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カテゴリ:スピリット・オブ・エクスタシー
「ロールス・ロイス」 技術者のヘンリー・ロイス、投資家のチャールズ・ロールス、そして経営者のクロード・ジョンソン、そして多くのスタッフの総合力で作り上げられた「ロールス・ロイス」という最高のブランド。理想主義が商売になるという証明をなし遂げたRRは、決して盤石ではない。この本の原書は1966年に出されているが、書き始められたのは1938年のことだったという。だから、すでに100年も前にスタートしたこのブランドの成り立ちが細かに記録されている。 以前に読んだ「ロールス・ロイス&ベントレー」のようにきらびやかな写真は一枚も入っていないが、ストーリーははるかにこちらが詳しい。そして車や技術的なことばかりではなく、それぞれの人間的な側面も書かれている。ヘンリー・ロイスの晩年のエピソードが面白い。 彼は、機械に取り組む際の科学的論理的処理法を、彼自身の私生活にも応用した。彼の趣味は庭いじりと農業であった。ナッツフォードとウェスト・ウィタリングとル・カナデルの彼の庭園は、清楚と規律正しさの規範であった。彼がウェスト・ウィタリングに、さらに数エーカーの土地を買って農業を始める意図を明らかにしたとき、その地方の農夫たち(ロイスは彼らの間で非常に人気があった)は、「ロイスさんがいくら自動車づくりの名人だからといって、農業についてもなんでも知っているという訳でもあるまい」といった冗談をいってはおもしろがっていた。p188 努力の結果、彼は、異なった種類の土壌の化学的組織と肥料に関していっぱしの権威になり、彼の穀物と家畜は最高の質を誇っていた。そこで、何マイルも離れたところから多くの百姓たちがそれらを見にやって来るほどであった。ロイスは、自分が農業をやっているということを人に誇示しようとはしなかった。「私は耕作者である」と彼はいつもいっていた。p189 そのヘンリー・ロイスも1933年に病でこの世を去った。そして、考えてみると、私の所有している1934年製のロールス・ロイス、ファントム2(プラモデルだが)が作られた時代というものが、この本の中にイキイキと書かれていることを知って、なお、この車の存在が以前より重みを増して感じられるようになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.30 21:55:16
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