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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2007.07.26
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カテゴリ:マルチチュード
<9>よりつづく


「サイバージャーナリズム論」<10>

 さて、この項、ちょっと長くなりすぎた。取り急ぎまとめに入ろう。

 第四章 グーグルにあらずんば情報にあらず ---WWWを駆け巡る検索エンジン--- 森健 p116

 このブログでも、このほか、
「Google誕生」「Googleのすべて」 「グーグルGoogle―既存のビジネスを破壊する」 やGoogle関連については読んできた。「サイバージャーナリズム論」のこの本のなかで、ダイジェスト的に繰り返して読む必要はあまり感じなかった。ある意味、適当にネットから情報を集めてきて、適当に切り貼りすれば、誰にでも作れそうなページのように感じた。情報も必ずしも新しくないし、インサイダー情報もない。ただ、いままで、自分が書きとめてきた部分と、これらの文章を比較して、なるほど、自分がどんなことに関心をもっているのかな、というところが逆にあぶりだされてきた感じだ。

 第五章 ウェブがもたらす「偏向」と「格差」  --「ハブ」と「べき法則」のリテラシー 森健 -- p149

 ここはおおいに関心のあるところだが、今回は流し読みにし、この部分の著者の他書を読みながら再読することにする。この辺はジャーナリスト魂というより、技術的なことが優先されており、結局はコンテンツよりコンテナーが優先して語られているにすぎない。
「『みんなの意見』は案外正しい」のジェームズ・スロウィッキーの言葉を引用して、最後のまとめとしている。

 意見の多様性(各人が持つ独自の私的情報)、独立性(他者の考えに左右されない)、分散性(身近な情報に特化し、それを利用できる)、集約性(個々人の判断を集計して集団として判断に集約するメカニズムの存在)だ。これらの四条件が揃わないと「群集の叡智」が正しい解に至らない。p180

 多様性、独立性はマルチチュードの必要不可欠な要素だ。分散性、集約性は、シンギュラリティの特性ということになろう。

 第六章 メディアとはコミュニティである --マイスペース、ユーチューブ、そしてセカンドライフ--- 湯川鶴章 p181

 SNSについてはこのブログでも、いろいろ読み込んできた。日本語に限らず、さまざまなところに体験的に出没してみている。ユーチューブについても、まぁ気づいていない側面も多々ありそうだが、利用者が急増しているという意味では、もう誰もが知っているサービスだ。セカンドライフについても、このブログでは一つのカテゴリとして、それぞれ読み込んでみているところだ。これらをソーシャルメディアと呼ぼうとテクノロジー・コミュニティと呼ぼうと、どうしてもコンテナー的側面に視点が傾いている感じがする。

 これらを利用してこそのコンテンツ、そしてこれらからだけしか生み出されないもの、そのような特性についての言及が弱い感じがする。というか、私はその辺を知りたい。

 最後に歌川令三と公文俊平の対談があり、それぞれに、アダルトにジェントルにまとめあげている。しかしながら、結局は、サイバージャーナリズムというものが、はっきりと明確に見えた、とは思えなかった。

 私はこのブログで、科学、芸術、意識の三つのジャンルの融合を試みているのであり、このブログにおいては、ジャーナリズムは「芸術」の一分野、というとらえ方をしている。歌を歌える人は歌を唄えばいい。絵を描ける人は絵を描けばいい。そういう表現形態のひとつとしての「ジャーナリズム」を想定している。ヘアーアーティストとか、マーシャルアーツ、というときの「アート」、その一存在様式として、「ジャーナル・アート」的ジャンルととらえている。

 であればこそ、「ジャーナル・アート」は科学への目もたなければならないし、意識への融合も試みなくてはならない。あるいは、「ジャーナル・アート」は科学や意識からの援助をおおいに受け入れて、独立性を保ちながらも、多様性を受け入れ、分散性の中にいながら、集約性を高める、一個の人間として存在できる可能性を探っていかなくてはならない。

(敬称略)

この項おわり






Last updated  2009.02.16 21:08:04
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