地球人スピリット・ジャーナル1.0

Keyword Search

▼キーワード検索

Recent Posts

Calendar

Free Space

2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2007.05.13
XML
カテゴリ:アガルタ

地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく



「西蔵(せいぞう)回廊」 カイラス巡礼 夢枕獏・文 佐藤秀明・写真 1994/4 東京書籍

 石濱裕美子
「図説チベット歴史紀行」や、フランソワーズ・ポマレの「チベット」にしても、コンパクトながら美しいカラー写真と素晴らしい文章で、何度も繰り返して読みたくなる。実は、この二冊とも以前に読んだ本なのだが、後髪ひかれる思いでまた、借りて来て読んでいる。そして見ている。文章だけなら、ネット上に記録しておくこともできないこともないが、写真集は本そのものをみないと、感動は味わえない。そして繰り返して読んでみると、まったく新しい本を読んでいるようで、次から次へと新しい発見がある。特に、ヒマラヤの山々や、そこに作られた立体マンダラとしての寺院の数々、その内部に収められた美術品の数々には、圧倒的に目を奪われる。見るたびに新しい意味を発し始める。

 何も、急いで読み進めているから、読み落とし、見落としが多い、というだけもあるまい。仮にそうだったとしたら、単に不注意で見落とした、ということではなく、読み手としての自分の感受性が、より新しくなっているから、新しい見方ができるようになるのだろう、と考えることにしよう。

 カイラス山を巡礼することのできる人は、いくらチベット人でもそう多くないだろう。そして、それを何度も巡礼できる人は、毎回同じものを見ているわけではあるまい。前回、前々回とは、まったく違うカイラスと出会うことになるだろう。

 この「西蔵回廊 カイラス巡礼」は小説家と写真家のコラボレーションだ。今のところ、正直言うと小説家の言説はすこし小うるさい。今の私は、圧倒的に、この写真群に目を奪われる
「チベット マンダラの国」「カラー版 トレッキングinヒマラヤ」「ヒマラヤンブルー」「シャングリラ 東チベットの仙境へ」などなどチベットやヒマラヤのカラー写真集は、いずれも素晴らしい。多分これからも何度も繰り返し、ページをめくることになるだろう。

 その中にあって、写真家としての佐藤秀明の目は、他の写真家たちの目とちょっと違う。ジャーナリステックなアリバイ証明用の写真でもないし、観光地案内のような美しいところを強調するという写真でもない。チベットにいながら、チベットにいる人々の、むしろ心の中を写し取ろうとしているような感じがする。そして、ここでこうしてこの本のページをめくっている、この私の心の中を見せられているような不思議な感覚を味わう。

 夢枕獏の文章も、実はさすが、というしかない。

 
人は、何度も何度も、荒野の中に足を踏み出していく生き物であるのか。
 ああ---------
 不可思議。
 不可思議。
 人の心の、とりとめない混沌の、妖しきチベットの、オンマニペメフンの呪文の、恋の、カオスの、なんという不可思議。
p129



  オンフン







Last updated  2009.03.31 12:29:21
コメント(0) | コメントを書く
[アガルタ] カテゴリの最新記事

PR

Freepage List

Profile


Bhavesh

Archives

2019.09
2019.08
2019.07
2019.06
2019.05
2019.04
2019.03
2019.02
2019.01
2018.12

Category

Comments

Bhavesh@ Re:禅と戦争 禅仏教は戦争に協力したか(11/16) 現在、日曜早朝座禅会に参加している禅寺…
Bhavesh@ Re:セックスから超意識へ<1>(11/13) Oshoの記念碑的1968年のレクチャー。当時…
把不住y@ Re:編集雑記(07/25) 新ブログはここです。 <small> <a href="…
Bhavesh@ Re:グルジェフ・ワーク 生涯と思想(01/12) 武邑光裕、の名前を検索していて我が読書…
abhi@ Re:編集雑記(07/25) お疲れ様。 新ブログ立ち上げたら教えてく…
Bhavesh@ Re:極秘捜査 警察・自衛隊の「対オウム事件ファイル」(03/03) 私は、最近になって 、そう2015年頃になっ…
Bhavesh@ Re:オウムからの帰還(03/01) この記事は我ながら、切れ味が悪い。大嫌…
Bhavesh@ Re:尊師麻原は我が弟子にあらず(03/12) 吉本もすでに鬼籍に入って、今更石を投げ…
Bhavesh@ Re:中沢新一批判、あるいは宗教的テロリズムについて(05/12) 島田の心情にも、同情する余地はある。 中…

Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.