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2008.04.04
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カテゴリ:OSHOmmp/gnu/agarta0.0.2

<2>よりつづく

「道元 その探求と悟りの足跡」 <3>

 

 

 道元で検索すると、おびただしい量の資料がヒットする。それだけ日本人に愛されている歴史的な宗教人ということであろうし、また、日本の文化にしっかり根ざして染込んだ存在の大きなひとりであるということなのだろう。ゴータマ・ブッダの時代と違い、道元本人の残した墨蹟も多く、より親しみを感じることもあるのだろう。

 しかし、今回、OshoのDogenを読んでみて、さてそれでは、道元リンクで、図書館漁りをしようか、と、なぜか私は思わない。OshoはOshoでしっかりとDogenを語っているのに、そこから私の中の道元につながってこない。あるいは、つなげるものか、と踏ん張っている自分がいる。

 道元はあまりに日本人的センスで語られるすぎるのではないか。しかも、それは、ちょっとお行儀が良すぎる。モラリスト、道徳家、規を超えないというか、爆発的な破壊力がいまいち少なくないか・・? そんな感じがしてくるのだ。

 道元は、小さいときに、父親も母親も亡くした。それが縁で仏寺に預けられ、禅をまなび日本に禅を花咲かせる偉業を遂げた。しかし、それがどこか、親を亡くした子供の悲しさ、深刻さを感じさせないでもない。それが真摯な率直な法風を生み出し、それがゆえに、日本人の心をヒットしていることもよくわかる。私もまた8才で父親を亡くしたが、それがまた一つの仏縁となった。それがどこかで、私のなかの深刻さを生み出す原因になっているかも知れない。

 OshoのDogenは、深刻さを笑い飛ばす。ジベリッシュで、シモネタ・ジョークで、ぐちゃぐちゃにしてくれる。ドラムで打つ。そして、沈黙へのいざない。

 道元というタイトルで、あまりOshoを知らない日本社会へ、Oshoを紹介したことは、この本の大きな功績であるだろう。紀野一義氏に序文を書いてもらい、しかも、かなりな長文な序文を書いてもらったなどというのは、この本が出版された当時としては快挙に近い。

 しかし、今回読み直してみて、あらたなるOshoのDogenがここに坐っていることを発見した。Oshoは道元を語りながら、Dogenを再構成し、そして、さらには、道元もDogenもすでにいない世界へと、私たちを誘い込んでいる。









Last updated  2017.08.06 21:11:14
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