|
全て
| 目次
| 2nd ライフ
| ネットワーク社会と未来
| マルチチュード
| アガルタ
| シンギュラリタリアン
| 地球人スピリット
| マーケットプレイス
| ブログ・ジャーナリズム
| OSHOmmp/gnu/agarta0.0.2
| mandala-integral
| レムリア
| スピノザ
| ブッダ達の心理学1.0
| シンギュラリティ
| agarta-david
| アンソロポロジー
| バック・ヤード
| チェロキー
| 環境心理学
| osho@spiritual.earth
| スピリット・オブ・エクスタシー
| 22番目のカテゴリー
テーマ:車に関するお話(10399)
カテゴリ:スピリット・オブ・エクスタシー
「力道山のロールスロイス」<1>くるま職人想い出の記 Oshoの門弟である私ではあるが、別に常にOshoのロールスロイスに関心を持ちつづけてきたわけではない。たまたま某SNSで話題になったので、ついお付き合いのつもりで書き込みを始めたら、なんだか止まらなくなってしまった。 最初はOshoのロールスロイスを追いかけていたのだが、やがて、ロールスロイスが独立した検索キーワードになった。そして、「力道山のロールスロイス」という本があることを発見した。そして、なんとかその本を見つけ出したのだが、その本が私の手元に到着する前に、「ロールスロイス」をそっちのけで、私はいつのまにか、新しいマイブーム「力道山」に取り込まれてしまったのだった。 ようやく到着したこの本で当ブログのテーマを「力道山」から「ロールスロイス」へ軌道修正し、「ロールスロイス」から「Osho」へ原題復帰したいと目論んでいるのだが、さてうまくいくだろうか(笑)。 著者は1932年生まれのくるま塗装職人。この本を書いた1982年の段階で、すでに35年間、その仕事ひとすじに生きてきた。著者の務めた修理工場は、明治時代より人力車にウルシを塗る会社だった。そこから発展して板金塗装工場になったのである。 著者が最初にロールスロイスの塗装を手掛けたのは20才前の時。それだけ会社において信頼されるほどの腕を持っていたということなのだろう。そしてそれから10年ほどして、二台目のロールスロイスの塗装を依頼されることになる。それが力道山のロールスロイスだった。 ついに力道山が王者の車に乗る日がやってきた。 「チャンピオンになったからには乗ろうと思っていた車」と語り、「世界一高価な車だから世界一、造りもいいだろう。俺はそう信じたからこいつを買った。もっとでかいのもあったが自分で転がすのにはこのシルバークラウドが手頃だ。ロールスらしからぬ走り方をしてみるつもりだし、道の悪い所へでも山の中へでも、泥の中へでも毎日連れてゆくさ。そしてどこもこわれなければ、この車は今まで俺が買った車の中でいちばん安い車になる」と上機嫌で語った。p96 たしかにオープンのスポーツカーに乗っている力道山を見ても砂利道を走っているようだ。スピードもオフロードも、なんでもやりたかったのだろう。 「まだ300キロしか走っていなんだ。オッカァを真ッ先に乗せてやりたいんだ。だからさっき、動かさないでくれといったのだ。キレイに仕上げてくれよ」p97 ここで言われているオッカァとは、1963年に結婚したばかりの22才の田中敬子さんのこと。彼女もその著書で力道山が「結婚の記念として、ロールスロイスも購入していた」p119と証言している。 日本ではまだ自家用車を持つ家庭など、ほんの一握りの時代であった。モータリゼーションが爆発する前の時代のことである。 力道山が死んだ、と知らされたとき、あんなに完成を楽しみにしていたロールスはまだ仕上がっていなかった。知らせを聞いた社長が、「徹夜で仕上げて納めようよ」と言い、皆で徹夜して仕上げて納めた。
合掌
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.17 09:59:32
コメント(0) | コメントを書く
[スピリット・オブ・エクスタシー] カテゴリの最新記事
|
|