「プレアデスの智恵」<1>チェロキーインディアンからのメッセージ
薗田綾 1996/05 総合法令出版 単行本 259p
おすすめ度★★★★★
この本こそはこのブログで読まれるべき本の一冊。すでに10年以上前に出された本ではあるが、時代を経ながら熟成された味がする。著者に他の著書があるかどうかわからないが、この本一冊で言い尽くされているところがある。
かつてチェロキーインディアンたちは、精霊の国の人々から、地上の人々に便りを届ける重要なメッセンジャーとしてホークを崇めていました。p46
旅の途中で著者は、ホーク・フー・ハンツ・ウォーキング(歩きながら狩りおする鷹)というチェロキー・メディスンマンとである。この本の骨子は彼からのメッセージだ。
私の一族は、先祖代々、守り神として鳥の鷹を持ち、さまざまな言い伝えを守ってきました。チェロキーインディアンの中に伝わる多くの星の伝説や預言を何万年もの時を越えて語りついできた一族でもあるのです。p75
チェロキーはイロコイ種族の中の大きな部族のひとつだった。チェロキー憲法の制定や裁判闘争を果敢に試みたるする勇気がある反面、神秘的な力をも持っている。
チェロキーの預言の中にはチェロキー族が7つの踊る星(プレアデス)からやってきた存在であり、母なる地球にもしものことがあれば地球を救うために命を賭けねばならないということも伝えられています。遠い昔、宇宙からの訪問者(プレアデスからの宇宙人)が人類の祖先でもある初期の頃の原人と交わることによって急速に進化したといわれています。p148
この本はからは、やさしい波動がひたひたと伝わってくる。
チェロキー伝説では、クジラは遠い昔に私たちの祖先によってシリウスと呼ばれる星から連れてこられたと伝えられています。クジラが海に住むようになったのは、地球の地軸が狂い、レムリア大陸が海底に沈んでしまった後だといわれているのです。
クジラは哺乳類の中でも特殊な部分が多いため、数百年前には陸地に住んでいたのではないかという生物学者の話を聞いたことがあります。太古の歴史的事実がすべて消えてしまわないように、そのすべてを記憶するためクジラは存在するのです。人類が文献に残す以前のはるか過去からのできごとを、まるで巨大な図書館のように保管する役割だというのです。p47
書かれた時代の風景をそのまま切り取ったような、原寸大の話がいくつも続く。共感するところが多い。
<2>につづく