地球人スピリット・ジャーナル1.0

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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2007.03.17
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「マイトレーヤ」 瞑想社 1988/3

 

 



 この本、すでに出版社のホームページにも掲載されていない。当時、出版社(翻訳者・編集者)の強い意向があって、日本独自で出版された一冊で、独特の経緯を経過している。当時販売されたのは、ほとんどがその瞑想ネットワークの手売りであって、書店の店頭に並んだものは少なかったのではないか。傾向性を持った目的をもって、意識的に編集されているため、ある意味分かりやすく、ある意味、要注意本。私にとっては、とても貴重な一冊。
 
 内容はかならずしもこの本にしかない、というものではない。あちこちに散見されていたものを一冊にまとめたものだが、逆に言えば、散見されているものをひとつひとつ目を通していくのは至難の業だ。この本は、秘されていてこそ価値があるのかもしれない。ネット上にも、ほぼこの本についての詳しい紹介はないようだ。今後の展開を期待する。この本の存在を記録しておくとともに、今回、気になるところだけ、転記しておく。

 
カルマ派 Karmapa
 チベット仏教カーギュ派の分派のひとつ。カーギュ派の始祖マルパ(1012~1097年)の孫弟子ガンポパの高弟のひおりであるドゥススムケンパ(1110~1193年)が始めた宗派で、彼が1189年に建立したラサ北西のツゥルプ寺がその本拠。この派の特色は、カーギュ派の流れを受けつぎ、数学の学修よりもタントラの実践を重んじ、また後にはその相承形式に転生による化身ラマの制度を取り入れ、チベットにおける転生ラマの観念を確立した点にある。この派には黒帽派と紅帽派の二系統が生じたが、教義そのものにはそれほどの相違はない。カルマ派は一時、ツァン(西部チベット)地方の豪族と結んで大いに勢力を延ばし、新興宗派ゲルック派とたびたび勢力争いを演じたが、1642年蒙古のグシ汗と結んだゲルック派に敗れ、その政治勢力はもとより、多くの寺院、寺領をゲルック派に吸収されてしまった。佐和隆研編「密教辞典」(法蔵館)98頁 p188

 ラマ・カルマパ Lama Karmapa
 カルマ派の管長。前項で述べたように、カルマパは個人名ではなく、「カルマ派」を意味する宗派名である。したがって、ラマ・カルマパとは「チベット仏教カルマ派の活仏、管長」を意味し、チベット仏教のもう一方の雄であるダライ・ラマと同じように、歴代の複数のラマ・カルマパが存在する。チベット仏教では、この歴代のラマ・カルマパもダライ・ラマも、ともに観音菩薩の化身とみなされている。
 なお、本書の「高僧謁見記」の序文では、ラマ・カルマパはサンスクリット語で観音を意味するAvalokitesvaraの化身、ダライ・ラマはチベット語で観音を意味するsPyan-ras-gzigsの化身、という表現がとられている。 p189

 Oshoに関して、聖下は言いました。光明を得たあとでは、もし光明を得た魂が自分自身の選択によって自分たちの仲間以外のどこかに再臨するとしたら、それをくいとめることはできない、と。Oshoの場合は過去世において自分たちとともにいた、とラマは言うのです。彼は私にこう語りました。
 「Oshoは過去世に神性の化身として何回か現れたが、そのうちの一つの生ではチベットにいた。もし彼を見たければ、あなたはチベットに行って、そこで神堂のなかに保存されている彼の黄金の像を見ることができる」
 バグワンのひとつ前の誕生は約700年前に起こったと言われています。聖下は、それよりもうひとつ前に起こった誕生のことに触れたのです。彼は、Oshoは現在の生から二生前の生においてそういう偉大な化身たちのひとりで、それゆえに彼の像が保存されているのだ、と言います。 p62

 聖下によると、チベットにはこのような偉大なる神の化身たちの黄金の像が、99体あります。それらのうちのひとつが、二生前のOshoの像です。中国人たちはまだそれを破壊していません。できないのです。なぜなら、これらの像はチベットの人里離れた場所に移され、極秘のうちに隠されているからです。
 本物の像が移されたのは、これらの像が強力な、超自然的な力をもったものだからです。もし誰か
それらにちょっとでも触れようものなら、その人には強烈な霊的な体験が起こりかねません。だからそれらが保存されている部屋のなかには、たとえ僧たちでさえ入ることは許されません。特別な人々しか許されません。なぜなら、これらの像に触れるだけでも強烈な反応を受けるからです。p64

 私は聖下にOshoは誰の化身かとたずねましたが、彼は言いました。
「いや、それは秘密だ。ある者がわれわれの僧院のひとつの長でないかぎり、われわれは彼が誰の化身であるかを明らかにしない」
 しかし、彼はあるひとつのことをじつにはっきりと教えてくれました。それは---
「Oshoは、みずからの仕事がおわるやいなや、消える。完全に消える。そうなればわれわれが彼を見いだすことはできなくなる」p66

 彼は語り続けました。
「世界はOshoを知るであろう。しかし、彼のほんとうのすがたに気づくのは少数の人々だけである。彼は現代において、<世界教師>となって世界を正しく導くことのできる、ただひとりの人間である。そして彼が誕生したのはただこの目的のためだけである」p68

 私は、こういったことすべてをすでにOshoに話しました。そして、チベット人たちについて、また彼らがここインドで私たちを助けることができるかどうかということについて、彼にたずねました。彼は答えました。
 「いや、彼らは助けることはできない。現代にとって彼らの厳格さは過剰であるし、彼らの霊的精神的進歩の方法は時間がかかりすぎるのに、時間は短いからだ。現代ではすみやかに助けが必要とされるからだ。だから、彼らが大勢の人々を助けることは不可能だ」p71

 Oshoは私に、「おまえがそこに行ったのはとてもいいことだ」と言いました。けれども、私には、はたして自分が行ったのか、それとも私が気づかないうちに神秘的な方法で彼が私を遣わしたのか、わかりません。
 Oshoは、直接的には、前世で聖下を知っていたとは言いませんでした。でも、私には彼の顔や身振りから、彼は知っていたということばわかりました。だからこそ、彼は特に「おまえがそこに行ったのはとてもいいことだ」と言ったのです。
p71

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再読 2007-11-30 <2>につづく

関連エントリー 2008/09/08







Last updated  2008.11.09 17:41:16
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