地球人スピリット・ジャーナル1.0

2008/08/11(月)12:18

ケータイ小説は文学か

agarta-david(108)

「ケータイ小説は文学か」 石原千秋2008/06 筑摩書房 新書 127p Vol.2 No.0215  ★★★☆☆ 著者も必ずしも「ケータイ小説」の権威ではない。たまたまケータイ小説について語った鼎談に新聞紙上で触れたところ、外国メディアから、ケータイ小説にくわしい大学教授というイメージで見られたらしく、取材が相次いだという。そこで、あらためて書店に行って、いわゆる「ケータイ小説」を買いあさったというから、ちょっと微笑ましい。 「ケータイ小説は文学か」。ケータイも小説も文学も、遠回りしてしまいたい。私にとっては三重苦だ(笑)。でも、この本、新書本の「文学」に関する本にも関わらず、横組みなのが、ちょっと新鮮。何気なく手にとって目を通してみたくなった。  この本、後半になると、ホモソーシャルやら匂いやら、乳房やらと、なんだかポルノそのものという文脈が流れてきて、飛ばし読み。最初からそういうものを読みたいときは、また、別な角度でアプローチしたい。ケータイ小説、って、こんなことばっかり書いてあるのかなぁ・・・。ますます縁遠い。 あとがきによれば、著者はケータイを持たない「主義」だという。ああ、ますますわからん。

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