前よりつづく

「セカンドライフの作り方」日本語版対応 バーチャルワールドガイドブックシリーズ
西真由 2007/08 アスキー 151p
★★★☆☆
本のでき方からして、「セカンドライフの歩き方 」の続編と言っていいのだろう。出版界も、セカンドライフの紹介から始まって、入門書、社会学的考察、総論、技術書と来て、次第に各論に入ってきたというところか。
セカンドライフ内でのモノ作りを、プリム(基本形状)選びから編集、スクリプトを使った応用テクニックまで、ていねいにわかりやすく解説した本格的ガイドブック。本書の手順どおりに進めていけば、机/椅子/建物/旗/服やウイッグ、アクセサリーなどのオブジェクトが容易に制作できます。応用テクニックをマスターすることにより、さらに凝ったモノ作りも可能。
ほかにも、オブジェクト販売に関するノウハウや注意点も詳細に紹介し、巻頭にはセカンドライフで活躍するクリエイターへのインタビューを収録しています。全アバター必携! ネットでの紹介文より
SLにはまって、いろいろいじっていけば次第にわかることだけだが、やはり、独学(笑)では時間もかかり、見落とすところもでてくるだろうから、各アバターも一度は立ち読みで目を通しておくのも悪くもあるまい。
すでにこの領域に入っている友人もいることはいるが、私はとてもとてもここまで足がついては行っていない。いまだに必要スペックを「わずかに下回る」ノート機でシコシコ(懐かしい表現)している。これを機会に、SLが動く環境を作ろうかな、と考えては見るが、まだ腰が上がらない。ネットでいろいろ調べてみると、大体私の場合だと、グラフィックカードが入っているデスク機を中古で買って、知り合いのCRT19インチをただで譲り受ければ、おおよそ一万強の予算で、その環境はできる。あるいは、新品でも10万強、ノート機でも10万代半ばでそろう。
どうもこのSL、本当に自分が嵌るかどうかは、現在ではまだ微妙だが、その動きの推移は注意深くみていたい。まだまだSLはブレークしているとはいいがたい。700万人とか言われる登録者数に比して、オンライン者はほんの数万人という状態が続いている。だからこそと、エリート(でもないか)意識を持って参加する向きもあるかもしれないし、いや、まだまだまだ、と思っている向きもあるだろう。その動きをバブル化しよう、という怪しい動きもあるようなので、覚めつつ乗る、乗りつつ覚める、という姿勢で、今後もお付き合いはしてみようと思う。
続く