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カテゴリ:レムリア
「ミステリーズ」 <1> オカルト超自然PSIの探究 コリン・ウィルソン 高橋和久・他訳 1987/10 工作舎
この本をまともに読んだら一年はかかりそう・・・と、この本の厚さをみただけで妻は言った。なるほど、僕はうなづいた。目次だけで13ページ。項目だけでざっと500。本の厚さはなんと4cm以上。ニ段組の本の650ページ以上の全頁をめくるだけでも、たっぷり時間がかかりそうだ。なかなかこの膨大なシンボル群を読み下すことは、そう簡単にできそうにない。パラパラめくっていくと、たしかに、インスピレーションの源があちこちに散見されることはまちがいないようだ。 106ページには第3章 「竜の道」というところがある。ああ、この辺からなんらかの繋がりがつかめるかな。本についてこれくらいにして、先日のことをちょっとメモしておく。 「龍とドラゴン」まで来て、そのあと、仕事で松島へ一泊。すっかりリゾート気分で翌日目が覚めると、ホントに目が覚めるような朝だった。早起きして、車で金華山に向かう。なんの時間も調べずに、鮎川港につくと、大型連絡船はでたばっかりで、海上タクシーという数人でチャーターする小型船で2年ぶりの金華山へ。 昨年2006年10月に襲った台風で、島は被害を受けていて、港から本殿までの参道が無残に崩れていた。この島は人間界の島ではない。太平洋に向けて外洋に直接に接しており、その大自然の洗礼を常に受け続けているのである。本殿に参拝し、いつものように弁財天の八角堂を参拝。池の龍神の水に触れながら、参道を下ると、今日はあまりにも天気がいい。前回Pラボードと参拝した時は、うっすらと霞のかかった霊島の姿そのままだった。あの時は、ひたすらひとりで山頂の奥の院をめざしたのだった。 今回は、あまりに天気がよかった。雲ひとつない快晴というのは、年に何回あるものだろう。島だって町だって、そう多くはない。その数少ない一日にあたっていたようだ。一旦、港までもどり、ちょっとお茶を飲んだあとは、なぜか心が浮き浮きして、反対方向にある燈台をめざそうかな、と思い立った。片道5.4キロ、一時間半、往復で3~4時間は覚悟だ。仕事の途中に急に思い立ったから、ワイシャツにネクタイ、革靴姿だ。だけど、きょういくしかないな、という想いがつよくなってきた。 燈台までは車が入れるようになっているから、道はある。ただ、すべて砂利道。ところどころ、嵐で決壊している。水溜りもあるが、ぴょんぴょんはねていけないことはない。海岸線をアップダウンしながら、下方に岩場を見ながらすすむ。途中で、猿の生態を研究している女性研究者ふたり連れとご挨拶。あとはたんたんとただ一人すすむ。 行ったこともない島の一本道、すれ違う人がれば、これから先の道について聞こうと思うが、それ以降はすれちがうひともなし。ウィークディでとくに祭日にあたっていたわけでもないので、どうやら、この道を燈台に向かっているのは私ひとりきりのようだ。 いろいろな想いがめぐる。野生の鹿が数頭、草を食んでいる。巨大な松林が巨大な枝を伸ばしている。まさに鬼の洗濯岩のようなごつごつした岩が、山道の両側にぼんぼんと飛び出してくる。松くい虫にやられた、枯れた松の木も痛々しい。しかし、ふと視線を彼方に向けると水平線が、どんどん延びていく。その上にはかぎりない空が、青空が広がっている。どんどん視界が広がっていく。彼方には何艘かの船も見える。 なんだか、この島は、アトランティスの海岸線のようでもあるし、その山はレムリアの山中のようでもある。島にまつわれている弁才天は、どこかムーの女性的なエネルギーとさえつながっているような気さえしてきた。思えば仕事も一段落して、きょうのような日にまたこのように島にこれたことに感謝した。ありがとう、ってしずかに心から湧いてきた。大きな声で、「あ・り・が・と・う!」って、声さえだして叫んでみた。 と、その時、数メーター先の路上に何か異変が。ギャお、ヘビだ。私の行く道をゆっくりと横切っている。長い2~3メーターありそう。赤みはなく、白、ないし青だ。どうやら大人の青大将のようだ。ベロをべろべろと出してながら、ゆったり進む。この島では、ヘビは、龍神様のお使いということになっている。ありがたいことだ。そういえば、いつか半島の民宿にとまった時、そこの女将さんが、金華山で白いヘビとであってから、運が開けてきた、と言っていたことを思い出した。 足が痛い。豆もできているだろう。なんせ砂利道をカフカフの革靴であるくのだから、それも仕方ない。なんだか「映画 失はれた地平線」の一シーンを思い出していた。神様のお使いとは言っても、あまり何度もヘビには遭遇したいとは思わなかったので、なんかこちらもサインをだそうと思って、「ありがとう、「ありがとう」って声を出しながら、歩く。だけど、そのうち、なんだか、「オンマニペメフム」に変ったのがおかしい。 オンマニペメフム、オンマニペメフム、オンマニペメフム・・・ やがて燈台が見えた。そこは、太平洋の沖を航海する船団に、50年も光を送り続けてきたもっとも外洋に飛び出したところだ。1時間半も歩けば、結構、息がきれる。燈台の先端に座って、しばし瞑想。空はあくまで青い。今日の海はおだやかだ。 30分も瞑想したあと、ふと見ると、鹿たちの気配がある。山の丘のうえから、鹿の10ほどの群れがこちらを見ている。道には、一頭の鹿の屍骸があった。毛皮にくるまれたまますっかり骸骨化していた。カラスや野鳥たちについばまれたのだろう。チベットの鳥葬を思い出した。 オンマニペメフム オンマニペメフム だけど、それだけでもちょっとたりずに、足を止めて、合唱して般若心経をあげる。 帰り足は、ちょっと足の裏がかなり痛み始めたので、道端から一本の枝を拾って、杖がわりにした。杖で道を叩いて、島の動物たちにもご挨拶。杖をついて歩いていると、シナイ山で霊感をうけて山をくだるモーゼのことを思い出しておかしい。私もこの島でなにかのインスピレーションを受けただろうか。 (写真はネットの中からお借りしました) 次回は、もっと奥の千畳敷岩まで行ってみよう。 オンマニペメフム つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.21 12:23:09
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