一体どのようにしてこのような本ができあがるのだろうと不思議になってくる。

 本書は、150人以上の人たちへのインタビュー、ビデオや録音、出版された文書や私的な文書、インターネットの掲示板や電子メールを基に執筆された。p443

 とある。さらには、もちろんGoogleの検索機能をフルに使って書かれているのである。「ワシントン・ポスト」の記者という立場も最大限利用されているに違いない。このような本は全部は読みきれないが、ただただ目を通すだけで、なんだか知的な興奮とポジティブな思考法がどんどん湧いてくるから不思議だ。

 「ガレージで生まれたサーチ・モンスター」とはいうものの、ガレージから生まれさえすれば、どの企業でもモンスター的に成功するものではない。トラックの運ちゃんが全員エルビス・プレスリーになるとは限らないとと同じことだ。Googleがどのようなスタートをしたかはともかくとして、モンスター的に成功するポテンシャルは最初から持っていた。しかし、だからと言って、完全に保障されたものは何もなかったのである。創業者のラリーとサーゲイの才能と努力があったればこそである。

 つてマイクロソフトで働くのを夢見ていたエンジニアたちは、マイクロソフトのダース・ベイダーや闇の力(ダーク・フォース)、あるいはフェアプレイしない会社というイメージでとらえるようになっていた(*ダース・ベイダーは、映画の「スター・ウォーズ」に登場する悪役で、ダーク・フォースはダース・ベイダーズが使う力)。P150

 グーグルを日常的に使うクリエィティブな人間はトゥルードだけではない。「マトリックス」三部作の視覚効果監督のジョン・ガエタも、グーグルの熱烈なファンであることを「ワイヤード」誌に明かしている。p225

 う~む、どうやら先日から感じてはいることだが、Googleやネット社会の話題についていくには、どうしても常識的な
「スター・ウォーズ」「マトリックス」などの基礎知識は必要なようである。私にとっては、これからの課題だ。

 「Gメール論争」p237などというところも興味深い。私はGメールには一年ほど前から登録はしているが、ちょっと様子見で、そちらに完全移行するということは今のところ考えていない。やはりプライバシーについては気になる。すっかり裸にされてしまうような危険性を感じる。もっとも、現在でも、どのルートを使おうとネットである限りプライバシーなんて本当はないのだが。

 余談だが、私は、私はわずか500足らずのエントリーしか書いていないこのブログのどこに何を書いたかを検索する時には、すぐGoogleをつかう習慣になってしまっている。たとえば、「Bhavesh (本のタイトル)」を入れると、すぐ自分のブログを探してくれるから便利だ。勿論、著者名でもいいし、単に一つとか二つのキーワードでもよい。もちろん、他人のブログを検索するときもこのGoogle機能を使うようになっている。

 「ポルノ・クッキー・ガイ」p255なんてところも面白い。かつてインターネットが爆発的に発展した陰には安価なあるいは無料のポルノグラフィの存在があったの半ば事実であろう。かつては、ビニ本と呼ばれた裏本は、すべて画像としてインターネットで公開されてしまった。いまや動画に完全に移行してしまった。現在、裏本ビジネスは完全に終焉したようである。「現在、裏本は発行されていません」というアナウンスがでるから可笑しい。

 このポルノ問題は、今後のネット社会の大きなテーマになってくるのではないだろうかと思う。単に道徳的な面からだけではなく、ポルノから暴力性が落とされ、よりチベット密教的タントラ化して、さらに、マトリックス化するなんて、ありえるだろうか、なんて、一人で夢想する。

 終章では「遺伝子をグーグルするーそして未来へ」p428というテーマで展開される。

 「サーゲイ・ブリンとラリー・ペイジには、科学と医学のテクノロジーを融合させて、グーグルを生物学と遺伝学の分野へ進出させる、という野心的な長期計画がある。p428

 GメールやYouTubeだけでもこれだけ物議をかもしているGoogleが、遺伝子工学にまで躍り出て、いままでになかった新しい動きを始めたら、さぁ、大変な大騒動になる可能性もある。見ものだ。私にも今のところ賛否はなにも言えない。

 つてOshoが「グルイズム」とか「物質主義的」とか批判されたが、さらに反対派をコーフンさせたものに、Oshoの
「受胎調節と遺伝子工学」についてのビジョンや言及があった。この一つのビジョンでOshoにラベルを張り、その元を離れた者たちもいた。

 私には、賛否をいうことができなかったし、今でもわからない。しかし、優れた人がいうことに対して、とにかくその真偽は分からないが、とにかく留意してみていようではないか、という姿勢は変わらない。これはかつて、70年代のアメリカのロック誌「クローダディ」の編集長ポール・ウィリアムス(20そこそこだったが)が、「優れたアーティストがやりだすことについては、理解できなくても、すぐこちらで判断せずに、どうなるかしばらく見ていようじゃないか」というような発言をしていたことが、10代からの私の判断基準となっていることが大きい。

 このようなGoogleの切り開いた地平を契機として、わがシンギュラリティはスタートする。






Last updated  2009.02.06 23:08:07
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