地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく
前よりつづく

「セカンドライフ7つの誤解」
2007/10 宝島社 新書 190p
No.855★★★★★
SL本なんて、もうどうでもいいや、かわり映えしないし、読み飽きたし・・・・。などと、昨日はとおりすぎたものの、今日はやっぱり手に取って読んでしまった。うん、なるほど、この本はなかなか面白いかも。SLのバブルや仕掛け人たちのことを冷静に見ていて、ある種の清涼剤のようなところがある。
第1章 ブームに隠された“誤解”
第2章 完成品であるという“誤解”
第3章 早期参入だけが企業のメリットという“誤解”
第4章 換金=商売という“誤解”
第5章 セカンドライフがつまらないという“誤解”
第6章 インターネットと法律の“誤解”
第7章 「セカンドライフが流行る」という“誤解”
一種の作られた、早すぎたブームで、もみくちゃにされているSLだが、もうすこし落ち着いた3Dバーチャル世界がやってくるまでの、露払いという感じがなきにしもあらず。周囲のばか騒ぎをよそに、SL本体が、じっくり構えているように見えるところが、ほっとするところではある。

「仮想世界で暮らす法」<1>「Web 2.0」社会でどう生きるか 内山幸樹 2007/10 講談社 新書 166p
No.856★★★★☆
この10数年、親しくしている自営業の友人がいる。彼は近くに住んでいて、私より数歳若いが、その分、パソコンやインターネット、デジカメやIT機器などに詳しく、いつも新鮮な話題を提供してくれる。その彼に、久しぶりに会ったので、セカンドライフについてどう思うか聞いてみた。その話題について彼は当然知ってはいたが、今はボーリングに凝っているので、SLはやっていないという。彼は、苦笑いしながらつぶやいた。「あと10歳若かったらなぁ・・」
うん、たしかにそうだ。せめて30代の若さがあったら、きっとSLにもついていけたかも。私より若い彼にして、あと「10歳の若さ」がほしい、という。この言葉を聴いて、私なりに納得した。SLはまずともかくとして、モバゲーなどは、もう、この年令になると、イメージしてみるだけ、なんだか疲れがでてくる。やっぱ、なんとかの冷や水だな。
第1章 あなたの知らない仮想空間へようこそ
第2章 仮想世界で出会う法
第3章 仮想世界で稼ぐ法
第4章 仮想と現実は融合する
第5章 仮想世界は発展する
第6章 仮想世界で進化する
こちらの本は、「週刊現代」に連載された記事の単行本化ということだが、どこかに週刊誌の乗りと軽さがあるのは確か。そのように理解してよめば、それほど気にはならないが、なにか物足らないものが残るのは確か。ただ、このような話題がどんどんでてきて、さまざまな角度からさまざまなことを言い出したことは、なかなか関心のあるところ。いままでより、より親近感をもって仮想社会を考えることができるようになった。
<2>につづく
後ろへつづく