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カテゴリ:マルチチュード
「ニュースの職人」 「真実」をどう伝えるか 鳥越俊太郎 2001/10 PHP研究所 新書 217p ★★★★☆ 単に比較の問題だが、やはり私は「ネット王子 ケータイ姫」の香山リカや森健などよりは、この鳥越俊太郎のほうに近いものを感じる。偶然だが、鳥越は私より14歳上、そして森健は私より14歳年下。この二人のちょうど真ん中にいながら、すでに老境にはいらんか、としている鳥越に、より共感をもつとは一体どうしたことなのだろう。確かに私にはやや耳年増なところもあるが、また、幼い未熟なものもある。だが、やっぱり鳥越のほうが私の感覚にはあっている。思えば私も、10の位を四捨五入すると、すでに100歳になっているのだった。 新聞記者、週刊誌編集長、テレビ・キャスター、そしてそのあとに、2000年、鳥越60歳になって、初めて到達した心境「ニュースの職人」。その人生のスタイルに、かっこいいなぁ、と私は思う。なんでかっこいいのだろう。あのヘアスタイルにもだまされているかもしれない。ちょっと低音の渋い九州なまり(と本人はいう)のある声がなかなか素敵だからかな。あるいは3月うまれ(うお座だが)というところに近しいものを感じるのだろうか。 ジャーナリストとして、権力に食らいつく「強い」彼と、父親や自分の少年時代を語ったりする時の「弱い」彼、その強弱のあり方に、私は共感しているようなのだ。少なくとも、自分の思い描いている「人間像」の範囲にうまくはまってくれている。それは彼の旺盛なサービス精神があってこそ、こちらで把握していることであり、まんまと乗せられている、という可能性もないではない。 もともと活字メディア出身の私は、実はテレビの世界で10年の経験を経てもまだ、どこかに”駆け出し”の感覚を拭うことができないでいた。それはきっと、キャスターとは”テレビの職人”であって”ニュースの職人”ではないからなのだった。 そのことに、ネットの世界に足を突っ込んで初めて、ハタと気がついたのだ。そうだ、私は”ニュースの職人”だったのだ。p216 さあ、そのネットの話題、「オーマイニュース」の初代編集長に就任したはずの鳥越は、半年を経て、そのポジションを辞してしまったという。何があったのだろうか。今後、この辺もすこし探ってみよう。すくなくとも、鳥越も、「鳥ジィ」にでもなって、すこし顧問職に退く時代になってしまったのかもしれない。「ネット」は、すでに何世代も進化してしまっている可能性がある。 この本、「報道は欠陥商品と疑え」 や「人間力の磨き方」と、内容的にかなりカブっている。というか、この本が一番最初にでたのだから、他の本のほうが、この本の焼き直し、ということになろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.08 13:27:04
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