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地球人スピリット・ジャーナル1.0

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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2007.04.01
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カテゴリ:アガルタ

地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく



「チベット第4版」 全チベット文化圏完全ガイド 長田幸康 2006/8 旅行人 初版1996/7

 初版は1996年だが、版を重ね、改訂されて現在4版、昨年の8月に出されたものだから、ごく最近のチベット事情が書いてある、と思っていいのだろう。書いているのは1965年生まれの著者で、著書に
「ぼくのチベット・レッスン」、や「チベット・デビュー」「あやしいチベット交遊記」「チベットで食べる・買う」などがある。

 もし私がチベット旅行の機会に恵まれたら、このような旅行ガイドを一冊は必ずは持っていくだろう。そして出発前は同じようなガイド本を2~3冊読むに違いない。少なくとも、本屋でかならず立ち読みはするだろう、などと考えていくと、ワクワクしてくる。この手の本は現在どのくらいでているのだろう。

 いわゆる年代モノの活仏たちの書いた本や、学者たちの本に比べて、読みやすい。情報は細切れだが、生きた情報が載っているように思う。旅行ガイドであるかぎりは、より最新の情報が要求されるはずだ。そのために、著者を含めスタッフたちは何度か旅を重ねていることだろう。このような仕事が十分ペイするのなら、きっと楽しい仕事であるに違いない。なかなか旅行の機会には恵まれそうにないこちらとしては、うらやましい限りだが、しかし、数日から数週間チベットを旅したからと行って、これだけの情報を集めることは無理だろう。まずは、このような本を読んで、旅行に行った気分にでもなるか。

 
ついに鉄道がやって来た! ~青海鉄道が開通~ 
  2006年7月1日、中国各地とチベット自治区のラサを結ぶ青蔵鉄道が開通した。北京、成都、蘭州、西寧から直通列車が走り、2006年末には上海からも開通するという。北京西駅~ラサは48時間で結ばれる。
p64

 最新版であるだけに、青海鉄道も紹介されている。この鉄道旅行については、今年はじめ(だったと思う)にNHKでドキュメンタリー番組をやっていた。中国側の取材許可を取っているだけに、チベット密教などについて触れているところはなかったが、その高地の見事な光景が紹介されていた。

 
非合法なもの
 中国内チベットは独立運動や反体制運動がまだまだ盛んなところだ。当局の締め付けも厳しい。その対象は主に亡命中のチベットの指導者ダライ・ラマ14世絡みのものだ。
 旅行者に関係ありそうなのは、ネパール・インドで大量に売られているチベットグッズのうち、真ん中に獅子が書かれた「チベット国旗」、「ダライ・ラマの写真」「FREE TIBETのTシャツ」など。これらは見つかると没収される。荷物検査をされて、ガイドブックのダライ・ラマの写真が載っているページを破り捨てられたり、ラサの街で「FREE TIBET」と書かれたTシャツを着ていて国外退去になった旅行者もいる。
p361

 そこはそこ、郷に入っては郷に従えである。

 
悠久の歴史を訪ねる<13世紀> 
 仏教復活後の時代、各地の氏族が僧院と結びついて、宗派の原型ができあがった。13世紀には、強大になったモンゴル(元朝)がサキャ派を通じてチベットを支配するようになり、サキャ派が隆盛を誇った。
 元朝が衰えると、カギュ派勢力の一つパクモドゥ派がサキャ派政権を滅ぼした。その後、カルマ・カギュ派と結びついたリンプン氏、シンシャク氏へと政権は移る。カルマ・カギュ派は転生者が後継者となる転生活仏のシステムをはじめて導入した。
p364

 チベットにおいては、だれもが転生するというシステムを信じているが、それぞれの宗派の高等な指導者たちが転生化身として活仏となって生まれ変わるという伝統は、この700年前のチベットでできたのであった。

 
チベット仏教の四大宗派
 現在のチベット仏教には大きく分けて、ニンマ派、カギュ派、サキャ派、ゲルク派という4つの宗派がある。
カギュ派
●開祖=マルパ
●総本山=ツルブ寺(カルマ・カギュ黒帽派)、ヤンパチェン寺(カルマ・カギュ赤帽派)、ディクンティ寺(ディクン・カギュ派)、サンガチューリン(ドゥクパ・カギュ派)、タクルン寺(タクルン・カギュ派)など。
★主なものだけで6派あり、その中でさらに細かく分派している。そのうちカルマ・カギュ派はチベットで最初に「転生活仏」制度を導入したことで知られている。密教色が強い。
★有名人=ミラレパ
 呪術を用いて大勢の人を殺してしまったことを悔い、師マルパに弟子入り。涙ナミダの修行の末に教えを受けた後、行者兼吟遊詩人となった。チベット庶民に最も愛されている歴史キャラクターの一人。 
p369

祈りのキーワードオム マニ ペメ フム
 観音菩薩のマントラ(尊格ごとにきまっている祈りの言葉。真言)で、「おお宝珠と蓮華に幸いあれ」を意味する。これを知らないチベット人はいないはず。
 p372

 このマントラは、訳書によってさまざまに日本語訳されている。


オム マニ ペメ フム






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Last updated  2009.03.31 12:57:14
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